特に面白いことなどない

このところ、noteに何を書こうかと考えてみても特に面白いことが思い浮かばない。そんなのおかしいじゃないか、と思う。こうやって毎日noteを綴っているのは生活の中の小さな引っかかりをエッセイとしてしたためているからだ。

しかし、面白くない時に無理に探そうとしても面白いことというのは決して見つからないものだ。これは小説のネタ探しにも言えることで、そういう時はもう探すことをあきらめる。つまり、ダメな日があるということだ。

ということはこの数日、わたしが特に面白いことを思いつかなかったり、気分が浮かないのはおかしなことでも不当なことでもなくてただ当たり前のことなのだ。誰にだってそんな日はある。

歌の歌詞なんかだと「それでも人生は素晴らしい」とか言われちゃいそうだけれど、実はわたしは面白くないことがすごく苦手だ。毎日にスパイスを求めているタイプ。しかしインドアで内向的なので、いつからか小さいことに刺激を見つけられるようになってしまった。そう、確かに「それでも人生は素晴らしい」。

そういうわけで今日は気の利いたことは少しも書けそうにない。発見もない。なので1日ゲームをして非日常的な世界に逃げ込んでいた。ゲームの中では人生をシュミレートしていろんなイベントが起こるのでついいろいろ妄想してしまう(ちなみに『シムズポケット』)。小説いらずだ。いや、二次創作が書けそうなレベルの妄想だけど、人生をシュミレートするゲームなのでインスパイアされたストーリーが二次創作になるのか謎だ。

ゲームをしているだけではまさになんの生産性もないし、このままだと腐ってしまうので少し文章を書く。別れのシーンで躓く。別れるきっかけを作ったやつが悪い。いや、どうだろう? お互いに少しづつ違和感を感じていて、それが引き金になって別れという形になったのなら、どちらかが悪者になってしまう書き方は良くない。そういう物語的に勧善懲悪な形に持っていくのはわたしの苦手とするところだ。どちらも、少しは悪いし、少しはいいところがあって然るべきだろう。

と、続きを書くのに躓いて今日書いた半分は削除。第一、頭の中がこんがらがっている時にすごいものを書くのは難しい。ヒロインの気持ちに引きずられて泣きたくなってくる自分が情けない。別れたくないなんて当たり前なんだよなー、とか思うとやり切れない。別れたくないと思わないような恋は元々、恋ではないのだ。

明日は朝から出かけなくちゃいけないのにまだうだうだと書き物をしている。家中が寝静まるこの時間がいちばん落ち着く。ノンストレスだ。

このところ娘が卒業式まで自由登校になり、夕方からのバイト以外、ずっと家にいる。わたしは子供が家にいるのがうれしいタイプ(かなり変わってると言われる)なんだけども、わたしの一般の人と比べて変則的な生活に合わせて、娘もお昼起きの明け方寝になってしまい、正直、わたしがまいってしまった。ひとりの、自分だけが好きなことをする時間が皆無になってしまった。

起きてすぐ、お昼ご飯も用意してくれるし、深夜にはお茶を淹れてくれるし至れり尽くせりなんだけども、逆に逃げ場がない。お昼ご飯なんてすぐに食べたくなければ夕方でもいいし、面倒で時間がなければカップラーメンで十分なのだ。そういうのがわたしの自由で、逆に言えば家族といる時のわたしはそういう自由がない。だから真夜中に一人の時間を持って、脳を動かしているわけだ。

そんなわけで一人の時間がなくなり、生活の中の小さな珍発見も難しくなってしまった。さて時間、と思っても書きたいことがなくて逃げたくなる(笑)。まあでもここはわたしのフリースペースなのでつまらない日はつまらないと書けばいいのではないかと発見したのだ。今日はそれを書いてみた。(ちなみに今日は娘と些細な言い合いになり、娘は早めに部屋に行ってしまった)

小説はまだ2万5千文字。昨日は用事があって書けなかったし、今日は5千文字近く消したので遅々として進まない。応援お願いします。念じてくれればそれで通じると思います、たぶん。

まだ、書くことは辞めないにしようと決めたところなのでここが正念場。人生って難しい。

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