これまでと、これから
はじめに
前回の投稿では、自己紹介と緑のふるさと協力隊について、簡単にご紹介しました。今回は緑のふるさと協力隊に参加するまでのお話。
緑ふるさと協力隊の概要はこちら
理想と現実
遡ること5年。高校2年、明確な目標ができた。
学校の授業の一環で、劇団マグネットワールドさんによる「地雷探知犬ニーナ」を観劇した。カンボジアに埋められた地雷を、地雷探知犬のニーナが地雷除去の任務を遂行する様子を描いた劇。
「今」そして、これまでの人生、何の不自由なく生きてこられた。両親をはじめとする、私に関わってくれた「人」のおかげなのだが。もう一つ要因があると思っている。それは、日本という国に生まれたということである。余裕があり(他国と比較したときの絶対的貧困率)、安心・安全、清潔。
これらの日本のイメージは、ワタシの努力によって成り立っているだろうか?世界にはワタシよりも数倍努力している人、潜在的能力のある人がいるが、生まれた環境によっては一生実らないことも多々。これが現状。
国や特定の地域(集団の中で皆が共通して持っているモノがある)では、それぞれに「特性」がある。また、十人十色という言葉がある通り、「人」もまた、みんな違う。ただ、違う部分を「妬んだり」「変なもの扱い」をしたり、されたりすることがある。時に傷つけあうことも。。。
そんな世界は悲しい。
目の前にいる「あなた」を常に思いやれる世界であると同時に、本気で向き合える世界だったら。もっと素敵だろうなぁ
「困っている人や国の役に立てる人間になりたい」
さぁ、能力も知識もないワタシに何ができる?
「観たい」「知りたい」「触れたい」
「海を渡ってみるか!!」
下記の薄っぺらい考えを胸に、
海の向こうに足を延ばしてみることにした。
「特性」や「違い」を根の部分から「知る」。また、自分の体で「観て」「触れる」ことで、それ以前とは別の視点で対象を見ることができるし、伝える・発信することができる。(きっかけ)
純粋な好奇心
私の「観た」地球
初めての海外は、大学2年の夏休み。コロナ渦。
実は親、兄弟に秘密で、マレーシア、シンガポール、インドネシアに。
当たり前のことだが、見るもの・食べるもの全て新鮮。もっと色々な場所に、「人間」に出逢いたい。
それからはバイトのシフトを増やし、授業期間中にお金をため、長期休みに1カ月単位で、「未地」へ。といったサイクルの生活を。
ちなみに、これまで訪れた国は、
マレーシア、インドネシア、シンガポール、ギリシャ、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、北マケドニア、ブルガリア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、韓国、ベトナム
渡航については、Instagramのストーリーをご覧ください。
「幸せ」とは?
いつの間にか大学3年が終わり、大多数の人は就活をスタートしている。自分にとっての「幸せ」を考える中で「都会の一般企業に就職し生きるのは幸せか?」と問い直した。世界を回すために、生きるために、心に鞭を打って生きる。それが好きな人はそれでもいい。ワタシは心に鞭を打って生きたくない。人生という物語の1ページを台無しにしたくない。
育つ過程で緑に触れる機会が多く、その影響もあり現在も緑と共に仲良く生きてきた人生。例えば、大学に土地を借り、農作物を育て、無人販売所を運営。また花壇を作り、花や植物を植え、交流の場にしたり。
この生活を通じて、人間の本来の営みに近く、人間関係の「濃い」と思われる? 「農山村を軸にした生活の方が、私にとって生に有難みを感じ、穏やかな生活が実現できるのではないかと考えた。
あとは、純粋に未知の「地」と「人間」を知りたいから。
これから
長くなりましたが、現在に至るまでを簡単に振り返りました。恥ずかしながら、まだまだ脳のしわが少ないもので、無知で世間のことを知りません。農山村に対するイメージも、1年後は変化していることでしょう。温かく見守って頂けると嬉しいです。
また、ここまでお付き合い頂いた皆様はお分かりだとおもいますが、ワタクシとにかく衝動的な生き物。今後、でっけーー壁に幾度となく激突するだろう。そして予期せぬこともあるだろう。だけど、歩みを止めない。「未知」の世界を全力で楽しむ。その先にあるかもしれない幸せの形を求めて。
新年度を迎え、お忙しいこととは存じますが、
どうぞご自愛ください。(好きな言葉です)
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