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【遊戯王】2025年01月環境で勝てる千年エクゾディアの解説【勝率7割】

はじめに

どうも、otabeと申します
YACSにて4位入賞したりそこそこ強い決闘者です

前回の記事ではパーミッション型の千年エクゾディアについて簡単な紹介と解説をしました
今回の記事では前回から環境で回して調整し2025年01月環境において勝てるデッキへと昇華した私のレシピを基に解説していきたいと思います

私が勝つために考えている思考をなるべく言語化していきます
環境についての考えをまとめているのでそこも参考になれば幸いです




2025年01月環境の考察

環境テーマのTier

2025年01月の遊戯王の環境について個人的なTier表(使用率より強さを重視)を以下に示します

Tier1:原石青眼
Tier1.5:ライゼオル

Tier2:メメント、M∀LICE、オルフェゴール
Tier3:白き森、ジェムナイト、クリストロン
(左右差あり、左ほど強い)

ここからは各デッキの解説をメタを話していきます


原石青眼

原石青眼とはアナザーベリルを軸にした原石パーツが青眼のリンク1に変換できてシナジーがあることから生まれたアーキタイプです
このデッキの強みとして誘発貫通能力が高い、Gフワロスの受けが良い、妨害の質が良い、等が挙げられます
誘発貫通能力の高さから墓穴抹殺すら抜いているレシピすら多く、妨害がモンスターとバックに散ることで特定のカードでメタることが難しいです

上記の特徴を見ると現環境において敵なしの最強デッキ(実際使用率も高い)に見えますがもちろん弱点もあります
主な弱点として原石と青眼に直接的な繋がりがない(デモンスミスのような貫通能力はなく、原石→青眼とは動けるが青眼→原石とは動けない)、手数自体は少ない部類である、妨害の質は良いが数は少ない、ミラー戦は後攻側が圧倒的に不利、等が挙げられます

特に使用率が高い割にミラーの後手が不利なのはカードゲームにおいて致命的で、真の光を白き龍の威光で割られてゲームセットは日常茶飯事です
また手数の多い展開系デッキには意外と弱いです


ライゼオル

ライゼオルは前期から引き続き流行しているレベル4を大量に並べてランク4を軸に戦うデッキです
このデッキの強みとしてGフワロスの受けが良い、盤面荒らし性能が高い、対策が難しい、等が挙げられます
規制を受けたことで安定性や特定のデッキへのメタは減ってしまいましたが、ライゼオル・クロスのチェーンブロックを作らないモンスター効果無効やターン1のないデッドネーダーの破壊は健在であるため今でも使用率が高いです

ライゼオルの弱点は特定のメタカードに弱い、破壊耐性のある相手への対処が難しい、魔法罠無効系妨害がない、等が挙げられます

前期ではメインからメタカードが大量投入されていた中でも一強を築いていたテーマでしたが、最強初動が制限になったため安定性は低下しています
ビーステッドが効かない風を装っていますが蝕の双子を素材にできないと意外と辛かったり、魔法罠無効ができない都合でサイドチェンジの構築やプレイングで強さが変動する玄人向けデッキです
個人的に現環境最強はライゼオルだと思っています


メメント

破壊することで様々なアドバンテージを稼ぎ展開するテーマです
このデッキの強みとして妨害貫通能力が高い、メタへの対応能力の高さ、妨害が散っている、等が挙げられます

主な弱点として実は全体除去に弱い、無効系妨害はあまり構えない、無効系妨害に弱い、等が挙げられます

手札次第ではどんな妨害でも貫通できるポテンシャルを持つデッキですが、泡影やヴェーラーを複数持たれている場合に止まることが多いです
自由枠は多くなく、現状テーマカードでほぼデッキが埋まっています


M∀LICE

ライゼオルと同じく前期から引き続き活躍している除外を中心に動くサイバースリンクテーマです
このデッキの強みとして除外により盤面に触れる、現環境でアトラクターを積める数少ないデッキ、ビーステッドで光闇をメタれる、等が挙げられます

主な弱点として除外メタに極端に弱い、妨害の手数は少ない、Gフワロス受けが悪い、等が挙げられます

CS環境で入賞、優勝報告が多いデッキではありますが、今の環境ではどのデッキにもサイドにロンギヌスが3枚入っていることが多いために環境外デッキ相手であっても無限の負け筋があります
上記の理由から個人的には評価が低いです


オルフェゴール

墓地からの除外を活用して展開する闇属性リンクテーマです
このデッキの強みとしてテーマ専用罠が強い、妨害の手数が多い、妨害の質が高い、等が挙げられます

主な弱点として除外メタに極端に弱い、Gフワロス受けが悪い、フィールド魔法が割られると終わり、等が挙げられます

こちらもM∀LICEと同じくロンギヌスに対して極端に弱く、召喚権を狩られることにも弱いため弱点を理解している相手は辛いです
M∀LICEと同じく個人的には評価が低いです


白き森

魔法とモンスターを駆使して展開するシンクロテーマですが、大体他のテーマと混合で組まれておりアザミナ、デモンスミス、トイ、スネークアイが筆頭です(一番多いのはアザミナ)
このデッキの強みとして無効系妨害を複数構えられる、次ターンのリソースを構えやすい、手数が多い、等が挙げられます

主な弱点として魔法をコストに要求するため動けないことがある、Gフワロス受けが悪い、シンクロテーマであるためチューナー狩りに弱い、等が挙げられます

複数テーマ混合のデッキが多いので手数が多そうに見えますが、コストを要求することが多いため手数はそれほどではないことが多いです


ジェムナイト

ジェムモンスターとリンク、融合を使って展開するテーマです
デモンスミスと混ざっていることが多いです
このデッキの強みとして貫通能力が高い、墓地に後続を構えられる、妨害の質が高い、等が挙げられます

主な弱点としてGフワロス受けが悪い、ネピリムが急所、等が挙げられます

強いデッキですが使用者が少ないため見かけることはあまりないです


クリストロン

機械族モンスターを主体に動くシンクロテーマです
新規で強化されましたがデッドネーダーで全てを破壊されて環境に出てこれなかった不遇なテーマです
このデッキの強みとして、相手ターンシンクロによる妨害、無効妨害を構えられる、妨害の質が高い、等が挙げられます

主な弱点としてGフワロス受けが悪い、LPを取る能力がそれほど高くない、等が挙げられます

こちらもジェムナイトと同じく使用者が少ないです


どうすれば勝てるの?って話

上記で環境で見かけるテーマについては大体書きましたが、メタを考えるテーマは原石青眼、ライゼオル、メメント、M∀LICEあたりを考えておけば良いと思います
理由としてこれらを封殺できれば他のテーマは大体封殺できるからです

ではこれらに対してのメタとは何でしょう
これからは実際のレシピを基に解説していきます


レシピ(2025年01月23日時点) & 解説


嫌なカードしか入っていないリスト

前回のリストからの大きな違いは川中島ギミックの採用、次元の裂け目、捕違いの採用、ネクロバレー、盆回し、メタバースの採用、通常罠の解雇です

それぞれについて解説していきます


カードについて

  • 川中島ギミックの採用:サイドチェンジ後に相手が泡影を温存して自分ターンになってから使ってエクゾディアの魔法罠無効を使わせようとすることが多かったので採用しました
    単純に手札増強としても強く、三戦の号も1枚増やしました
    相手ターン泡影にも耐性ができますし誘発の吸い所として優秀です

  • 次元の裂け目、捕違いの採用:相手がこのデッキに対してサイドから入れる場合、羽箒大嵐リブートくらいしか入れるものがないことが多いです
    そこで相手にリブートを引かれたらマクロコスモス等だった場合に妨害がなくなってしまうことを危惧して裂け目に変えました
    同じ理由で先行札として捕違いを採用しました

  • ネクロバレー、盆回し、メタバースの採用:ネクロバレーは後手からでも貼った瞬間に捲れる可能性があることに気付き、パスファインダー等とも相性が良いため採用しました
    盆回しは泡影にも耐性ができる点、メタバースは相手に合わせてロックフィールド魔法を選べる点が強いと思い採用しました

  • 通常罠の解雇:上記の変更に伴いカードを削る必要が出てきて真っ先に削れたのがこの枠でした
    理由として罠では相手に動かれる可能性が高いからです


デッキの動かし方

先攻の基本的な動き

  1. 召喚権を使うカードがある場合はまずそこから様子を見ます
    相手がヴェーラー、泡影を使わない場合はそのまま効果を使ってフィールド魔法サーチや川中島ギミックを動かします
    パスファインダーのサーチ先は石板がないと千年ギミックにアクセスできない場合は石板、相手のデッキが不明でとりあえずロックしたい時は里、ネクロバレーで機能停止するデッキ相手にはネクロバレーをサーチします

  2. 盾、原人を置いてひとまずLPコストを払ってうららをチェックします
    十字を持っている場合でもうららチェックのためにLPをコストにします
    その後Gがない場合は千年モンスターを並べ、Gを撃たれた場合は最小限の展開をして十字を撃ちます

  3. 裂け目を発動したり罠をセットしたりしてメイン終了、エンドフェイズにエクゾード・フレイムをセットして自分ターンは終わりです

  4. 相手が動いた場合は罠等で妨害、動かない場合でもひとまずエンドフェイズにエクゾード・フレイムで更地にします
    さらにエンドフェイズでエグゾード・ブレイズをセットして自分ターンにLP8000削って勝ちです

上記の動きはサイチェン後にも基本的に同じです
抜くカード筆頭はラヴァゴ、Gです


後攻の基本的な動き

  1. 先攻と同じく召喚権を使える場合はそこから様子を見ます
    ラヴァゴがある場合は相手の盤面次第ですがラヴァゴを優先します
    まず相手の妨害を剥がします

  2. 千年モンスターを使える場合は特殊召喚してリンクや戦闘で相手の妨害を剥がしにかかります
    十字を使える状況であれば十字を使ってLPを削りにいくこともあります

  3. 相手のLPが残った場合はエクゾード・フレイムやその他妨害札で相手ターンを凌ぐことを考えます

  4. 相手ターンを凌いでLPを削って勝ちです

後手のサイチェンで抜くカードはパスファインダー1枚、玄1枚、その他永続系を相手に合わせて調整、という感じです


実際に回してどうなのって話

CSには持ち込んでいませんがランキングデュエルに持ち込んで勝率が7割を超えています
メタの範囲外であること、誘発耐性が高いこと、里ロックが環境的に強いこと等が効いているのだと思います

エクゾディア以外のメタパーツについては地域によるデッキの流行具合等で調整するのが良いと思います


新弾後(2025年01月25日以降)の話

現時点でALINのエクゾディア関連の新規は発表されていませんしこれ以降に発表されるとも思っていませんが、実は地雷デッキ待望のカードがあります

械刀婪魔皇断です
このカードは対象を取るもののコストをEXから払ってもよいバウンス札であるため、エクゾディアのようなEXを投げ捨てても構わないデッキからすれば神のようなカードです
しかも裏側除外はランダムではなく選択できるところも嚙み合っています

ただしこのカードにも弱点があり、チェーンでロンギヌスを投げられた場合に処理できなくなります
また新弾後は対象耐性が非常に強い環境になるため対象に取られないように展開してくる可能性があります

あくまで捲り札であるため壊獣等とは環境を見ながら入れ替えることになるでしょう
個人的に新弾後はライゼオル、M∀LICEが伸びてくると思っているので、このデッキを握るとすればシュナイダーは恐らく入れます


最後に

前回から環境で回して調整した結果に辿りついた構築です
勝率も高く握っていて楽しいデッキでした

ALINでかなり玩具が増えるのでしばらくそっちを触るつもりですが、このデッキは別の玩具として取っておくつもりです

色々書きましたが、このnoteを読んでくれた方の参考になればいいなぁと思います

分からないことを聞きたい方や情報をくださる方はツイッタをやってるのでそちらから連絡してくれれば反応します
普段はお絵描きとかしてる変な人です

https://twitter.com/musubi_meshi

では良き決闘ライフを!

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