育児をやめたくなった日々

出産するまで子どもは好きな方だったし、出産したら自分の子は可愛くて仕方ない親バカになるだろうと思っていた。

けど全然違った。
まず生後3ヶ月ぐらいまでは「寝てくれ。休みたい。やめたい。」としか思っていなかった。

生後半年ぐらいまでは「寝てくれ。」+「夫と娘以外の人と関わりたい。」が強かった。

人前ではもちろん、夫の前でもこんな事思っててはいけないと思っていた。
疲れ果てて全然心に余裕がなくとも「可愛い〜」ととりあえず言っていた。(当時のムービーを見返しても可愛い〜しか言っていないくらい取ってつけたかのように連呼していた。)

幸いにも10ヶ月前ぐらいから19時半から6時半まで寝てくれるようになって睡眠時間と比例するように精神の安定が訪れ、怒濤の如く本気の『可愛い!!!!』が溢れるようになった。

が、今現在も時たま『育児やめたい』と思う日はある。
育児中のストレスの積み重ねと夫との喧嘩が加わると特に「あー、離婚して親権を夫にわたして何にも縛られず自分のことだけしたい。」と思う。

全く思わない人からしたら『なんて親だ。』と思うかも知れないが、思うだけで育児をやめる事はない。
どちらの両親も遠方で、一時預かり保育予約困難のため、育児をやめることはできないし、しないので安心してほしい。

精神が安定してきて気づけたが、こう言う事を考える時は大抵『1人の時間』が枯渇している。
娘が寝てくれている間とか機嫌良く過ごしてくれている間ではなくて、確定された1人の時間が足りないのだ。
ドラマを見切ったり、集中してやりたい範囲まで勉強したり、ゆったり好きなペースでご飯を食べたり、育児中は自分のために確定した時間を取ることが難しい。
こういうほんの少しの事(私に取っては結構大切なこと)で少しずつ心が削れていく感覚に陥ってしまう。

だから月に2回は1人の時間を作れるよう夫に協力してもらっている。
このシステムが出来上がってからは格段に過ごしやすくなった。


これからも「育児やめたい」と思うことはあるだろう。
その度に対処法をみつけながら育児していきたいと思う。

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