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武蔵野市自由講座の第5回「みんなが力を発揮できるチームづくり①」を開催しました
こんにちは。社会福祉学科の柳です。
10月26日(水)は武蔵野市自由講座の5回目、本学科助教の清水潤子による「みんなが力を発揮できるチームづくり①」を開催しました。
最初に今までの4回の授業を通じて、一番印象的だった内容や共通の学び等について振り返りを行いました。
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グループで振り返ったものを何人かに発表していただいたあと、「チーム」や「協働」に対するイメージについても考えていただきました。
「チーム」や「協働」におけるネガティブな感情についての講義の後、「パワーフラワー」(The Power Flower)のワークをしました。
「パワーフラワー」では、私たちが持っている社会的アイデンティティのカテゴリを花びらで表しています。一番奥にある花びらには人種、性別、性的指向、言語、居住地、宗教などが記載されています。
まず、外側の花びらの中に、日本社会において主流、もしくは優遇されていると思うカテゴリを書いていきます。
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次に、内側の花びらの中に、各自が所属するカテゴリを書きます。
最後に、外側に書いたカテゴリと内側に書いたカテゴリを比較して、その内容が異なる花びらがいくつあったのかを確認します。
マッチしている花びらの数が多ければ多いほど、社会では特権をもつことになり(そうではないカテゴリも一部ある)、その特権の中には、本人が特権として気付いていないものも多いそうです。
「チーム」というものも、違う花びらを持っているひとたちの集まりであるため、それぞれが持っている力を最大限に発揮できるためには、安心・安全に対話ができる場づくりが必要とのことです。そのために必要な知識やスキルについては、次回の講座から3週間にわたって学んでいきます。
本日の講座では、その予備知識として、「チーム・組織づくり・協働」に関わる理論についての講義がありました。また、理論だけでは協働ができないため、人と人との関係を紡ぎ、より良いチームを生み出すソフトスキルを身に付けることが重要であることを学びました。
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