【遊戯王】スネークアイの構築・展開例について
はじめに
このnoteを書いている私はどこにでもいる決闘者で、特別実績がある人間ではありません
2023年10月~12月のランキングデュエルではずっと握っていて勝率は6割程度です
かなり触っているとは思うのでそこまで的外れなことは書いていないつもりです
構築、展開例、メタ、2024年01月の制限改訂後についての所感等を綴っていきたいと思います
これからスネークアイを握りたい方、握っていて参考にしたい方、対面した時の対処法を知りたい方々の参考になれば幸いです
スネークアイとは
スネークアイ(以下蛇眼)というデッキは炎属性レベル1炎族の下級モンスターと炎属性レベル8ドラゴン族の炎龍、闇属性レベル7魔法使い族のディアベルスターを主軸としたデッキです
デッキのカテゴリとしてはリンク召喚を主体とした展開系ですね
1枚初動で動けるので手札事故が起こりにくいこと、空きスロットが多いので誘発を詰め込めること、妨害がフィールド、バック、墓地に散るため対処が難しいこと等が強みです
逆に弱みとしてはG受けが悪いこと、除外に弱いこと、メインギミックでバックに触ることが難しいこと等が挙げられます
構築(2023/12/25時点)
メインデッキについて
スネークアイ・エクセル ×3
このデッキにおける最強の1枚初動です
3枚積まない理由がないので最大枚数投入です
篝火 ×3
エクセル初動と変わらない出力を叩き出すこと、他のテーマカードに触って捲れる最強カードであること等の理由から最大枚数投入です
蛇眼の炎燐 ×2
素引きした場合にエクセルのサーチ先がいなくなることを考慮して2枚です
一応最低限の1枚初動としてもカウントできます
スネークアイ・オーク ×1
展開で使用しますが初動にならないので1枚です
継戦能力を高めたいなら2枚もアリです
スネークアイ・ワイトバーチ ×1
蛇眼というカテゴリの中で一番弱いカードです
ssできるカテゴリカードなのでリンク値を伸ばせます
蛇眼の炎龍 ×2
展開で2枚使用するので2枚採用です
3枚採用することは基本ないです
黒魔女ディアベルスター ×3
出張採用では1枚採用が多いですが、蛇眼では1枚初動になることと上振れ展開が期待できるのでフル投入です
罪宝狩りの悪魔 ×3
ディアベルスター素引きよりも基本強いので3枚投入
蛇眼神殿スネークアイ ×1
展開に使用しますがポプルスでサーチするので1枚
うららケアを考慮するなら2枚採用も視野に入ってきます
スネークアイ追走劇 ×1
こちらもポプルスのサーチ候補で1枚採用
地味ですがニビルを喰らっても1妨害残せるいぶし銀なカードです
原罪宝─スネークアイ ×1
ディアベルスターかポプルスで持ってくるカード
適当に召喚権を使って原罪宝を使うと実質1枚初動です
裏切りの罪宝─シルウィア ×1
なんでも無効できる罠
コストにしたディアベルスターから次ターンのリソースを確保できます
ジェット・シンクロン ×1
この構築では上振れ展開で使用するので採用していますが自由枠です
ディアベルスターで気軽に捨てられるので気に入っています
その他
手札誘発、抹殺セット、環境を意識したメタカードを詰め込む枠
12枚近く枠があるのでサイド投入を考えてもかなり自由です
エクストラデッキについて
リンクリボー
I:P マスカレーナ
賜炎の咎姫
揚陸軍艦アンブロエール
S:P リトルナイト
召命の神弓─アポロウーサ
ヴァレルロード・S・ドラゴン
上記のカードは展開で使ったり使用頻度が高いのでほぼ必須だと思ってます
サベージだけはジェット・シンクロンがいないと出ないので人によっては不採用ですね
その他
汎用リンクや超融合枠です
割と好みによるんですがジーランティスは後攻1キルルートが存在するのでほぼ必須枠です
サイドデッキについて
苦手な除外系や罠系に多く枠を割いてます
スキドレとサモリミはサイドチェンジ後の先行でイージーウィンを狙えるカードとして採用してます
自分でどかせるので虚無アライバルみたいなことができます
展開例
エクセル1枚初動 先行展開例その1
エクセル ns ①効果でポプルスサーチ
ポプルス ①効果でポプルス ss
ポプルス ②効果でスネークアイ追走劇をサーチ
ポプルス1体を素材にリンクリボーをリンク召喚
素材になったポプルスの③効果でポプルスを永続魔法化
エクセルの②効果でエクセルと永続魔法化したポプルスをコストに手札・デッキからオークをss
ssされたオークの①効果をエクセル or ポプルスを対象に発動してss
オークの②効果をオークとリンクリボーをコストにして発動し、手札・デッキから炎龍をss
炎龍ともう1体でマスカレーナをリンク召喚
素材になった炎龍の③効果で墓地から2体をss
マスカレーナともう1体を素材に咎姫をリンク召喚
咎姫の②効果で炎龍をss
炎龍の①効果で墓地のマスカレーナを対象にして発動、マスカレーナを永続魔法化
咎姫と炎龍ではないモンスターとでアンブロエールをリンク召喚
スネークアイ追走劇を発動してディアベルスターを永続魔法化
エンドフェイズに追走劇の②効果をディアベルスターを対象にして発動し、ディアベルスターをss
ssされたディアベルスターの②効果でシルウィアをセット
相手ターンに炎龍の②効果で永続魔法化されたマスカレーナをss
結果:マスカレーナのリンク召喚による妨害、シルウィアによる無効、咎姫による破壊
私が先行で目指すオーソドックスな展開です
シルウィアによるなんでも無効とマスカレーナによる柔軟な対応、墓地に咎姫を構えているのでかなり固い盤面です
マスカレーナ→アポロウーサにした場合、相手は戦闘でアポロウーサをどかそうとしますが、墓地のリンクリボーがそれを許さないのでアポロウーサが3回~4回無効にできる点も嚙み合っています
エクセル1枚初動 先行展開例その2
エクセル ns ①効果でポプルスサーチ
ポプルス ①効果でポプルス ss
ポプルス ②効果で蛇眼神殿をサーチ
ポプルス1体を素材にリンクリボーをリンク召喚
素材になったポプルスの③効果でポプルスを永続魔法化
エクセルの②効果でエクセルと永続魔法化したポプルスをコストに手札・デッキからオークをss
ssされたオークの①効果をエクセル or ポプルスを対象に発動してss
蛇眼神殿を発動し、①効果でデッキから炎龍を永続魔法化
オークの②効果でオークと永続魔法化した炎龍をコストに手札・デッキから炎龍(2体目)をss
コストになった炎龍の③効果で墓地から2体をss
炎龍ではないモンスター2体でマスカレーナをリンク召喚
リンクリボー、マスカレーナ、炎龍ではないモンスターでアポロウーサをリンク召喚
炎龍の①効果で墓地のマスカレーナを対象にして発動、マスカレーナを永続魔法化
相手ターンに炎龍の②効果で永続魔法化されたマスカレーナをss
結果:マスカレーナのリンク召喚による妨害、アポロウーサによるモンスター効果無効(3回)
こちらもよく使います
ディアベルスター1枚からでも行ける点が強いですね
属性的に超融合に耐性がある点がうまテイストです
半面、泡影や結界波、拮抗に耐性がないので、サイドチェンジ後は捲られやすいのが難点です
エクセル&ディアベルスター2枚初動 先行展開例その1
エクセル ns ①効果でポプルスサーチ
ポプルス ①効果でポプルス ss
ポプルス ②効果で蛇眼神殿をサーチ
ポプルス1体を素材にリンクリボーをリンク召喚
素材になったポプルスの③効果でポプルスを永続魔法化
蛇眼神殿を発動し、①効果でデッキから炎龍を永続魔法化
永続魔法化したポプルスをコストにディアベルスターをss
ディアベルスターの②効果で原罪宝をセット
リンクリボーをコストに原罪宝を発動し、ジェット・シンクロンをss
ディアベルスターとジェット・シンクロンでサベージをシンクロ召喚
サベージの①効果で墓地のリンクリボーを装備
エクセルの②効果でエクセルと装備カード化したリンクリボーをコストに手札・デッキからオークをss
ssされたオークの①効果をエクセル or ポプルスを対象に発動してss
オークの②効果でオークと永続魔法化した炎龍をコストに手札・デッキから炎龍(2体目)をss
コストになった炎龍の③効果で墓地から2体をss
炎龍ではないモンスター2体でマスカレーナをリンク召喚
マスカレーナ、炎龍ではないモンスターで咎姫をリンク召喚
咎姫の②効果で炎龍をss
炎龍の①効果で墓地のマスカレーナを対象にして発動、マスカレーナを永続魔法化
咎姫と炎龍でアンブロエールをリンク召喚
相手ターンに炎龍の②効果で永続魔法化されたマスカレーナをss
結果:サベージによる1妨害、マスカレーナのリンク召喚による妨害、咎姫による破壊
エクセル+ディアベルスターを握っていた場合は真っ先にこれを目指します
この展開の優秀な点はニビルに耐性がある点です
サベージが出てきた段階で相手はニビルを使いたいはずですが、トークン+蛇眼神殿の③効果で出てきた炎龍によってマスカレーナ+咎姫までは構えられます
ニビル耐性が上がる点を評価して私の構築ではサベージを採用しています
エクセル&ディアベルスター2枚初動 先行展開例その2
エクセル ns ①効果でポプルスサーチ
ポプルス ①効果でポプルス ss
ポプルス ②効果で蛇眼神殿をサーチ
ポプルス1体を素材にリンクリボーをリンク召喚
素材になったポプルスの③効果でポプルスを永続魔法化
蛇眼神殿を発動し、①効果でデッキから炎龍を永続魔法化
永続魔法化したポプルスをコストにディアベルスターをss
ディアベルスターの②効果で原罪宝をセット
リンクリボーをコストに原罪宝を発動し、ジェット・シンクロンをss
ディアベルスターとジェット・シンクロンでサベージをシンクロ召喚
サベージの①効果で墓地のリンクリボーを装備
エクセルの②効果でエクセルと装備カード化したリンクリボーをコストに手札・デッキからオークをss
ssされたオークの①効果をエクセル or ポプルスを対象に発動してss
オークの②効果でオークと永続魔法化した炎龍をコストに手札・デッキから炎龍(2体目)をss
コストになった炎龍の③効果で墓地から2体をss
レベル1モンスターとジェット・シンクロンでフォーミュラ・シンクロンをシンクロ召喚
フォーミュラ・シンクロンの①効果で1枚ドロー
フォーミュラ・シンクロンと炎龍ではないモンスターでマスカレーナをリンク召喚
炎龍の①効果で墓地のフォーミュラ・シンクロンを対象にして発動、フォーミュラ・シンクロンを永続魔法化
相手ターンに炎龍の②効果で永続魔法化されたフォーミュラ・シンクロンをss
相手ターンに炎龍とフォーミュラ・シンクロンでバロネスをシンクロ召喚
結果:サベージによる1妨害、マスカレーナのリンク召喚による妨害、バロネスによる1妨害、フォーミュラによる1ドロー
サベージ+バロネス+マスカレーナを相手に押し付けることができます
2枚初動のためにフォーミュラとバロネスのエクストラ枠を割くのが嫌で私はこの構築を使うのをやめました
モンスターによる妨害に振り切っているせいで結界波等の一部カードで崩壊する点も微妙だなーと思っています
メタ・対策
うららの使いどころ
このデッキに対してのうららの使いどころはスネークアイ下級共通の手札・デッキからリクルートする効果です
サーチにうららを使うのは篝火やワンフォーワン、原罪宝が裏目なのでなしです
無限泡影の使いどころ
このデッキに対しての無限泡影の使いどころはエクセルですね
仮に篝火でポプルスを持ってこられてもエクセルは②効果を使用できなくなるので出力がガタ落ちします
有効な対策
アトラクターは言わずもがなですが、使えるデッキが限られています
うらら、無限泡影、ヴェーラー、ニビル等で止まる可能性が高いですが当然裏目もあります
1枚で完全に止めることよりも相手の出力を落としてから仕留めるようにすると対蛇眼には有効だと思います
環境デッキとの相性
炎王スネークアイ
微不利~不利です
殆ど上位互換と言ってもいいです
炎王側は無効系妨害がほぼないのでその点で差別化できていますが、炎王はミッドレンジも強いので1ターン止めただけでは勝てません
かといって1ターンでライフを取りきるにはガルドニクスが邪魔で、手札からキリンが飛んでくる可能性すらあります
先行で盤面を構えても相手のリンク値が2になった時点でヒータ=心変わりが飛んでくるとんでもない対面です
可愛い蛇眼達を悪用するケダモノたちだと思っています
神碑
五分~微不利です
永続罠やボーダーを構えられると確かにキツイですが、サイドチェンジで対策できるだけマシだと思っています
永続罠が規制されるのも追い風ですね
メインデッキに大型モンスターを採用している都合上、1度出せてしまえばビートダウンで勝てたりするので悲観するほどではないです
粛声
五分です
粛声にはドロバが致命的に刺さるのでサイドチェンジでフル投入したいところです
儀式デッキ特有の手札事故も期待できるので微有利くらいはあるかもしれません
インフェルノイド
五分くらいだと思っていますが対戦経験が少し浅いです
自分は霊獣、ノイド等のメタでサイドにロンギを入れているのでそこまでツラい対面だとは思っていないです
覇王魔術師
五分~微有利です
こちらは超融合を積めるので相手のアポロウーサ、バロネス、ボルテックスを剥がせます
またドロバが致命的な点も噛み合ってます
アトラクター積んでるデッキ
やめてください
除外だけは本当に無理です
その他のデッキ
基本的には五分~有利だと思っています
デッキパワーが単純に高めなので使ってて快適です
変なモンスターが出てきても炎龍で永続魔法にして対処できるのも他のデッキにない強みですね
来期に向けての所感
炎王スネークアイというデッキが制限改訂でノータッチだったので、純蛇眼は不利な相手が幅を利かせる非常にしんどい立場になりました
しかし蛇眼というデッキは面白いデッキで、展開に使用したモンスターを永続魔法化して相手ターンに出すというのは私には新鮮でした
色々書きましたが、このnoteを読んでくれた方の参考になればいいなぁと思います
分からないことを聞きたい方や情報をくださる方はツイッタをやってるのでそちらから連絡してくれれば反応します
普段はお絵描きとかしてる変な人です
↓
https://twitter.com/musubi_meshi
では良き蛇眼ライフを
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