クレイジークルーズ を好き勝手に振り返る
何も考えずに、面白い映画を見て笑いたい!という時に最適な作品。
ただただ、面白い。
それ以上でもそれ以下でもないのである。
吉沢亮・宮崎あおいのW主演だが、宮崎あおいが若すぎてびっくりする。
結婚出産を経てまもなく不惑というところだが、どう見ても20代そこそこの女子なのだ。
ストーリーは、吉沢を宮崎がリードするような流れなので、その点ではとてもバランスが良い。
船長役の吉田羊が良い味を出していた。
白い船長服がサマになっていて、かっこいい。
かっこいいを通り越して、意識高い系のダサい感じまで見せてくれて、とても良い。
岡山天音にもう少し出番があっても良い気がしたが、たまに出てくるあのおとぼけた雰囲気が、なかなかコミカル。
乗客の保里川を演じた菊池凛子が個人的にはツボだった。
言っていることは理不尽なのだが、一応は筋が通っている。
見た目のインパクトが強いのも面白かった。
貸切り、打ち上げ、エイベックス。
悲しい哉、やっぱり不倫とか浮気って、どこにでもゴロゴロ転がっているものなんだろうな。
もはや恋愛関係は、男女の間のみに成立するものでは無いし。
ああ。
今度乗る飛行機が、船が、高速バスが、新幹線が、ちょっとドラマチックな「クレイジートラベル」に連れて行ってはくれないものかと、少しばかり期待してしまう脳みそになってしまった。