尖り期
職場の20歳が超絶尖ってる。
新人に『これは5分で終わらせる仕事です!』とか言ってる。
目標達成出来なかった人に『それは毎日しっかり目標達成のためのルールを決めるべきです!』とか言ってる。
言ってることはとてもその通りで、まさに正論。ごもっとも。
でもね。彼らもそれなりにミスしてる。
ミスが悪いんじゃない。彼らは人のミスを見逃さない。許さないってほどではないけど。
私もこうだったのかなぁなんて思う。
職場でうまくいかないことも多々あったし、きっとこう思われてたこともあったのだろうと思う。
偉そうに言って、まだ若いくせに、何も知らないくせに、大した仕事できないくせに、口ばっかり。
でもね、それを見て『あいつ生意気』って態度を出しちゃうのは違うじゃん?バカにするのは違うじゃん?いじわるするのは違うじゃん。
生意気なのが彼らの個性、彼ら若い人にしか出せないものなんだと思う。
若いから、何もわからないから生意気なこと言える。
経験を積むと大概の人間は色んなことを知る。知るということは、不安や恐怖も知るということ。怖いことには、人間はチャレンジできない。
知らないからチャレンジできるし、尖れる。その時にチャレンジしないと、知ってからのチャレンジは知らないとこからのチャレンジより、やはり腰が引ける。
生意気でもなんでも、勢いあっていいじゃない。
それが10年くらい経つと『うわー俺尖ってたわー』という新たな境地に降り立つんだし。
20代後半から30代くらいにかけて始まる『俺、尖ってたわー』期は、それはそれでうざい。
私はこれから『あの頃尖ってたわー!私、尖ってたわー!』に気をつけて生きる期です。