主婦の沖縄ひとり旅 7
沖縄5日目、たまたま関西の友達が沖縄に用事があり、レンタカーで那覇から北に位置する今帰仁村(なきじんそん)まで行くというので、乗せてもらうことに(゚∀゚)!!
ありがたい٩( ᐛ )و!!
ただこの前日、沖縄北部は豪雨だったらしく、母が心配して電話をかけてきました(^◇^;)
これで私の沖縄の旅は一度北まで行き、そこから南下し、那覇まで戻ってくるルートとなる感じになりました(´∀`)
どちらにせよ、那覇には戻って来ないといけないし、このルートは比較的満遍なく沖縄本島をまわりやすいコースにはなりそうです(°▽°)♪
友達の好意に甘え、一路今帰仁村へ(゚∀゚)!
友達は着いてすぐ用事があるようなので、私を
さ〜て、琉球三山時代の北山国の拠点だったと言われる今帰仁グスクへ〜٩( ᐛ )و
ちょっとここで覚えてない人もいると思いますが、
沖縄は15世紀に琉球王国となる以前は3つの勢力があり、
この今帰仁グスクはそのなかでも北山国の拠点だったそうです(*'▽'*)
な、何やら鳥のような声があちこちに鳴り響いていました。調べるとどうやら秋の初めに鳴く蝉が沖縄にはいるらしいです。那覇のほうにはいないようなのではじめて聴く鳴き声にびっくりでした( ゚д゚)
虫が苦手な人、お読みになっていたら申し訳ない(^◇^;)
南国の木々が生えるグスクの石畳の道を歩いていくと、
沖縄の海って珊瑚で浅瀬になっている部分が淡い水色で、その奥が濃い青で本当にコントラストが美しい(゚∀゚)!!
またグスクの手前に移動すると、
個人的な趣味だとは思うんですが、日本の城にはないこの曲線に私はなぜか惹かれます(*´ω`*)❤︎
ある程度1人でふらふらしてから、ガイドさんに来てもらいって説明を受けると、この城壁の曲線は吹きつける台風の風をうまく逃すため、あと敵が攻めて来たときに城壁の曲線の窪んだ部分に敵が集まりやすく、そこを守る側が攻撃すると敵を撃退しやすいためなどの理由があると話されていました。
また他の場所に移動すると、
そして曲線の城壁は龍の身体を表しているとおっしゃられていました。
中国大陸と交易があった北山国は大陸の思想の影響を強く受けていたのではないかといわれているらしいです\(´∀`)
またグスクの奥にある御嶽の側にある岩に案内され、「この岩の割れ目は護佐丸(ごさまる)が今帰仁(なきじん)グスクに攻めてきたときに攀安知(はんあんち)がもうダメだと思った部下に千代金丸(ちよがねまる)で斬られそうになったときのものです。」とガイドさんにいわれました。
ここからグスク巡りをするにあたり、この護佐丸(ごさまる)は何度も出てくるんですが、どうやら琉球を統一したときに活躍した武将の和名らしいです。
で、攀安知(はんあんち)はこの北山国を治めていた按司(あじ、沖縄の首長みたいなものらしいです)だそうです。
それで、千代金丸(ちよがねまる)は〜
もう刀剣乱舞、だいぶ前にプレイに疲れてやらなくなってしまったのですが、なんか記憶にはうっすらありました笑
那覇市歴史博物館所蔵の琉球国王尚家に伝来した三振りの宝剣の一つだったと(うろ覚え)。もともとは北山国のものだったらしいですね( ̄∇ ̄)
ガイドさんが熱心に話してくださり、「この今帰仁グスクは沖縄の他のグスクとは違いこの地方にだけしかない石で造られたんですよ〜、この本部半島の一部にしかない古期石灰岩で、ここの他は伊平屋島(沖縄の離島)と埼玉の秩父にあります!」
あとは、離島と秩父らしい( ̄∇ ̄)
…、な、なんで秩父、離れてるし、なんか気になる( ゚д゚)
「ガイドはここで終わりです、あとはゆっくりなさってください〜(´∀`)」と言ってボランティアガイドさんは帰っていかれました。本当に勉強になりました。ありがとうございました(o^^o)
さて、ちょっとまたふたたび1人でふらふらします。
ベンチがあり、そこに腰をかけるとゆっくり海まで見渡せました(´∀`)
夕方近くなり亜熱帯の沖縄ですが、そよそよ涼しい風が吹いて心地よく、目の前には蝶が何匹も飛んでいました。目の前には草木の緑色とその奥に美しいコントラストの沖縄の海です。
「あ、…これを、人は、天国というんじゃないだろうか( ゚д゚)、」
そんな不思議な気持ちになりしばらくベンチで座っていました。
「私は沖縄に、この景色を見るために来たんだ。」そう思いました。
つづく