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GHOSTGLIDES:英国発のプロ基準ソール

自分のデバイスについて特に説明することが無くなったので、今回はLIT時代から取り扱っているメーカーさんについて書いてみました。
もし好評だったらシリーズ化するかもです。



GHOSTGLIDESって何?

GHOSTGLIDESはイギリスに拠点を置くマウスパッド・マウスソールメーカーです。
主にヨーロッパのCSシーンをメインターゲットとして製品開発を行っており、他メーカーとは異なる目線を持ったソールの開発が得意です。

GHOSTGLIDESのトップは某EUプロチームの元スタッフだった方で、「プロ基準のマウスソールを作る」という目標を掲げて、2019年にGHOSTGLIDESを設立しました。
製品はすべて英国国内で製造し、トレンドを追いかけることなく自社製品一本で勝負するという独自のスタイルを持っています。


製品について

GHOSTGLIDES製ソールは一言で言うと「ハイコスト&ハイパフォーマンス」なソールです。
価格帯が比較的高めではありますが、耐摩耗性・滑走性能が優れており、丁寧なエッジ処理も施されています。
パッケージデザインも考えられていて、他社製品と比べても遜色ないクオリティとなっています。

パケを開けたところ。目力強め。

現在主流の製品は

  • EDGERUNNER

  • CYCLONE

  • VORTEX

の三種類のソールです。

汎用ソールはLogicool GPRO X Superlightでも使用できるよう、直径は6mmに設定されていて、他社製品や同じHID-Labs取り扱いのESPTIGER Arcソールと比べて小さいサイズになっています。


EDGERUNNER

製品イメージ。引用元:公式サイト

GHOSTGLIDES製品の中で一番スタンダードなソールです。
素材はPTFEで布・ハードどちらでもマウスパッドの素材を選ばず使用できます。

実際の製品画像。引用元:公式X

独自のエッジ処理が施されているため、中間層が柔らかいマウスパッドでも問題なく快適に使うことができます。
使うソールの数で滑走感をスピード~バランス寄りに調整できるので、実際に使用していた時は自分に合う滑りを探すのが楽しかったです。

パッドとの相性に依存しますが、他社のPTFE製ソールと比べて少し速い傾向があります。
パソコンSHOP arkのスタッフの方に聞いたところ、すぐ在庫がなくなるほどGHOSTGLIDESの中で一番人気だそうです。

EDGERUNNERのみ各種専用ソールがあります。対応しているモデルに合わせて貼るのもおすすめです。
※例:G PRO X Superlight用


CYCLONE

製品イメージ。引用元:公式サイト

ハード系マウスパッドでの使用を想定された、耐摩耗性に優れた充填剤入PTFE製のソールです。もちろん布製パッドでも使用できます。

実際の製品画像。引用元:公式X

ガラスパッドと組み合わせて使うと、滑走音がとても静かでPTFE製ソールと比べて滑らかかつコントローラブルな滑りになります。
摩耗による劣化もあると思いますが、私がCerapad KINと一緒にCYCLONEを使用したところ、最大で1ヶ月は滑りが持続しました。(※個人の感想です。)


VORTEX

製品イメージ。引用元:公式サイト

布製パッド特化のUHMW(超高分子量ポリエチレン)製ソールです。
ザラザラとした表面で滑走を少しコントロール寄りに変化させる性能が特徴です。
ガラスなどのハード系パッドでも使用はできますが、個人的には布製パッドと併用することをおすすめします。

実際の製品画像。引用元:公式サイト

GHOSTGLIDES製ソールの中で個人的に最も好きな製品であり、布製パッドを使っている方にぜひおすすめしたいソールでもあります。(※おすすめの使い方に関しては後述
マウスの滑りがやや速いと感じる場合に使用することで、丁度良い滑りに調整することができるので落ち着いてヘッドショットが狙うことが求められるVALORANTで重宝しています。

※参考:UHMW(超高分子量ポリエチレン)について

UHMW(超高分子量ポリエチレン)はオレフィン系プラスチックで極めて高い分子量を持つポリエチレンの一種で、エチレンを主成分とし、高度の重合技術技術により製造された、極めて分子量の高い特殊な熱可塑性樹脂です。

非常に伸縮性があり、表面の仕上げが最も難しい素材です。耐磨耗性に優れており、低温でもその特性を保持します。
耐薬品性に優れ、吸水が低く、軽量で、燃やしても有毒ガスが発生しにくい樹脂です。

https://kashima-kagaku.com/material/uhmw/


SIXTYSIX(new!)

また、新型ソールとして「SIXTYSIX」という製品があります。
素材にナイロン66を採用したソールで従来のPTFEより耐久性があり、滑りがやや重い仕様となっています。

SIXTYSIXのイメージ画像。引用元:公式サイト

ラインナップは汎用ソール(1パック40粒入り)のみで、直径8mmと他汎用ソール製品と比べて大きいサイズとなっています。
現在開発中で、年内にはサンプルが送られると思います。
かなり楽しみです。


使用しているプロ選手

GHOSTGLIDESは使用しているプロ選手にComplexity Gaming所属のEliGE選手(CS2)を挙げています。
元々EDGERUNNERはCSシーンの選手の声を反映して作られた背景があるので、もしかしたら名前が挙がっていないだけで他にも使用している選手がいるかもしれません。

「(EliGEは)EDGERUNNER使ってるよ!」とリプライ。


おすすめの使い方

・EDGERUNNER + ESPTIGER EBA

NP-01S(私物)に8点貼り。滑りと止めが良い塩梅になって楽しい。

初めてGHOSTGLIDESを使う方におすすめ。
8点貼りで初動早い&軽く止まるという「ちょうどええハイブリッド感」を楽しむことができます。よりスピード感が欲しい場合はソールの数を減らして4点貼りするとgood。

・CYCLONE + TJX Cerapad KIN

X2H FR2(私物)に8点貼り。ガラス系における最適解かも?

「TJX PlastiXソールだとちょっと重いかも…」、「ガラスパッド使いたいけど滑りすぎて難しい…」という方におすすめ。Cerapadだけでなく他ガラスパッドでもOK。
滑走音が静かな上にVALORANTでも扱えちゃう滑りとコントロールを手に入れることができます。
ちなみに、私は一時期この組み合わせでジャンルを問わず何でも遊んでました。

・VORTEX + LGG Saturn Pro

LA-1 WH(私物)に6点貼り。コントロールマシマシ。エンドゲーム。

超おすすめ。言語化不要。程良いコントロールな滑りがほしいならこれ。
この気持ちよさは言葉で表すよりも使ってみた方が分かると思います。
絶妙なコントロールを求めている方にぜひ体感してほしいです。


おわりに

今回はプロ基準のマウスソールを開発している、GHOSTGLIDESというメーカーについて紹介しました。
現在、GHOSTGLIDES製品はark/PCワンズ/HID-Labs Online Shopにて販売中です。

「マウスソールをいくつか試したけど、どれもしっくりこない…」、「マウスの滑りに一貫性が欲しい…」という方におすすめです。
GHOSTGLIDESソールに関する質問であれば、XのDM等からお答えするので気軽にメッセージを送ってください。
(※余裕のある時に返答するので、返信に時間がかかる場合もあります。)


おまけ

GHOSTGLIDESはソール・マウスパッドだけでなくアームスリーブやキャップも作ってます。
ちょっと欲しい。



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