Midjourneyで1日数百枚の画像を生成したものをキュレーションする
カレンダーの1日1日に紐づいた日ベースの出品
OpenSeaでは、
Days: Tokyo Rainbow Beauty since 20th November, 2017
というコレクション名で、日ベースで作品を投稿するということを続けています。これは、カレンダーの日付は有限であるので、自然とMusubuAssetsのコレクションの出品点数も有限になるという設計です。この設計は、神様から教えてもらいました。
一方で、NFTの技術的なことやマーケティング手法については、ChatGPTがよく理解しているので、その都度尋ねます。過去の有名なNFT作品から参考になる情報を得ようとChatGPTに聞くと、以下のように答えてくれました。
Beeple (Mike Winkelmann) という作家による「Everydays」シリーズがよく知られている。Beepleは最も有名なNFTアーティストの1人。彼の「Everydays: The First 5000 Days」はクリスティーズのオークションで、6,900万ドル(現在のレートで約98億円)で落札された。
神様から教えてもらった「日ベースのNFTコレクション」は、なんと、Beepleの著名なNFTコレクションと同じ設計でした。これにはびっくりしました。
骨格や手指がおかしい画像をまず除外する
OpenSeaのコレクション作品の作成は、過去1年半のMidjourney使用歴の中で蓄積されたプロンプト(=それによって生成される画像)から、その時々の心情に合ったものを選び、そのプロンプトで納得できるまで画像を生成し続けるというやり方でやっています。プロンプトありきです。
Midjourneyによるアート作品生成は、「プロンプトが決まれば、あとはオートマチックに画像ができあがって楽チンじゃん」というような、はたで考えるものとは異なります。
いくつか理由がありますが、その最大の眼目は、「アートになりうる画像のキュレーションは、本当の芸術家にしかできない」という所にあります。
ご参考までに、上はMidjourneyで2024年8月27日に作成した画像、50数枚の一部です。この時は「A relief with 3D futuristic texture, 2080s Botticelli style」という文字列で始まる、美しいJ-POPアイドルを描画するプロンプトで多数の画像を作成していました。いずれも美しい女性なのですが、よく見ると骨格が崩れていたり、手指がおかしかったりするのが1/3ぐらいあります。
また、美しいのだけれども、到底作品を言えないレベルの画像もあります。そうした、除外せざるを得ない画像を1枚1枚選り分けていきます。多い日には数百枚の画像を生成しますから、ダメな画像を選別するだけでもかなりな作業です。
このようにして「作品候補になる画像」多数を得ます。
ここからがキュレーションの本番です。