またしてもプロット
とりあえず電池が18%しかないので焦っている。今日はゲームをしすぎてしまった。いま、ゲーム内でやっているイベントが面白くて、つい、遊びすぎた。というのは、わたしのスマホは電池の減りが早いのでヌルヌル動くゲームは命取りなのだ。
なにしろ、スマホだ。
スマホなくしては何事も成せない。小説もエッセイもこのスマホで基本書いているので、スマホになにかあったら心が折れてしまう。
実はさっきツイートしたのだけど、わたしは文字を書くことが難しい。へにょへにょっとした文字なら書けなくもないのだけど、人様に見せるにはちょっと心許ない。というのも元はなかなかの達筆で、パート先のおばちゃんには「硬筆検定取りなさいよ」と勧められ、子供の小学校の先生には「お母さんの書いた文字の隣に書くのが恥ずかしいです」と書かれたことがある。それがへにょってしまうものだから、悲しくなる。子供の学校へ提出する手紙の署名も妙な具合にへにょるし、時によっては公的書類も夫に代筆してもらっている。それほどひどいのは稀だけど。
そんなわけでデジタルだと文字の汚さに怯えることなく長文を書けるのがうれしい。なかなかその辛さは伝わりにくいと思うけれど、文字を手書きで書けるというのは本当に便利な事だ。多少、悪筆でも、ストレスなく思うようにメモを取れるのは素晴らしいことであると言っておきたい。
さて、どうしてこんなことを急に書き出したかというと、Twitterに知り合いの作家さんのプロットが公開されていたからだ。こういうツイートは本当に役に立つので、プロットなんて気楽にアップしない方がいいと思う。わたしのような他人にアイディアを与えてしまう。それは物語をパクるということより深刻な、物語の作り方をパクるということだ。上手な人のプロットって気になりません? 若い頃、好きな漫画家さんの生原稿に釘付けになったように他人のプロットはじっくり見たい派。
なるほど、なるほど、この人はこんなふうに話を作っていくのかー。どおりで上手く書けるはずだ、と思いつつ、ビッシリ書き込まれたノートの画像を拡大しつつ気がついたこと。そう! 文字、書けないじゃん!
これは例えばiPadに手書き入力すればいいじゃんという問題じゃない。手書きがダメなんだから。
それから第4回カクヨムコン授賞式の色紙を見て驚く! 皆さん、立派なサインを! 何コレ、である。いや、もしデビューできてもこういうデザイン的なサインはわたしは真顔で書けない。なぜなら小さい頃、アイドルに憧れて(そういう時期もある)サインを描く練習をしたことを思い出させるから。もしわたしがサインするなら実直に名前を縦書きしかあるまい。いや、さらさらっとサイン、書けないじゃん!
講座の講義を真面目に聞こうとノートを持参した時もなにか違和感を感じた。……ノートに細かい文字書けないじゃん……。プリントに結局、直書きしているが恐ろしく汚い字。活きのいい白魚のように踊っている。
そういうわけでプロットをノートに細かく書くのは無理なんじゃないかと思った。踊った文字でいいなら書けなくもないんだけど、すごく集中する必要があるし、なによりストレスが半端ない。やっぱりデジタルで適当にやるしかないのかな……。
ちなみにいまはiPadのメモを使ってプロットを書くことにしているが、当然のこととして、Androidのわたしのスマホに同期できない……。しーん……。他のアプリを使えばいいんだけどもね。なかなかこれが、というのにたどり着かない。
プロットひとつ作るのも大変だ。アイディアを作るだけでも大変なのに、書けないときたもんだ。今回のコンテスト作品も、実に簡単な流れ図と、10万文字の初稿を使って書いた。でも違う。緻密に組み立てられた作品を書くには緻密なプロットが必要なんだろうな、とその重要性を強く感じた。
うーん、踊った文字でプロット作ろうかなぁ。少々ボケてきているので、頭の中だけで物語を構築するのが難しくなってきた。思いついたエピソードをすぐに思い出せなかったり、平気で忘れてしまうのだ。
付箋を使うのはどうだろう、と考えている。
文字を書くのは苦痛なので、細めの付箋にエピソードを端的に書いて順番を入れ替えられるようにノートに貼る。付箋と付箋の間はもちろん好きなことを書いていい。これなら汚くなった付箋はグシャグシャぽいで済む。ストレスも少ないんじゃないかと思う。幸い、うちは付箋をよく使うので大量に買い込んである(百均の付箋はのりが弱いのが欠点)。
付箋でノート作るなんて東大生みたいでカッコイイ。(東大生のノートの作り方の本にそういうのが出ていた)東大生なんて大したことないよ、と言いきれないのは、自分は東大生になれなかったからだ。そういう意味でリスペクト。どうやら出版業界にも東大、京大卒の人が多いようで、なんだかコンプレックスを刺激される。
とまぁ、余計なことは置いておいて、いま考えている作品も頭の中を整理するためにプロットを作りたいんだけどなぁ。とりあえず書いてみる、というのには限界があるし、非効率的、非合理的であること極まりない。ちゃんと作ろうぜ、自分。
明日は用事があって外出するので、プロットはその後かなぁ。なかなか書けないなぁ、早く書きたいよ。
根気強く書くのが大切で、焦っては仕損じると先人も言っている。
とりあえず明日が楽しい一日でありますように!
※思うところがあって宣伝はもうやめようと思ったんですが、一度決めたことはやり通さなくちゃいかん、ともうひとりの自分が言うのでとりあえずそっと貼っておきます。
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