賢者の孫の孫の孫の孫、もはや自分の先祖が賢者だということ知らずにいじめられっ子?になっていましたが、この子最強なんですけど?
賢者の孫の孫の孫の孫、もはや自分の先祖が賢者だということ知らずにいじめられっ子?になっていましたが、この子最強なんですけど?
息子・娘の子 孫(まご)
孫の子 ひ孫・曾孫(そうそん)
孫の孫 やしゃご・玄孫(げんそん)
玄孫の子 来孫(らいそん)
来孫の子 昆孫(こんそん)
昆孫の子 仍孫(じょうそん)
仍孫の子 雲孫(うんそん)
私は賢者研究家と呼ばれるルルマ。
今回私はかつて伝説の大賢者と呼ばれた男の子孫を探している。
今やちまたは賢者ブーム。どいつもこいつもちょっと魔法研究で成果を残したら
賢者を名乗る、時代だ。まさに賢者のバーゲンセールね。
しかし…私は興味があった。もしもかつて…それこそ世界を救った大賢者の血縁の者が
現代にいるとしたら…彼らはどんな生活を送っているのだろうと。
今回調べたのは大賢者カカ・ロットの血縁者。すると、カカの雲孫が現代に生きていることがわかったのだ。
私はさっそくロットの雲孫がいきているという日本へ向かった。
その日本人の名はクウゴ・ロット。
一体彼はどんな生活しているのだろう?
「クウゴォ!ウーロン茶買ってこいやぁ!」
「わ、わかりました!」
(なんか、ブルマを着た変態女にぱしられてる!)
「か、買ってきましたぁ!」
(え!?今の一瞬で!?ま、まさか瞬間移動の魔法を使えるの…?かつて賢者ヤドーが作った絶滅危惧魔法…
使える人がこんな辺境にいたなんて…)
「うむうむ、お前が買ってくるウーロン茶の味は最高だなぁ」
「あ、ありがとうございます!ニュウさん!
あのご褒美もらってもいいですか?」
「うむうむ、おいこらぁ…人に罵られて喜ぶ
変態野郎がよぉ…どんな先祖から生まれたらお前みたいな
変態が生まれてくるんだぁ!?」
「わかりません!」
「きっとお前の先祖もとんでもない変態なんだろうなぁ!」
(いやその子の先祖は大賢者よ!?)
「あぁ!!しゅごいぃ!!もっとぉ…!」
「今日はここまでだ」
「はぁ…残念ですが…仕方ないですね」
「じゃあな、また気が向いたらぱしってやるぜ、てかさっさとズボンはかないとな…
お前のリクエストではいてきたこれ…ちょっとはずいわ」
「いつもありがとうございます!!」
「お、おぅ…あのさ…今度良かったら二人で…で、…で…」
「何ですか?」
「で、デスソースお前に飲ませてやるからな!!」
「ありがとうございますぅ!」
(ずいぶん歪んだ恋愛模様を見せられている気がするわ…)
さわやかな顔で
「あの…さっきからなんで僕を見てるんですか?」
「え!?う、嘘…気配遮断の魔法を使ってたのに…!」
「あぁ、僕生まれつき人の魔法の影響を受けない体質なんですよ」
「なにそれ!チートすぎるわ!」(でも、確か大賢者様もそんな感じの伝説もってたわね…)
「あの…何の用なんですか?ロリ巨乳のお姉さん」
「人を呼ぶときに身体的特徴でよぶのは感心しないわね!」
「じゃあ…ルルマさんって呼べばいいですか?」
「な、なんで…知ってるの?」
「僕、生まれつき相手の名前と寿命がわかる能力があって…
あと何故か変なノートが毎日家に一冊落ちてくるんですよね。
燃やしても燃やしても毎日くるから困ってるんですよ」
「デスノかよ!」
「え?何ですかそれ…」
「あ、今の子は知らないのね…ま、まぁいいわ…
私がここに来た目的はね…あなたにある戦いに参加する資格が
あるのか…確かめにきたのよ」
「ある戦い?」
「そうよ…その戦いは大賢者杯…
世界最強の賢者を決める戦い…優勝者はどんな願いでも
叶えられる、なんかしらのものが手に入るそうよ」
「なんかしらって…」
「さぁね…七つの星が入った水晶とか、聖遺物の杯だとか…
いろんな説があるけど…具体的にはわからないわ」
「へぇ」
「クウゴ君!あなたには資格があるわ!
私と共に最強の賢者を決める戦いに参加してほしいの!」
「いやです」
「えぇ!?な、なんで…!?」
「別に叶えたい願いとかないので…」
「なんでよ!あるでしょ!なんか!」
「しいていうなら…負けてみたいかな」
「え?」
「僕…生まれつき、膨大な数のチートをもってて…世の中がつまらないんですよね…
何の脅威もない、万能な人生…勝利しかない人生。それがどれだけ退屈かわかりますか?」
「…」(最初はただのどエム少年かと思ったけど意外にやみふかそうね…)
「まぁ、もしもその賢者の戦いとやらに僕を負けさせてくれる人がいるなら…
考えてみてもいいですけどね…まぁ、いないよな」
「…賢者を舐めないでほしいわ。すくなくとも大会に参加されると言われている賢者は今の貴方よりも遙かに強いはずよ
たとえば…エル、ライト、リーと呼ばれる三大賢者は別格と言われている…彼らはそれぞれアメリカ、EU、中国、世界最大クラスの国家を
影で支配しているといわれていて…あなたなんて、ひとひねりよ!」
「本当かなぁ…嘘だったら、エロいコスプレしてコミケにでてくださいよ」
「い、いやよ!!なんで、そんことしないといけないのよ!」
「じゃあ、いかない!いかないもんね!」
「し、しかたないわね…!」
「やったぁー!旅行の準備してくるね。はい、できた。いこ!」
(時間がほとんどたってないのに、
準備ができるって時間操作系の魔法も使えるのかしら?
ますますチートね…)
【こうして、最強の賢者を決める戦いに参加することになった、クウゴ!
次回!アメリカ最強の賢者現る!?】