『東京レインボープライド2023』に参加してきました(柳ゼミ活動報告)
こんにちは。社会福祉学科教員の柳です。
4月22日、柳ゼミの3年生と4年生が、『東京レインボープライド2023』に参加しました。『東京レインボープライド』は、その言葉が意味するように、LGBTQなど性的マイノリティが誇りを持つために、自分たちを象徴するレインボーカラーをモチーフに、暮らしやすい社会を目指して毎年4月または5月に東京都渋谷区代々木公園周辺で開催するイベントです。
イベント会場へと向かう街並みには、レインボーカラーが装飾され、会場には国籍も性別も関係なく多様な人々が集い、ありのままの自分でイベントを楽しんでいました。
今年は「変わるまで、続ける」をテーマに、プライドパレード、企業・支援団体によるブース出展、豪華ゲストアーティストによるライブパフォーマンス、10ヵ国以上の大使・公使によるステージ登壇など、盛りだくさんなコンテンツが用意されていました。
体験コーナーが設置されているブースも多く、4年生が「レインボーフォト プロジェクト」に参加しました。このプロジェクトは、イベント期間中にフォトブースで写真を撮影していただくことで、LGBTQをサポートする活動の資金が一人当たり100円貯まる取り組みです。貯まった資金は、LGBTQに関する書籍や児童書を地方自治体・学校などの教育機関等への寄贈に充当されます。また、出展ブースの中には、支援団体や企業だけではなく、大学からの参加もあり、お茶の水女子大学の石丸ゼミ、筑波大学、龍谷大学が参加していました。主に、学生が中心となってイベントなどを企画し、お茶の水女子大学の石丸ゼミでは、レインボースライムづくりが体験できました。
近年、LGBTQという言葉を知っている人が増えてきています。実際、2020年に電通ダイバーシティ・ラボが実施した調査では約8割の人が知っていると回答していました。しかし、つい最近まで、LGBTQは「異常な者」と扱いされ、権利の制約を受けたり、差別をされたりした歴史があります。LGBTQという言葉が広がり、理解されるようになってきたのは、「東京レインボープライド」のように、当事者やその支援者が権利獲得のためにあきらめずに活動を続けてきたからといえます。
今回の「東京レインボープライド2023」への参加を通して、社会を変えていくことは遠い話ではなく、我々にもできる身近なことであるということをゼミ生の皆さんも少しは感じていただけたのではないかと思います。
毎年開催されますので、ご興味のある方は是非参加してみてください!!