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新年早々に親知らずを抜いた〜抜歯編〜

“抜歯”という単語が恐ろしすぎるため、noteで検索して見つけた可愛いイラストで緩和させる。
本当に可愛い。

前回の記事↓↓

初診時は年末の話で、1本目の抜歯は年明けに実施された。
抜歯前に歯周ポケットに隠れている歯石をとるため、初診のときよりも強めの振動で歯石除去が始まった。
歯茎をめくりながら機械を当てられるので、少々刺激が強い。
だがしかし、このあと抜歯が待っている中で歯石除去程度の刺激なんて気にしてはならないと思った。

とは言いつつも、腹をつねりながら痛みを分散させていたし、それでも歯が滲みる。結局痛いものは痛い。
というか痛覚は自分の身体に危険だと伝えるサインみたいなものだ。歯が滲みるのであれば、無理にそこを治療する必要はないということなのかもしれない。だったら腹はつねり損だったな。次からは腹をつねらないようにしよう。

歯石除去がひと段落をすると、いよいよ抜歯のスタート。
1本目の抜歯は右上奥歯の親知らずだ。
初診の時点では、レントゲンを見る限り生え方は素直な親知らずだと先生は言っていた。
抜歯前に5回ぐらいに分けて歯茎に麻酔を打ってもらう。
ほんの少しだけ歯茎がチクリとしたが、そこまで痛みは感じなかった。
すると、先生が思いもよらない言葉をいただいた。

先生「もぐおさんの骨がめちゃくちゃ丈夫で硬いので、かなり苦戦するかもしれないです。いやー、新年初の親知らず抜歯だから緊張しますねえ」
もぐお「ふが、ふがふがふがふがふが(いや、聞いてた話と違うじゃねえか)」

麻酔が効き始めたし、突然のことで何も言い返せなかった。気の利いた例えツッコミとかも出てこなかった。というか開いた口が塞がらなかった。(物理的に)
俺はこのときは正月ボケが残っていたけれど、先生は大丈夫なのだろうか。
先生に「まあそれでも去年は年間5,000本ぐらい抜いた実績があるので、大丈夫ですよ」といなされながら、抜歯が始まった。

バーリバリバリバリブチチチチブチブチブチブチッ!!!!!

という激しい音が自分の耳だけではなく、体全体に響き渡った。
激しい音がした割に麻酔のおかげで全く痛くなかったし、5秒ぐらいで抜けた。
「思ったより簡単に抜けました。良かったですね!」
と先生に言ってもらった。ビビらせたというよりは、強めに予防線を張る人だった。よくよく考えたら、余裕ぶっこいて抜歯に苦戦したらカッコ悪いし、あとからクレーム言われても困るしな。

ということは先生は僕がクレーマーに変身してしまうと予知していたのだろうか。
いやいや、僕はめったに怒らないよ~。
「君は飲み会の立ち回りが100点だったのに見た目で0点だよね」とか言われないと怒らないよ~。きれいさっぱり抜歯してくださったのだから問題ないって。

そんなことを考えていたら、次第に口の中が血の味がしてきた。
出血を止めるために親知らずの跡地に丸まったガーゼを載せてもらい、口の中で挟んだ。
帰りの会計と次回の予約をとって、帰宅した。
帰り際に先生から注意すべきことを伝えられた

・3日間は鼻を強くかまないでね
・麻酔はおよそ2時間で切れるので、食事はそのあとにしてね
・痛み止めは麻酔が切れてから飲んでね
・痛み止めは痛いときだけにして、抗生物質は処方された分飲み切ってね
・抜歯当日は禁酒してね
・激しい運動も禁止だよ

親知らずの跡地に再び穴が空いても困るので、言いつけを守ったら2日後ぐらいには問題なく食事もできたし、傷口が悪さすることもなかった。

そして1本目の抜歯から6日後、2本目(左上奥歯)の抜歯も行った。
書くことが面倒になったと思われそうだが、受付開始時刻から抜歯完了まで15分で終わった。いくら何でも手際が良すぎないか。
15:20の受付で15:35には受付前の待合室で座ってたぞ。
こんなに手際が良いのに今日も
「もぐおさんの骨が硬すぎて抜くの苦戦しそうだな~」
って言ってた。もっと自信を持とうよ、先生。

ちなみに2本目の抜歯中の音は、
ポキ、ブチブチブチ、バリ、ブチブチブチブチッ!!!!!
だった。聞いたこともない音だった。

親知らずの2本抜歯をして思ったことを箇条書きで書くと、

・上の親知らずは先生や抜歯を経験した友人の言う通り、本当に大したことがなかった(ただし、先生の言いつけは守ろう)
・生まれて初めて七草粥の食べやすさに感謝したこと (抜歯後が七草粥の日でちょうど良すぎた)
・自然と1週間ぐらい禁酒できた

あとはもう一度虫歯のチェックして問題なければ、ひとまず治療完了のようだ。
今後は日々のケアも必須になってくると思うので、定期的に歯医者には行く。虫歯とか歯周病は怖い。

最後に親知らずという言葉で思い出した曲を紹介して終わります。
読んでる皆さんも歯を大切にしよう。


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