【彼らが本気で編むときは、】アマゾンプライム

アマゾンプライムで配信されてて「あ、この生田斗真さん見たかったんだ」と思い出し、見てみる。

なんか、良かったなあ。

雰囲気ももちろん、トランスジェンダーに対する周りの対応だったり、そういうのに対しての対応だったり考え方だったり。

私は昔から、性別っていうものにこだわりがないので、作中のトランスジェンダー「リンコ」に対する周りの反応が本当によくわからないんだけども。

トランスジェンダー気味の息子(リンコではない)に対して「普通じゃないの、あの人(リンコ)は」って母親が言うシーンがあるんだけど、今はテレビなどの影響もあってかトランスジェンダーに対する批判的な目線というのはかなり減少したのではないかなと思いつつ、多分心のどこかで「トランスジェンダーという病気」みたいに見てる人って結構いるんだろうなーとか。

そんでもって、そういう風潮だから言わないだけで、心の中では「あいつどうせオカマだろ」とか、見下しちゃってる人だっているんだろうなーとか。

作中の「普通」ってきっとそういうことなんだと思う。

異性を愛するべきだし、自分の性に対して疑問なんて持たないし、そこに疑問を持ってたり、同性を愛しちゃう人は変な人だし。

それが「普通」なんだろなぁ。

理解されてるようで、本当は当事者にしかわかんないことだよね。

理解してるんじゃなくて、触れちゃいけないものになってるだけだったりして。

趣味とか、そういうものと一緒だと私は思うんだけどね。

車が好きな人、料理が好きな人、スポーツが好きな人。

そういう考え方で、いいんだけどね。

とにかく、とっても好きな映画かも。

『一週間に一日くらいは、映画を見る日を作ろうかな』と思わされるような映画でした。

生田斗真さんも、桐谷健太さんも、素敵だった。

終わったあと、じんわりと、何だか切なくなる。


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