小説を書いている。
小説投稿サイト『カクヨム』の、『第5回 カクヨムWeb小説大賞』に応募するための小説を書いている。タイトルは『わたしのいちばん嫌いな人(仮)』。自分で言うのもなんだが、一風変わった小説だ。
どの辺が変わっているかと言うと、まず話によって主人公がすごくころころ変わる。これはすごく読みにくくなるのでご法度らしいのだけど、これが書きたかったので仕方がない。出版社にも審査員にも読者さんにもやさしくない、ひどい小説だ。
次に時系列が真っ直ぐじゃない。過去と現在が行ったり来たりするのもわけがわからなくなるのでよろしくないらしい。それでもこう書きたかったので仕方がない。ユーザーフレンドリー要素なし。
なのでカクヨム以外のコンテストには出せないなぁと思った。カクヨムコンは1次が読者選考なので、このユーザーフレンドリーじゃない小説の物語性を気に入ってくれる方が多ければそこそこ行けるかもしれない。まぁ、どう考えてもかなりのチャレンジだ。
話の筋には自信がある。物語の起と結は最初にわかってしまっているんだけど(結の8割くらい)そこに至るまでの過程はいい話だなぁと思う。それはお涙頂戴的要素が強いけれど、ヒロインの心の揺れや、それを囲む人々のエゴが書けたんじゃないかと思うので。
ここのところ、切なくなる話って書いてこなかったのでその辺もいいんじゃないかなぁと思う。ちょっと重たいくらい切ないのでその辺もいいかなと。
編集さんなんかに見せると、文章の構成が成ってない(つまり最終選考は残らないよね)と怒られそう。文章教室の先生には絶対見せられないなと思う。ここを見せたいなら、ここの構成を考えなくちゃテーマが見えなくなるよ、と言われるのが目に見えている(自分でわかってる辺りがひどい)。
もっと構成を練り直そうとか、主人公をわかりやすくしようとかずいぶん考えて少しは工夫もしたんだけどなぁ。わかってもらえるかなぁ。
物書きにとって怖いのは結局、読者さんに受け入れてもらえるか、なんだよなぁ。読んでもらえなかったり、読んだけどつまらないと捨てられちゃうのは悲しい。今回はチャレンジ作なので、よっぽど決意してやらないといかんなぁ。
そんなわけで8割完成しました。推敲しながら校正かけていくところ。主人公が変わっていくので、キャラの特徴が一貫してちゃんと書けているか検証しなくちゃいけない。
異色作だけあって、悩みながら書いたので読んでもらえるといいなぁと思います。
カクヨムコンは11月29日からです。興味がありましたら是非、よろしくお願いします。(今年はどんどんプッシュしてます)
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