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DREAM BOYS

ジャニーズの舞台、ドリームボーイズを観劇。ドリボ自体は初めてだったので、どんな感じかなとワクワク。やっぱり役名がキャストの本名なのはジャニーズならではだなぁなんてニコニコしながら。

当たり前のようにツッコミどころも多くてクスッとしてしまうところもあったけれど

考えさせられる舞台だなぁと。ってこれ舞台見るたびに思う感想なんだけど。舞台でもドラマでも小説でもなんでも作り物の世界って絶対に何か伝えたい意図があるわけで。それはドキュメンタリーであっても製作者側には何かしらそれを享受する人に受け取ってもらいたいものがある。

というわけで今回のドリームボーイズでもしっかり考えさせられました。人は死ぬし結局美談で終わる感じがめちゃくちゃめちゃくちゃジャニーズエンターテインメントと言う感じだけど、だからこその夢がそこにあるんですよね。人間の綺麗なところも汚いところも全部全部押し付けあってて。責任も夢も、託したって言えば聞こえはいいかもしれないけどそれは本人が望んでいても大きなプレッシャーになったりね。物語自体は夢のある綺麗なお話だった。全員がまるで納得いったような終わり方だった。でもそこには死を受け入れた人もいれば、受け入れ難い現実を押し付けられた人もいる。命をもらうっていう行為をして夢を追いかけ続けなければならない選択肢をとった人もいる。それは幸せなのか。幸せを願ったその行為は本当にその人が幸せになるのか。そんな大きないろんな問題を考えさせられた。これはまた人生の命題だなぁなんて。

機構的に印象に残ったのは、一本の綱が垂らされてそこを登るフウマ。なんとなく芥川の蜘蛛の糸を思い出しました。多分よくある手法なんだけれど、一本の綱に縋り付く。希望はそれだけ。精神的にも身体的にも追い詰められる演出として。地獄から這い上がるその精神力。神様がいるのか知らないけれど神様も一生懸命な人は応援するのだろうなぁ、

あとは、妙にジュリくんの病気の描写だけ、昔から舞台でよく使われるような表し方でドキドキしました。白装束の人間とは思えない人たちが襲って、痛みに苦しむジュリくん。
死の描写はこれまで苦しむ時に必ず出てきた白装束の怪しい人たち。音楽に合わせて首を傾けた瞬間に息を引き取る。同時に上から白い花が床に突き刺さる。あまり見えなかったけど百合だったのかな菊だったのかな。ここは印象に残りました。

他にも死後の世界は美しいものという概念が演出に存在するのかなと思った。大きな螺旋階段、白い光に包まれる世界。死ぬことによって浄化されるなにか。

マネキンが動き出す風磨の夢のシーン、
あれめちゃくちゃ怖くない??あれ夢なんだよね?すごく追い込まれてる表現っていうのすごいよね。あそこの歌、台詞、誰が歌ってるんだろう〜。
アドリブはいつも面白かった。

これはもう全く関係ないけどチャンプの私服が圧倒的良。細い体にゴツいぶっかぶっかの服、ボクサー圧倒的にチャラい最高。超似合ってた👍

観劇中のキモムーブなんですけど、
自分より若い男の子たちがこういう題材で舞台で汗かいて輝いてるの見て泣くというババア行為をしました。

当たり前にジャニーズの男の子たちって顔もスタイルも良くてさすがになんか次元がちがった。すごい顔がいい。そう、とにかく顔が良かった。これが噂の目の保養。現実にはいないオーラとか顔とか顔とか顔とか一身に浴びて、なんか明日から美人になりそうだった嘘だけど。てかならなかったけど。

紫吹淳さんと鳳蘭さんの迫力はやっぱり違う。宝塚ってやっぱり違う。立ってるだけで説得力がある。セリフを発せば場が引き締まる。歌で人の心が動く。すごかったなぁあ。役はちょっとうざ目だったけど。物語には必要だからねそういう役も。

カーテンコールの風磨くんは客席への楽しみとして冗談言って笑いをとってじゅりがその笑いを引き取りつつカンパニーのことを思いやって誠実さを見せる、このコンビこれが自然にできちゃう感じがとってもふまじゅり。これもう動詞。

まとまんなかったけど、
舞台はいつ見ても、幕が空いた瞬間ワクワクして鳥肌が立つ。本当に病みつきになっちゃうなぁ9月は2回も舞台に行けるみたいです。8月も2回。10月、11月は、、、また感想書きます。

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