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京都を歩こう 4 大覚寺と祇王寺
もうだいぶ前の秋ですね。
子供たちがある程度大きくなりはじめてから少しずつ京都の寺社巡りを再開しました。特に御朱印帳とかはないのですが、京都の有名な寺はある程度まわっておきたいな〜という、漠然とした願望があります。主な目的は伽藍や庭ですね〜。京都の寺の庭は格別だなと思っています。日本三大庭園は制覇しましたが、私の中では正直広いだけでそこまでという感じです。まぁ、ジャンル違いというだけなんでしょうけど。
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とりあえず、この日は洛西でまだ行ってなかった寺、
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弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。 正式には旧嵯峨御所大本山大覚寺と称し、嵯峨御所とも呼ばれる。 平安初期、嵯峨天皇が檀林皇后とのご成婚の新室である離宮を建立されたが、これが大覚寺の前身・離宮嵯峨院である。 嵯峨院が大覚寺となったのは、皇孫である恒寂入道親王を開山として開創した貞観18年(876)である。
弘法大師空海のすすめにより嵯峨天皇が浄書された般若心経が勅封(60年に1度の開封)として奉安され、般若心経写経の根本道場として知られる。 明治時代初頭まで、代々天皇もしくは皇統の方が門跡(住職)を務めた格式高い門跡寺院である。いけばな発祥の花の寺でもあり、「いけばな嵯峨御流」の総司所(家元)でもある。時代劇・各種ドラマのロケ地としても有名である。
ずっと来たかったんですよ〜、
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時代劇好きなのに、大徳寺のこの場所見たことないなんて、ちょっと恥ずかしくて、まぁ、誰も気にしないと思いますが笑
入ってすぐにあったのは
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ここ大覚寺は後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物が立派なんですよね〜
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某刀集めゲームで有名になった太刀、“膝丸”ですね。こちらの大覚寺所蔵です。背後には菊が並んでます。秋は紅葉もきれいですが、この寺はあちこちに菊が飾られてありました。
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寺から出て大沢池を一周します。
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大沢池は唐の洞庭湖を模して嵯峨天皇が築造したものといわれ、平安時代前期の名残をとどめる日本最古の人工の庭池とされてるそうです。
この池の周りが夜になればライトアップされるらしいので夕方にまた来てみることにしました。
夕方まで時間があったので、近くにあった祇王寺に寄りました。
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祇王寺は竹林と青もみじに囲まれたつつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られております。
悲恋の尼寺として知られているそうですが、ひっそりとした静かで雰囲気のいい寺で、とても気に入っています♪
ちょうどこの時期、平家物語にハマっていた時期だったかもしれません。大河ドラマの『平清盛』や人形劇『平家物語』を一気見していた時期がありました。どちらも女性たちの鮮やかで儚げな様子が印象的でしたね。
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大覚寺のような規模の大きな寺もいいですが、このようなひっそりとした小さな寺もまたいいですね。
しばらくして暗くなってきたので、
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大覚寺のライトアップに行きました。あまりいい写真は撮れなかったですが、夕方の暗がりから夜がふけるまで、静か寺社を歩けてよかったです(´∀`)
つづく