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武蔵野市自由講座の第7回「みんなが力を発揮できるチームづくり③」を開催しました
こんにちは。社会福祉学科の柳です。
武蔵野市自由講座の第7回は「みんなが力を発揮できるチームづくり③」をテーマに、モジョコンサルティング合同会社の代表をはじめ、様々な場で活躍されている長浜洋二先生をお迎えしました。
今回の講座では、システムコーチングについて学びました。
システムコーチングとは、組織・チームの関係性を向上して成果につなげるコーチング手法です。パーソナルコーチングが「個人」を対象とするのに対し、システムコーチングは、システム全体(チーム)の関係性を対象とします。
本日は、システムコーチングについて、座学による講義ではなく、動きながら体験的に感じ合ってもらいました。受講生をひとつのシステム(チーム)と捉え、各自がイメージしているまちづくりへの想いを言葉だけではなく、身体を活用して表現するワークを実施しました。
最初に、「まちづくりは市民が担うもの」という問いについて、「コンステレーション」というワークを実施しました。
教室の真ん中に上記のテーマが書いてある紙を置きます。テーマに対する納得度を紙からの距離・向き・姿勢で測り、システムの一部としての個人がどのような位相にいるのかを感覚的に把握するというものでした。各自立ちたい位置に立ちます。そして、立ち位置についての理由を語ってもらいました。
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紙から近い人からは「自分の町なので自分が担うべき」、という意見が、紙から遠目の人からは「市民としての意識が薄いと思っていたので」という意見がありました。
その後、「実際どの程度自分がまちづくりに参加しているか」、「今後どの程度自分がまちづくりに関わっていきたいと思っているか」という問いについても同じようにワークを行いました。コンステレーションには「星座」という意味があり、それぞれの問いによって、参加者が動き、システムの構造が変化するのが興味深いワークでした。
次に、チームのあり方について考える「ハイドリーム・ロードリーム」というワークを行いました。
まず、4人のグループを作成し、このチームで最高の成果を上げるためにはどうしたらいいのかについて考えます。その後、チームの理想的な状態を体で表現します。
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今回は、チームの最悪状態について考えます。どのようなチームになると最悪になるのか、最悪のチームにならないようにしていくためにはどうしたらいいのかについて考えます。その後、最悪な状態についても体で表現してみます。
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最後に、自分のまち(チーム)に対する熱度を手の高さで表現し、授業前と比べてどう変化してきたのかについて確認しました。皆さんの手の位置が全体的に上がっています。これがシステムコーチングのパワーだと実感しました!
長浜先生、貴重なお話ありがとうございました。