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なかなか上手くいかないなぁ

思い通りにいくことなんてなかなか無いと思う。しかしそれが自信を持って始めたことだとすると結構堪える……。

KADOKAWAの小説投稿サイト『カクヨム』のコンテストに応募している。このコンテストは他社のコンテストとは大きく違って、『読者選考』なるものが一次予選である。要するに、読者から高評価をもらった作品が最終選考に行けるわけだ。噂ではここで篩に落として、編集が読む手間を減らしているとか。真偽のほどは定かではない。

わたしは昨年はじめて出して、この読者選考を運良く突破した。かなり自信がついた。大体、カテゴリー別に応募された作品の十分の一くらいが選ばれるようだ。

しかしこれがまた、今年は全然ダメなのだ……。半年前から書き始めて、渾身の我が身を削るネタを詰め込んだ作品がダメだと言われると「とほほ」だ。ダメな理由はたくさんあると思う。毎日ランキングを見ていると、真面目に考察してしまう。

第一に重い。内容も重いし、書き方も重い。異世界もの主流のラノベ界、読者が付きにくいのもわからないではない。せめて空白を多く取るとか、文章を軽くするとか、ラノベ寄りの工夫が必要だったかもしれない。

でもそこは自分的にこれっぽっちも譲れないところなので、どうしようもない。あまり空白の多い文章は書きたくないし……でも変えてみようかな。とはいえ、ここまで読んでくれている読者さんたちにいきなり路線変更したら申し訳ない気もする。文章を軽くするというのも、なかなかすぐにできることでもないし、作品全体のカラーが変わってしまうのでやりたくない。

変わりようがない。でも仕方ない。わたしはこの作品が好きだから。両手で差し出したいくらい、この作品が好きなのだ。

なので、ランキングが下だと悲しくなってしまう。作品に対して申し訳ない。「この作品がダメだったら小説辞めようかな」と思うくらい入れ込んでいたのでがっかりだ。辞めちゃおうかな、小説。若干、書くことに疲れてきたというのもある。

やはり小説というのは自分を削って、削って書くものなので、疲れてしまう。それにわたしは自己評価が低いのでダメだと言われると萎縮してしまう……。1月から始まる新規の小説講座、もう辞めたい。行ってもなにも書けそうにない。

しかし、なぜか夏に書いた短編が一次選考を通ってしまったので、辞めるに辞められない。なぜかと言うと、まだ希望があるような気がしてしまうから。人間ってそういうことに弱い。

認められないと才能ないのかなと思う。少しでも認められると続けてもいいのかなと思う。本人=わたしはどうしたいんだろう?まだ続けたいのかな? それとも少し身を引きたいのかな?

そもそも、わたしはラノベで出版したいかと聞かれるとそういうわけではない。好きな出版社があるので、そこから出たら本望だ。なんとなく死ぬまでに1冊出版できればいいや、というのもない。プロだの書籍化だのじゃなくて作家になりたいんだけどなぁ。むかしから憧れている作家。できれば文芸書のコーナーにハードカバーで並べられたい(あくまで希望なのでなにを言ってもいいのね?)。

夢だけは大きいのだ。

いまのコンテストはダメそうなので、思い切って他のサイトに移そうかと考えている。一度サイトでアップしちゃうと、公募にはなかなか応募できないのだ。大切な作品はしまっておいて公募に出そうかな……。どっちにしてもラノベは無理。どの辺がかと言うと、ラノベで本になったら次回作、ラノベウケするもの書けない。そもそとラノベが書きたいわけじゃ全然ないし。

ラノベにあるような、例えば主人公の名前が横文字だったり、異世界に転移したり、あるいは最初から異世界という話は書けそうにない。むかし読んだラノベの二番煎じになりそうだし、そっちの想像力はまるっと欠如してしまった。剣と魔法の国はどこか遠くに行ってしまった。

「いつもは書かないようなやつ、書いてみたら?」と娘に言われたけれど、それはどんなものなんだろう。桜庭一樹さん(代表作『私の男』)や小野不由美さん(代表作『十二国記』)はいやゆるラノベ上がりの方たちだ。なにか一作、そういうものを書いてもいいのかもしれない。ゆるくて、明るいのがいいなぁ。

とりあえず今の作品を脱稿して、それから息抜きに勢いだけで書いているラブコメを書いて、それから後のことは考えようかなぁ。

少しずつネタは上がってきてるんだけど、そこから展開しない感じ。

1月からの講座にはカクヨムコンに出すはずだった作品を持っていこうと思っている。が――それこそカクヨムコンのために書いたので、いまから参戦したい気持ちでいっぱいだ。これもまた、関わっている時間の長い大切な作品だ。

辞めてしまうのは簡単なんだけどね。ぼちぼち書きながら毎日Fate(アプリ)で遊んでいればいい。でもねぇ、書かないのはさみしい。考えたことが文字になって物語を紡ぎ出すのが楽しい。ゲームもたいてい辞めてしまった。(小説書くまではゲーマーだった)

結局いますぐ辞めたりしないんだ。

こうやってダラダラしつつも文字書いてるわけだしね。というわけで宣伝貼っていきます。わたしの少ないPV、ここに広告貼った日は効果があるように思うんです。

『カクヨム』で公開中の作品。しあわせって難しいよねって話。たまにback number出てきます。いまの恋愛小説に求められているのとは真逆の「切ない・さみしい・悲しい」恋愛モノです。応援していただけるならポチッとお願いします。いい作品だと思っていただけたらアカウント作っていただいて(そんなに複雑ではないです)☆レビュー、いただけたらうれしいです。読んでいただけたら……モチベ上がりますのでよろしくお願いします!


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