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普段は控えめ。でも、ここぞで輝く人が持つギャップの魅力!
日本人が見落としがちな“決定的な瞬間”の演出
おはようございます!
素敵な三連休の締めを飾る日、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私はこうして『PCにらめっこ』が続く生活をしています。笑
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そんな『PCにらめっこ』の合間には、お笑い番組を多少観るものの、最近では滅多に観ることがなくなったテレビ…。
でも、時々、ふと思い出すのです。あのシーンを…。
ゔをぉぉぉぉん。
『この紋所が目に入らぬか!!!』
テーーー♪テレレ~~~♪
に続くあの言葉。
『こちらにおあそう方をどなたと心得る!』が。笑
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水戸黄門の印籠を出すシーンです。普段は目立たない水戸黄門が、いざというときに出す印籠で、悪党を一瞬で屈服させる。その瞬間に、正義が一気に勝つ感覚、ギャップの凄さ、そしてその強さに魅了されます。
特に、「普段は控えめなのに、決定的な場面で圧倒する」そのシーンに、私は強い魅力を感じています。
実は、私は幼少の頃、祖母と一緒に毎週のようにこの水戸黄門を見ていました。その影響もあり、「普段は控えめ、でもここぞというときに実力を発揮する」ことに強い憧れを持つようになりました。
しかし、日本人は控えめでいることを美徳とする文化が根付いており、こうした演出に出会う機会は、少ないように感じます。でも、ビジネスの世界では、ここぞという場面で力を発揮し、相手に強い印象を残すことがとても重要と思っています。
そこで今回は、その魅力の検証と、こんな演出法は大切なんじゃないかな、と私が思っていることをツラツラ記していきます。
<🎥お若い方も馴染みやすいよう最近のシーンで確認してみてください>
さて、ここから、各バージョンごとにお伝えしていきます。
普段は控えめ、ここぞで実力発揮ver.
普段は目立たず、黙々と仕事をこなす。でも、いざというときにはその実力を存分に発揮する。まるで、普段は一般人で接しているのに、最後の決定的な場面で、その実力が爆発するような演出です。会議でみんなが迷っているときに、サッと方向性を示したり、普段はあまり語らないけれど、自分が過去にやってきた成果をもとに答えを出す。このようなギャップが、相手に強い印象を残します。
しかし、いざここぞ!と自分から前に出るタイミングが難しい。普段の自分を大切にしすぎて、決定的な瞬間に自分を表現することにためらいを感じてしまうことがあります。いけ!ここだ!と判ってても、大鉈を振るう実践は難しいものがあります。
「実はすごい」ことを象徴するアイテムを活かすver.
印籠のように、手元にあるアイテムや実績がその人のすごさを象徴することがありますね。例えば、過去の成果や特別な資格などを見せることで、「実はすごい人だった」という印象を作ることができます。名刺やSNSのプロフィールもその一つ。普段は控えめでも、相手が「あれ、この人すごい人だったんだ」と後から気づくような演出です。
最近はシンプルな名刺が好まれているようで、役職まで省略する後輩たちがいます。私は、ちゃんと役職を記載するようにお伝えしていますが、これはお客様への配慮も含まれています。ペーペーよりちゃんとした人なんだと、安心してもらうためです。
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権威ある人から認められるver.
「自分はすごい」と言わずとも、他の人からそのすごさを認めてもらうことも大切です。自分が努力してきた結果、他の権威ある人に認められることで、「実はこの人、すごいんだ」と周囲に伝わります。感謝状をもらったり、業界の有名な人から紹介されたりすることで、信頼や権威が強調され、結果的に「すごい人」として認識されやすくなります。
ここでの難しさは、他者に認められるタイミングを待ってしまうこと。自分からの積極的な発信がとても大事だと感じています。私もうちのトップから「まっきち(本名ではない)は評判良くて凄いよ」とみんなの前で言われると「やったぁ」と簡単に思っちゃいます^^
クライマックス演出で驚きを与えるver.
最も効果的な演出方法は、「クライマックスで一気に明かす」という方法です。普段は普通の人に見えるかもしれませんが、最後に「実はこれだけの実績があるんです」と伝えた瞬間に、周囲が驚き、尊敬の眼差しを向ける。水戸黄門が印籠を出す瞬間のように、一気にその人の価値やすごさが浮き彫りになる瞬間です。
この演出も、なかなか実践できないんですよねぇ。クライマックスどころか、逆に最初から自分の実力を見せつけてしまうことがあったりと。「実はすごい」と思わせる瞬間が作れない(笑)もっとタイミングを見極め、ジッと待ち、驚きを与える瞬間を大切にしたいと思っています。
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このように、理想はあれど、実際にはまだまだな自分です。それでも、「普段は控えめに、ここぞというときに実力を発揮する」は、あこがれますね。
人が何に魅力を感じるってそれは「ギャップ」です。普段から輝くのも大切ですが、ここぞで輝く人。これを目指したいと思った三連休最終日でした。
皆様も素敵な一日をお過ごしください。
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