この記事は、【日報】🎉SPAWN30周年おめでとう🎉、映画についてわかっていることまとめ【2017年まで】
の後半部分に該当します。
動き出すかと思われた2018年
2018年になってのインタビューで改めて、公式にジェイミー・フォックスがスポーン/アル・シモンズ役を演じることが報じられる。
ジェイミー・フォックスのキャスティングに関しては、2013年の時点で本人とキャスティングについて話し、製作が俳優のキャスティング段階になった時点で改めて正式に依頼した…ということらしい。同インタビューではブラムハウスが仲立ちをしたらしいことも書かれている。
それより気になるのはトッドが
『クワイエット・プレイス』を引き合いにして、オリジンストーリーを映画にすることに否定的な見解を示していることである。まぁ言ってる内容はわからんでもないのでともかくとして、
大事なのは、先述の通りトゥイッチを狂言回しにして、すでにヒーローとして活躍しているスポーンを刑事の目線から描く。という予測がより色濃くなってきたことである。
となると俄然気になるのは、主演、あるいはそれに準じた扱いとなりそうなトゥイッチ刑事のキャスティングである。
ジェイミー・フォックスのキャスティングが正式に明らかになってからしばらくトッドのインタビュー内で
ジェレミー・レナ―がトゥイッチ刑事を演じることが明かされた。
実際この半月くらい前からジェレミー・レナ―のキャスティングについてまことしやかにささやかれてはいたのだが、見事的中したこととなる。
ということで、映画『SPAWN』のおける主要人物2名は
スポーン/アル・シモンズ …ジェイミー・フォックス
トゥイッチ・ウィリアムズ …ジェレミー・レナー
で決定したようだった。
また、同インタビューではトッドがスポーンとトゥイッチ刑事について、アーサー王とランスロットについて例えていたりする(ろくでもねぇ例えだな)。
チームアップについても言及されているので、スポーンの活動を追うトゥイッチ刑事というよりは、お互いツンデレ風味のバットマン&ゴードンみたいな例えの方が正しいかもしれない。(原作だと最近でも深夜にいきなり捜査資料求めて訪れたスポーンに銃向けながら資料投げ渡すくらいの仲。)
インタビューではジェイミー・フォックスがかれこれ6年、スポーンを研究していたことを明かしてたりする。本当にありがとう。
ともかく、スポーンの有する善悪両方、清濁両方のキャラクター性についてトッドと話し合ったとのこと。いや本当にありがとう……。
キャスティングとは別の面でも進行があり、
『死霊のえじき』の特殊効果や、『プレデターズ』のデザインで知られるグレゴリー・ニコテロの参加が報じられた。
同氏はイメージコミック原作 (原作なんですよ一応、トッドがおもちゃも出しています) の『ウォーキング・デッド』にかなりの重要人物として参加しているので、たぶんそのツテとかもあったんじゃないかとなんとなく予想しておく。
ところがトッドとハリウッドとの創造性の違いから暗雲がちょっとずつ立ち込めて来る
というのもヒーロー映画としてのスポーンを期待してるハリウッドの配給会社と、あくまでスリラー・ホラー映画として作ろうとしてるトッドとで創造性の違いから解散みたいな話を、ニューヨークコミコンで言い出したのである。
しばらくたって、撮影開始が延期、2019年6月開始になると報じられ、どうにも製作に暗雲が立ち込め始める。
それはともかくとして、同時期、劇場では同じくトッドがデザインしていた『ヴェノム』が公開。
そのDVD/BD発売記念ということでトッドがReditにてファンミーティングを行った。
その中で、映画『SPAWN』の内容についていくつかの回答があった。
というか半分くらいスポーンに関しての質問で、2割くらいモータルコンバットだった。
という訳で特に大事だと思われるところだけ抜粋して抜き取ると
オリジンはやらない
バイオレーターは出ない
トゥイッチは出るがサムは出ない
以前にTwitterに公開していた脚本冒頭ではサムの会話シーンから始まっていたので、ここに至るまで相当数の脚本改訂が行われていたことが分かる。
あとモータルコンバット11にしばらくしたらスポーン出るよ!とのこと。
(このころモータルコンバットに関して、製作してるネザーレルムスタジオから「コラボでスポーン要望したプレイヤーは、ちゃんとスポーン誌読んでるんだよね?」とかいろんな意味でひっどい発言があったりしたが脇道にそれるので割愛。)
2019年に暗雲が立ち込める
何か怪しい雰囲気で終わった2018年だったが2019年には余計に暗雲が立ち込める
トッドは創造性の違いなどから配給会社、スポンサーが付かず、模索中なことを明言し、ジェイミー・フォックス、ジェレミー・レナー、グレゴリー・ニコテロがみんなアカデミー賞持ってるからごり押しで行けるべみたいなちょっと邪悪な本性を見え隠れさせながらインタビューに答えている。
特に資金面の問題について、自分が書いた脚本について責任があるとしている。トッドの自省と自己分析が正しいかは脚本を伺い知れない我々には判断できないが、とにかくトッドが脚本について新しいものを模索し始めた。というのはこのあたりであるらしいということが伺える。
2019年はほとんど続報がなかったのだが、裏で動いてることに対して、好意的な結果が得られないまま停滞していることの裏返しだったのかもしれない。
これはプロデューサーのジェイソン・ブラムも同様だったようで、映画『SPAWN』について製作は活発に動いており、大きな動きがあったが、明かせないとしている。
また、このころトッドが
と匂わせ全開な発言をしたことで、大きな魚を失った=ジェイミー・フォックス、あるいはジェレミー・レナーとの契約が破綻したのでは?とまことしやかに囁かれることになる。
しばらくの後にこれは脚本について、新たに大物脚本家(名称不明)へ出したオファーがうまくいかなかったことと明かされた。
この時期にCOVID-19の感染爆発が発生、新情報は2021年までお預けとなってしまう。
一応2020年、モータルコンバット11にスポーンがゲスト参戦。ゲストだしいいよねとマクファーレントイズのモータルコンバットラインでスポーンのアクションフィギュア出したらまた再ブームになり掛けたり、色々あったがいったん割愛する。
俄に再ブームな2021年
そんなこんなでおよそ一年ほど続報が無かったのだが、2021年5月、スポーンユニバースの発売を目前に控えたトッドが
と、あらためて映画スポーンの脚本に複数の脚本家が関与し、リライト作業中であることを示唆。
また、2017年を最後に全く情報が耐えていたドラマ『Sam and Twitch』についての続報がトッドの口から語られる。
という訳で
ドラマ『Sam and Twitch』はMcFarlane Films(トッドがもともと作ってた映像プロダクションみたいな奴)とwiip(『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』とか作ってたプロダクション)で製作されるが明らかにされた。
…………ケビン・スミスは!?
また、映画スポーンとの関係については
と、バットマンを例えに「キャラクターは同一だが地続きではない」と示した。
なお今回も配信、放送の日程やプラットフォームは明らかになっていない。
…………ケビン・スミスは!?
※ 調べてもこのあたりの情報が全然出てこなかったのでわからないが、ケビン・スミス製作のドラマ『Sam and Twitch』が予定された時期にトップだったSaraha batnett氏が2020年夏頃に退任しているので、本来ドラマはスポーン映画と合わせての公開などを目標にしていたが延期を繰り返すうちに予定が宙ぶらりんになり、Saraha batnett氏の退任と同時に企画ごとなかったことになった……のをトッドが自社で企画を買い取って再起動させたのではないか。と予想しておく。
時期を近くしてブラムハウスも制作について言及。
内容はおおむね本当に作ってるから安心しろくらいの内容で、新しい情報は特になかったので詳細は割愛。
また、このあたりで紙のコミックの方でSpawn’Universeが妙な売れ行きを見せ、続くKing Spawnも21年でトップタイの売り上げという謎の再ブームが発生。
多分要因はモーコンとモーコン並びで出したら好調でスポーンのフィギュアが復活した辺りの流れで知名度が増したりしたことだと思うが、あまり詳しくないので割愛。
個人的にSpawn’UniverseはThe 序章って感じでかなりワクワクしたしKing Spawnも#3くらいまで掛け値なしにワクワクできる面白さだった。とにかくいろんな種類のヘルスポーンが出て話が始まるぞ!って掌編集なのでフィギュアなどで興味の出た層にはドンピシャだったのかもしれない。
閑話休題。
8月、トッドが新しく脚本家について
ブライアン・タッカー(『ブロークンシティ』の脚本など)の参加を明らかにした。
あとこの後コミックの方で出たGunslinger Spawnもバカ売れして真面目に第二次スポーンブームとでもいうべき風潮が表れ始める。
個人的にGunslinger Spawnの話はかなり好きな部類、西武時代の短編が特に好きだった。個人的にガンスリンガーに関してはSpawn本誌でオリジンが明かされた時(#170とかだったのでもう10年以上前だと思う。) 例のブラックコスチュームを契約後のマモンに折りたたまれた状態でおもむろに渡される(留置所内)という何気ない描写がめちゃくちゃにツボってしまい、以降彼のファンになっている。ギャグもできるシリアスもできる西部のガンマンって男の子大体好きなデザインだもの……
さてそんなめっちゃ売れたGunslinger Spawnの関するインタビューにて、トッドは映画の方にも言及した
という訳で色々応えてはいるがここからわかるのは2点。
・脚本はまだ作業中
・オリジン部分を映画にするつもりは(以前と変わらず)無い
あと1997年の映画でバイオーレーターを演じたジョン・レグイザモが再演に意欲を示していた。
と、いうのもジョン・レグイザモとトッドが共同で原作をやったコミックが出版という運びになったからである。顔の広い男、トッド。
…………アレ、トッドはバイオレーター出す気はないとか言ってたような。
それと件のMcFarlane Filmsが
「TV部門」を設立し、上述のwiipとファーストルック契約を結んだことを明らかにした。
ローンチタイトルが『Thums』と『McFarland』なのが面白いが、別にトッド帝国とかではなくマクファーレントイズ版スモールソルジャーズみたいな内容とのことである(それでも十分面白い)。
ということで2021年までに出た情報を纏めると
リブート映画『Spawn』は
低予算(1000万ドル)規模
ホラー・スリラー志向
トッド・マクファーレンが監督
ブライアン・タッカーが脚本
ジェイソン・ブラムがプロデュース
ブラムハウス・プロダクションとマクファーレンエンタープライズが制作
ジェイミー・フォックスがスポーン、アル・シモンズ役でキャスティング
ジェレミー・レナ―がはトゥイッチ刑事でキャスティング
ドラマ『Sam And Twitch』は
McFarlane Filmsとwiipで企画進行中
ケヴィン・スミスは消失
といった具合だ。
いよいよ執筆時期な2022年
そんなこんなでとうとう迎えてしまった2022年。
イメージコミック発足30周年の記念すべき年こと2020年。
ということは当然SPAWNも創刊から30周年。
いやー今度こそImage conかなんかでトレーラー位出るだろ。なんたって30周年だぞ30周年。と思っていたところサンディエゴコミコンでトッドがインタビューに答える。
※ 予告編が流れたりはしなかった。
と、言う訳でニューヨークコミコン(10/6~9)にて何らかの発表がある模様。
ホントかな?
ホントだよね?
信じるよトッド?
ジェイミー・フォックスが映画用コスチューム案を複数見ているらしいので制作自体は止まっていない……と思いたい。
追記時点で、ニューヨークコミコンは明日!
果たしてスポーンの新情報とはいかなものなのか、
予告編くらいは見れるのか。
今はただ…信じよう。
トッドをかぁ。