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まだiPadの話

iPadが買えない……。Appleストアのオンラインで買えばいいじゃん、という話になったのにここに来て夫の動きが鈍くなった。なんなんだ一体。ぬか喜びさせた?

どのiPadを買うかは決まっている。問題はスマートキーボード。実を言うと、わたしは純正好きなのでスマートキーボードが非常に欲しい。店頭で試したところ、タッチもわたし好みだったし、一体化しちゃってるところもいい。接続も簡単で電源の心配もないなんて神だ。

しかし、高い。バカみたいに高い。昔からAppleの製品はお高くとまっているかのように高い。Appleは値下げを覚えるべきだ、少しは。たとえば新規のお客さんはお値引してもいいのではないか?

というわけで普通にカバーつけてBluetoothのキーボード使ってるよ、という情報をもらったこともあって、夫がそれでいいじゃんと言ってきた。まぁ、無いよりずっといいのでぶっちゃけそれでもいいと思う。そうしてる人がいる以上、不便もないだろうし、そもそもほとんど持ち歩くとは思えないし。

そうなるとアクセサリは全部まるっとAmazonで買えばいいわけで、iPadだけを注文してもらえばいいわけだ。ちなみにどの家電量販店に行ってもいい顔をされない。品薄な上に入荷は家電量販店が優先順位、最後なのだそうだ。今日、黒を見つけたんだけど、シルバーかゴールドならまだしも、黒……。黒いiPadに黒いスマートキーボード。ダースベイダー卿である。

なのに夫は注文してくれない。……ひょっとしたら、刻印のメッセージに迷っている?冗談はよしてほしい。わたしの願いはただひとつ、一日でも早く手に入れてとにかく執筆したいのだ。『愛する妻へ』でもなんでもこの際かまわない。ちなみに娘にはセンス悪いと言われている。

ストーリーがある程度固まっている作品が三本あるのに、その構成が決まらない。それに決着をつけるべく現れるのはiPadに違いない。わたしの能力の問題ではなく、きっとマシンのスペックの問題に違いない。そしたらこのnoteもiPadで打てるのになぁ。(今はスマホで書くことに決めている。日付けが変わったらすぐ。)

この、一刻も早く欲しいという状態を夫が理解することも無く……そもそも、小説を書くということに大いに賛成というわけでもなく、そのために外出することをよく思っているわけでもなく……。弾みがなければダメなのだ。機嫌のいい時を狙わなければ。

しかしカクヨムコンが迫っている以上、そう悠長なことを言ってはいられない。カクヨムコンというのは書き上げてから放流するものである。まる。書きながら放流なんて危ない橋を渡っていたら読者選考という嵐に揺さぶられて話が迷走するに違いない。去年も書いてからカクヨムコンを始めて、応募期間中はせっせと推敲作業を毎日続けていた。読者選考突破は、いわば努力賞だ。

つまるところ早く書いてしまいたいのだ。終わらせられるものは終わらせたい。せめて最終調整手前まで持っていきたい。でもまぁ、そんなことは書かない人にはわかるわけもなく。もちろん夫は書かないし、読むのは「なろう」かマンガである。

一方、世の中には自己表現の場を持った方がいいと応援してくれる人もいる。ありがたい限りだ。もし将来、作家になれなかったとしても自己表現の場を持ち続けているのはいいことだというアドバイスをもらった。こんなに一生懸命やって、なんの実りもなかったらどうしようという気持ちが楽になる。気負いが減る。

そう、生涯学習というやつ!そのための多少の出費も致し方ないと諦めて欲しい。確かに二十年、多少のわがままは聞いてもらってきた。でも我慢してきたことも大いにある。そろそろ、子育ての後に来るであろう「鳥の巣症候群」対策としても自分のための時間を大切にしたい。何しろ子育てを頑張っちゃった分、子供が巣立った反動は大きいに違いないのだから。

というわけでiPad。執筆のお供、そしてわたしの新しいおもちゃ。二十数年ぶりにやって来るApple。うっとりだ。キーボードのことなんか後回しでいい。欲しくなったらAmazonがいる。とりあえず本体を。本体、うちに来ないかなぁ。

そして本文と関係がないが、来月末の文フリに行きたい。交渉の前に話を聞かないつもりらしい。確かに一度出かけると出費もあるし、講座もその後すぐにあるしねぇ……。コミケにも行ったことがないので、純粋に行ってみたいんだけどな。叶うかなぁ?

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