![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61585374/rectangle_large_type_2_17e35896ef595167e6dcbf44523a3364.png?width=1200)
悲しい話と仲良くできる気がしない
恋愛を主題としたサイエンス・ファンタジー
作品がある。
もちろん現実世界とは似て非なる異世界が
舞台だ。
そんな世界の制約のもと、とある二人が出会い
恋に落ち、末永く幸せに暮らせばいいのだが
悲しい結末で終わることもある。
ふと、その悲劇の切なさを思った時に
存外ばかばかしくなってしまった。
人間が想像で作り出したあり得ない設定下で
成立した悲しい恋の物語に心を動かされた
なんて詐欺にあったような気すらした。
サイエンス・ファンタジーが悪いとは
いっていない。
その枠組みで悲しい恋愛話を作ることに
憤りを覚えたのだ。
作品として悲劇があることは理解している。
副次的にロマンスが生まれるのは納得が
できる。
人と人が出会い恋に落ちるという確率として
は決して高いとは言い切れない事象を
悲しい結末で描くなんてもったいない。
つらいことがありすぎて、神経がすり減る
日々の中で悲しい話を受け入れる余地がない
のだ。
もっと鈍感であれたなら。
*