love letter

まあるい ちゃぶ台を
日本中持ち歩いて
たくさんの人と
食卓を共にしてきた女の子。


せかいがへいわになることを
ゆめみて
おむすびを結んできました。


せかいが大きく揺れたトキ
今度はじぶんに何ができるだろう?
と考えました。


・・・。

ーそういえば・・・


このせかいは
実はひとりひとりの想い・イシキで創られている。
そう聞いたことを思いだします。


わたしたち みんなの想い・イシキが、
今、目の前の、このせかい。


わたしは どんなせかいをつくりたいかなあ?

じぶんじしんに問いかけます

・・・
ーあい いっぱいのせかい!
たいせつな人をみんなが想っている、
あいいっぱいの!


いいね。

女の子は、すこうし前に
へいわを祈って
おおきなおおきなちゃぶ台に
地球を描いていました


そうだ!
この地球に
あい。をたくさん描いて貼り付けよう!

そうしたら
地球があいでいっぱいになるでしょ(๑>◡<๑)♪


そうして
女の子は描きはじめました
やわらかな色、あたたかな色、I Love youの文字・・

次々と描きます
I Love youと色とりどりの色たち


しばらく描いていると
じぶんの中から「わたしも大切にしてよ」
そんな声が聞こえてきました


ーああ、そう、そうだったね
ついついわたし忘れちゃうんだよね

今度は I Love meの文字を描きます


I Love you I Love me ・・I・・
together.
今度は、「一緒に」というコトバがでてきました

ーああ、そうか。
ひとりひとり、じぶん。であって
じぶんじしんをあいしたら、
あいしてみたして、はじめて
本当に。「そこ」に「ここ」で一緒にいられるかもしれないね

今度はいろいろなコトバがでてきました
「わたしだって甘えたい」
「ここにいていいんだ。もうここにいちゃってるからねえ。」
「なにしてあそぶ?」
「大好きだよ!」


子どものような、そのコトバたちが
とっても、かわいいかった。
大人になっても、きっと人の中には
子どもなじぶんがきっと住んでいる

その声を聞いてあげられたらいいよなあ。
女の子は思います。
そうしてさ、すきならすきって、スナオに伝えていいよね
うん、うん。女の子はじぶんで言ったコトバに
深く頷きながら
ーわたしも、わたしのワガママなじぶんの声をゆるしてあげよう。好きな人には、ぜんかいで、ぜんしんで好きを伝えよう。
そう思いました。

今度は描いた絵が
地球みたいに、見えました


こんなコトバがでてきます
「地球のゆめ、しってる?」


ー地球のゆめかあ・・。
そんなこと考えたこともなかったけど
そうだよね、地球もゆめをもっているかもしれないよね。

こんなにたくさんの、生命をのせて
宇宙を旅している地球は、
いったいなにをゆめみて、なにを想っているんだろう?

「地球へGO〜!」こんなコトバもでてきた
わたしたちはこの地球という星をえらんでやってきたんだ。そんなことに気ついて、わくわくした

この地球という星のおかげで
わたしたちは、今、ここに生きている


そんな当たり前すぎて
忘れていることを、思い出した。
地球はわたしたちがうまれおちるのを
迎いいれてくれた、おおきなお母さんなんだなあ。


そして地球はさ、宇宙にぽっかりういていて
太陽をリーダーとした惑星たちとこの銀河を旅している

わたしたちは、いったいどこに向かっているんだろう?
そして他の星の人たちと友だちになることはできないのかな?女の子はふと、そんなことを思いました


そうして
でてきたコトバは「Open sesame」

ーひらけゴマ?ひらけゴマか〜んーー
なんだろう?ちょっとなにが言いたいのか
わからないから、一旦休憩してごはんでも作って食べることにしよう!


ごはんの準備をしていると
女の子の元へ男の子がやってきました

ふたりでごはんを
食べることになり、いただきます。ができる
というタイミングで男の子の姿が見えなくなっていました


男の子が戻ってくると
ギター をもっていました
ーあたらしい、歌詞ができたんだ

男の子がつくったステキなうたの
歌詞を今、こんな風にしたらほんとうのことが
歌えている気がするんだ。そういいながら
ごはんを前にうたをうたってくれまして


ここは、こんなのどうかな?
これはどうかな?
これはすごくいい!うーん、これはあんまり好きじゃない。そんなことを話しながら、歌いながら、ごはんを食べます


こんな風にしたら
みんなでうたえるようになると
思うんだけど、どうかな?


うーん・・・。
さいしょは女の子は
へんだなあ。いやだなあ。とおもっていたけれど
きいて一緒にうたっているうちに
だんだんたのしくなってきました

そして
みんながうたいおどり
大人が子どものようにはしゃいで
お祭りのようになる。
そんなイメージが浮かびました

・・・あ!
このうたで地球がひらくんだ!
オープンセサミだ!!


さっきわからなかった
オープンセサミ。が繋がったような気がしました

ー地球のみんなでこのうたをうたって
みんなのハートがひらいてひとつにつながる・・

そのときに
地球は宇宙にひらいて、他の星の人(?)たちとも
友だちになれる。そう思いました


このうたをうたったら
みんなが地球にきたイミを
みんなでしたヤクソクした
ゆめを思い出す。そんな気もしました


ふと、女の子は
はじめて男の子と
出逢ったときに
このうたをきいて描いた絵のことを思い出しました


その絵は
地球と、地球からたのしくてみんながもりあがっているカラフルな声がきこえてきそうな絵だった


ーここにあったはず。


その絵をひっぱり出して気がつきます

ーこの絵は、この時の様子だったんだ!
地球がお祭りのようになって、宇宙にひらいちゃうときの!!

そうして今度は
おおきな地球とそこにはりつけた
たくさんの絵をみます


ーこれは
ひとつひとつの、カラフルな声だったんだ
誰かを想っていたり
じぶんを大切にしよう。とおもったり
一緒にいたい。とおもったり
楽しかったり、さみしかったり、よろこんだり


そして
それは地球のたくさんの人であると
同時にすべて、じぶんじしんでもあることに女の子は気がつきます


ぜんぶ、わたしだ
わたしの中に地球がある
わたしの中に宇宙が、あるんだ

女の子は
いつか、ひとつで一緒だった、みんなへ
あなたへ、love letterを届けたい。と思いました

届けるのは、わたしじしん。
このわたしじしんである、この絵たちを
世界ちゅうにちりぢりバラバラになった、みんなへ届けたい

返事は返ってきても
かえってこなくても、どちらでもいい


ただ、返ってくるのなら
「あなたじしん」あなたそのもの。を届けてほしい。
そう思いました


でも、それは直接わたしに届けるのでなく
あなたじしん。をこのせかいのどこかで
生きていたり、思いきり表現していて
くれたら、それでいい。そうも思いました


そうしたら
また、いつの日か
またわたしたちが本当に繋がれるトキがくるんだと分かりました


というよりも
それこそが....わたしでわたしで在ることが
あなたがあなたで在ることが、
それをできる...わたしたちがまた繋がれる魔法なのだと

だから
わたしは
ここに生きているよ。って
そのしるしを、せかいのみんなに届けよう。そう決めました

ーこの、しるしが
届いたとき、君もあの、ヤクソクを
思い出してくれたら、いいなあ。

また、あおうね。




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