ピロール農法始めました〜
今日は、いつもの自然栽培畑のことではなく、シアノバクテリアを増殖させるピロール農法について書いていこう思う。
義父の土地で、他にもしばらく耕作していない土地がある。こちらの土地は、草が生えてこないようにトラクターで定期的に耕してはいるので、まったく手付かずではないが、何も育ててはいなくて空いているので、ここの地をピロール農法で大豆やその他野菜を育てることにした。
ピロール農法とは、、、
土中にもともといるラン藻(シアノバクテリア)を増やす農法。
↓以下ウィキペディア掲載文↓↓ ****************
ラン藻とは、酸素発生を伴う光合成を行う細菌群のこと。
海水から淡水、陸上など幅広く生育していて、生産者や窒素固定者として生態系に重要な役割を担っている。シアノバクテリアの祖先は30~25億年前に地球上に出現し、初めて酸素発生型光合成を始めた。この光合成では水と光があればエネルギーが得られ、当時の地球上で大繁殖した。その結果、それまでの酸素を含まない嫌気的な大気に酸素を供給することとなり、徐々に現在に近い酸素を豊富に含む好気的大気に変えていったと考えられている。
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ピロール農法と言っても何か特別なことをするのではなくて、堆肥のような資材を土中にすき込んで土づくりをするというもの。そして、作物の生育に合わせて必要であれば、肥料のように作物の近くに置いておくだけなので、初めて野菜作りをする人にもはじめやすいのかも。
また、もともと作物を作ろうとしたその土の中にいるシアノバクテリアが活発に働けるようにするもので、はじめに、土の中にどのタイプのラン藻がいるのかを土を送って鑑定してもらう。それでラン藻の反応を示したタイプのものを使っていくので結果が出やすいというのも特徴の一つのようだ。
シアノバクテリアは、
農薬やダイオキシンも分解するというから驚き。
もともと土壌微生物にも農薬を分解する力はあるようだ。だけどそれが微生物がいっぱいで肥えた土であれば可能なのだと思う。そういう土壌であれば肥料や資材なども必要なく自然農法だけで何でも育つのかもしれない。
もともとピロール農法との出会いは、
20代の頃に働いていた会社で扱っていたものだった。そちらでは自然食品の取り扱いをしていて、ピロール農法で出来た野菜やお米、みそ、その他もろもろ販売していた。また当時の社長はピロール農法で田んぼ、畑をしていた。
単純に
食べてみて美味しかった!
それでいて、
環境にもよく、栄養価が高く、ラン藻が
農薬まで分解してくれる。
こんないいことづくめの農法があるんだなと
びっくりした。
しかも自分の地元、
福井県生まれの農法なので応援したい!
そして自分が畑を初めることになったら
まず先にピロール農法をやろうと決めていた。
結果として最初に始めたのは
自然栽培だったけど笑。
それは、肥料や資材に頼らず、そこにあるものや身近に調達できるものだけで、後は種があれば野菜が育つなら誰もが始められるから。食糧危機がきてもノウハウを知っていれば生きていける。
でも自然栽培、土が出来上がるには
何年かかるのだろうか??
5年?3年?
そう思った時に、
環境にもよい美味しくて栄養価の高いものがとれる。肥料と同時に使っても心配要らない。そんな資材を知ってるなら、これも使って、
作物の育ちの違いを見たり、味を比較したり、作業の楽さや大変さを比べてみたりすることもいいなと思って。
いろんな実験をしてみようと思う。
それから私がいま
自然栽培として行なっている方法は、
菌ちゃんファームでされている内容を取り入れて行なっている。
ここで重要になってくるのは糸状菌
という土の中にいる菌(微生物)を増やすということ。
ピロール農法は
ラン藻(シアノバクテリア)という菌(微生物)を増やすもの。
どちらも土壌中の菌(微生物)を増やすようにするためのものという共通点がある。
土は菌や微生物によって、豊かになるのだろう。
作物が育つには菌や微生物が必要だということ。
それを人は食べている。
形はかわっても
人もまた菌や微生物が体内外に必要だということだよね。=常在菌、腸内細菌
ピロールの長〜い話しになったけど、
畑日記↓
6/11ピロール資材施肥。
150㎡ほどの毎年トラクターで耕起してる畑に
資材8キロ撒いて、その後トラクターで耕す。
2週間放置させる。
ここには、大豆を。まずは。
10年何も作っていなくて耕してはいるので、
やせた土だろう。土鑑定ではシアノバクテリアの反応もまずまずだったので。
やせたところに大豆はよいらしい。
マメ科は、空中窒素を土中に固定する働きがあって、やせたところでも育ち、土を豊かにしてくれるようなので期待したい。そして、収穫して、その大豆で一年分の味噌を作ることまでを夢見て想像してる!
以上長くなった。
これで終わろう。
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