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エモーショナル・インテリジェンス(EQ)について
おはようございます。今回は、このクリエイティブ、創造の時代において、リーダーに求められる必須能力と言える『エモーショナル・インテリジェンス(EQ:感情知能)』についてまとめましたので、よければご覧ください。
1 なぜ今、EQが求められるのか?
現代のビジネス環境は、かつてないスピードで変化しています。AIや自動化が進化し、単純作業は機械に取って代わられる一方で、人間でしかできない能力、特に感情を理解し適切に対応する能力がますます重要になっています。
リーダーシップのあり方もまた、変革期を迎えています。ルーティンワーク主体の時代に適用された従来のトップダウン型リーダーシップは、多様化する価値観を持つ現代のマネジメントとしてそぐわなくなってきています。以前にもご紹介しましたが、人を動かすには、モチベーション2.0から3.0を意識する時代に突入しています。
よって、これからのリーダーは、部下の個性や感情に寄り添い、彼らのモチベーションを最大限に引き出す「EQ(エモーショナル・インテリジェンス)」の高いリーダーでなければなりません。
EQの高いリーダーは、チームのエンゲージメントを高め、生産的な職場環境を作り出すことができます。Google社における「プロジェクト・オキシジェン」(以下リンク参照)の調査によると、成功しているリーダーほどEQが高いことが明らかになっています。
これからの時代、EQを鍛えることは、個人のキャリアと組織の成功に不可欠です。ここでは、EQの基本概念から、リーダーシップにおけるEQの重要性、そして具体的なトレーニング方法までを網羅的にご案内したいと思います。
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2 EQ(エモーショナル・インテリジェンス)とは?
🔶EQの定義と基本構成
そもそもEQとは、自分や他者の感情を理解し、適切に管理する能力のことで、今後は、この能力を高めることがビジネスシーンにおいても必須になってくるとされています。
心理学者ダニエル・ゴールマンによるとEQは、以下の5つの要素で構成されると提唱しています。
自己認識: 自分の感情、強み、弱みを正確に認識する能力
自己調整: 自分の感情をコントロールし、衝動的な行動を抑制する能力
モチベーション: 目標達成に向けて、情熱と意欲を維持する能力
共感: 他者の感情を理解し、共感する能力
ソーシャルスキル: 他者と良好な関係を築き、維持する能力
これらの要素がバランスよく発達していることで、リーダーとしての影響力が高まり、チームの信頼を得やすくなります。また、これらを深めることで個人としても、より効果的なコミュニケーションスキルを発揮することが可能になります。
🔶EQとIQの違い
IQ(知能指数)とEQ(感情知能)は異なる役割を持ちます。どちらも重要ですが、リーダーシップにおいてはEQが大きな影響を与えると言われています。IQは論理的思考や問題解決能力に関わりますが、一方、EQは対人関係や感情のコントロールに関与し、職場での成功に大きく影響を及ぼします。
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例えば、優れたIQを持つエンジニアリーダーが、素晴らしいプログラムを開発できたとしても、EQが低く、マネジメントとして適切なコミュニケーションを取れなければ、チームの士気が下がり、成果が出にくくなります。
成功するリーダーとなるには、IQだけでなくEQも高める必要があります。では、どうやってEQを向上させることができるのか、具体的な方法について説明します。
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3 EQの高め方について
🔶EQがリーダーシップに不可欠な理由
繰り返しますが、今後、リーダーとして成功するためには、EQの高さが不可欠な時代になります。EQの高いリーダーは、次のように、チームを効果的に導き、組織のパフォーマンスを最大化することが可能になります。
部下の感情を理解し、適切に対応できる: EQの高いリーダーは、部下の心理状態を把握し、それに応じたコミュニケーションをとることができます。
冷静な判断ができる: 自己管理能力が高いため、感情に流されず的確な意思決定を下すことができます。
良好な人間関係を築くことができる: 共感力を持ち、部下の立場に立った考え方ができるため、チーム全体の士気を高めることができます。
<EQが低いリーダーの具体例>
部下の意見を聞かずに、自分の意見ばかり主張する。
感情的に怒りやすく、部下を萎縮させる。
プレッシャーに弱く、すぐに感情的になる。
部下の気持ちに気づかず、的外れなアドバイスをする。
チームワークを重視せず、個人の成果ばかり求める。
このようなリーダーは、部下からの信頼を得ることができず、チーム全体のパフォーマンスを低下させてしまいます。EQを高めることで、リーダーとしての影響力を強化し、より良いチーム運営が可能になるのです。
🔶EQを高める具体的な方法
EQについては、トレーニングによって向上させることが可能とされ、特に自己認識と共感力を鍛えることが重要であるとされています。
EQを向上させるためには、日々の習慣の中に自己認識を深めるトレーニングや、共感力を育む実践を取り入れることが効果的です。
ジャーナリング:1日の終わりに、自分の感情を振り返り、どのような状況でどのように反応したかを書き出す。
アクティブリスニング:相手の話を遮らず、最後まで聞く習慣を持つ。「質問後は7秒待て」とよく言われますよね。
マインドフルネス瞑想:感情を客観的に捉え、衝動的な反応を減らす。
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これらの実践を継続そして内省することで、EQを高め、より良いリーダーになることができるようになります。また、EQが高い人の振る舞いや思考パターンを真似するモデリングを行うことも効果的です。
4 まとめ
EQは、これからのリーダーにとって必須のスキルです。EQを高めることで、部下との信頼関係を築き、チーム全体のパフォーマンスを向上させることができます。また、前述のとおり、EQは、トレーニングによって伸ばすことができます。自己認識を深め、感情をコントロールし、共感力を高めることで、あなたは真のリーダーへと成長することができます。
私のnoteでは、今回のように、リーダーにとって必要な最新情報もお届けしていますので、是非、一緒に確認しながら頑張って行きましょうね!
では、素敵な週末をお過ごしください。
応援しています。綺麗な朝日につつまれながら。
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