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マイノリティで自我を保てるのは35歳限界説

楽を追求することはそんなに悪いのだろうか。

1人暮らしで7-17時まで働いてなんとか月15万円くらいで稼いで晩酌する。
これは、不幸せなのだろうか。

僕はそうは思わない。

いや、むしろ最高の贅沢なのではないだろうか。
そんな事すら考える。

何も背負うものがないというのは気楽なもんだ。

自分が今日ネットフリックスで何を見るかを考えていればいいのだから。
休みの日はサウナ、野球観戦でもしようか。

あぁ、なんと幸せなのだろう。

一方で世帯、子持ちの人はどうだろう。
帰る時間は制限され、休みの日に出かけるにも気を使う。給料も満足には使えないだろう。

一見、メリットはあきらかに自由側にあるように見える。

では、なぜ人は結婚するのか。

多分、好きな人とずっと一緒に居たいからが正解なのだろう。

しかし、全員がそうではないはずだ。
子供がほしいから、世間体が、そんな結婚の仕方もあるだろう。

そのような結婚は不幸になるのかと思えばそんな事もなさそうだから不思議だ。

だからといって結婚した方が幸せだとも思わない。

結婚、独身どちらがいいか論争はもはやどっちでもいい。

問題は楽を追求するのは悪か?ということ。

楽をしてそのまま逃げ切れば幸せ。
それが1番いい。

でも、逃げ切れるのか?

最近はそんな事を思いながら生きている。

もしかしたら逃げ切れないかもしれない。

だって、自分は変わらなくても周りは変化していくのだから。

周りは結婚、子供を授かり、仕事もキャリアアップ。そんな中自分は独身で月15万という状況に耐える事ができるのだろうか。

多分、耐えられはするけど、孤独にはなると思う。隠居したくなると思う。とてもオープンにはいられないかもしれない。

孤独の適性がある人なら大丈夫かもしれないが、それも30代がピークで、そこからは辛くなる可能性もなくはない。

だが、そんな辛くなるかもしれない程度の事で結婚、子供を授かれば取り返しはつかなくなる。

しかし、逆に作らなければ作らなかったで、作ればよかったという事になるかもしれない。
それを50代で後悔しても後の祭りだろう。

つまり、どっちを選択しても取り返しがつかないのだ。

結婚、子供を選んでも取り返しがつかないし、独身を選んでも取り返しがつかなくなる。

だから、こればかりは考えても仕方がない。
運命だと受け入れるしかないんだろう。

運や縁もあるし。

そんな事を最近いつも考える。

もうわからない。

キャリアに関しても楽を追求していたら、年を取るにつれて用無しになってくるだろうし、若いうちから頑張っても、頑張った結果病気をしたりという事もあるし、頑張ったから、今はバイトより楽なのに収入が多いって事も考えられる。

てか、働くのはバイトでも社員でも辛いから結局社員での辛さに慣れる方がいいのでは?
と最近考える。
だって、いずれにしても働かなきゃ生きていけないし、どっちも辛いんだもん。
なら、まだ世間体がいい方を選択した方がマシな気がする。
まぁ、耐えられる範囲内だけど。

だから、早いうちに慣れて世間体がいい方に流れる方が実は楽なのかなと思う。

最近は老化現象も気になっている。

食べる量が変わらないのに増える体重、趣味で若者に負ける、なんか目元が老けてきたように感じる。

同時に将来の親の介護や、子供を作れるタイムリミットや、残された時間について嫌でも直面せざるを得ない。

年々弱くなっていき、もはやマイノリティの旗を掲げる気力や体力もなくなっているのかもしれない。

マイノリティでアイディンティを保てるのは35歳までなのかもしれない。

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ちいかわ民
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