顧客が体験した価値を、デザインやブランドとして、知財化すると、自社に優位な立場を確立できます。
もはや、良い製品を安く提供するというビジネスモデルでは、通用しなくなってきていますよね。
自社の製品やサービスを、どのようにお客様へ届けるとか、購入した際の特別なサービスが、価値として評価される時代になってきました。
イノベーションの強化が最も重要だと考えている経営者は、全体の25%も!
経済産業省が企業の持続的な成長に関して、調査したレポートのデータがあります。
それによるとイノベーションが、最大のビジネスの課題にしている経営者は、年々高まっています。
企業の経営に、イノベーションの強化が最も重要だと考えている経営者は、全体の25%にもなるようです。
たとえば、もっと影響がありそうなHRやDXは、それぞれ15%づつくらいでした。でした。
そのため、現在の会社経営で新たな機会を活用するためには、イノベーションを起こさなければならないようです。
製品やサービスを、どのようにお客様へ届けるか?
いままで、イノベーションというと、開発した製品を、ロードマップに沿って生産して、その価値をターゲットの顧客へ届けるというものが主流でした。
しかし、最近は、イノベーションの意味について、大きな変化があるようです。
具体的には、顧客が価値を感じるポイントが、購入した製品の技術や品質以外にも多様化してきています。
お客さんが、価値として認識したり評価したりするポイントが、いわゆる製品のモノつくりの他に、体験した価値やブランドなどのサービス的な方向へ移ってきているんですよね。
つまり、製品の技術や品質だけに注力する、いままでの経営方針では、顧客からの評価が小さくなってしまうかもしれません。
その製品やサービスを、どのようにお客様へ届けるとか、購入した際の特別なサービスが、価値として評価される時代になってきました。
もう、良い製品を安く提供するというビジネスモデルでは、通用しなくなってきたんですよね。
難しく考える必要はない
でも、製品が良いというのは、普遍的に評価される一番おおきな価値だし、それ以外の価値なんて、そんなに簡単に生み出せないよ、と思いますよね。
そういった価値をご自分の商品に付け加えて、価値自体を大きくしていく工夫が必要なトレンドなんですよね。
ただ単に、良い製品を安くという戦略では、外国の企業から買うよ、と考えられてしまう、そんなマーケット状況なんです。
しかし、難しく考える必要はないと思います。
今ある商品やサービスを中心に、ブランディングしていけば良いのです。
そして、可能であれば、お客さんが体験した価値を、デザインやブランドとして、意匠や商標などでおさえると、自社に優位な立場を確立できます。
加えて、モノつくりで製品化した商品の核となる技術を、特許などの知財でおさえることも、従来通り重要だと思います。
もはや、良い製品を安く提供するというビジネスモデルでは、通用しなくなってきています。
自社の製品やサービスを、どのようにお客様へ届けるとか、購入した際の特別なサービスが、価値として評価される時代になってきました。
これにより、イノベーションが生まれ、知財化することでイノベーションの強化が可能になります。