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なんとかかんとか乗り切って(あっという間に月曜日)
(気づいたら、あっという間に3連休(その1)の最終日の月曜日になっていました。だいぶ、note記事の間が空いてしまいましたね。まずは、16日に書こうと思っていた話を書いていくことにしましょうか……)
先週の木曜日、9月15日は「第5回 笹井宏之賞」の〆切日でした。〆切がはっきりと、とっても前からわかっていたのに、まるで半月前ぐらいに「え?〆切15日だよ?」と教えられたかのような、準備のなさと慌てよう……ホントこういう時、前もって準備できる歌人を尊敬します……
もっとも、ただ単にサボっていたというだけでなく、最近、作詠が絶不調で、うまく短歌に取り組めなかったんですよね。
不調の背景はいろいろあるのですが、特に作り貯めていた(不採用続きで溜まってしまっていた、というべきかな……)短歌が何百とあり、それが澱のようになっていて、身動きが取れない感覚というか……どうしたもんかわからない自作の短歌群が靄のようになって、私の脳を覆うような感覚。
で、今回は、歌人の荻原裕幸さんや小坂井大輔さんからいただいたアドバイスを思い出して、50首全部新作で作るのではなく、タイトルを決めてそれの骨組みになるような短歌を7首ほど詠み、そこに未発表の短歌を埋め込んでいく、という手法をとりました。
この手法を選択したおかげで、なんとか応募が間に合いました。
そうして、これを提出してみると、ただただ澱のようにして手元のメモ帳や頭の中に溜まっていた自作の短歌が、一応の居場所を与えられて、解き放たれたようで、少し心が軽くなりました。
(とはいえ、予選も通ることなく日の目を見ず終わってしまえば—その可能性は限りなく高くて—また、宛先不明の未発表歌になってしまうのですが……)
もちろんある程度、自作の発表場所やタイミングを考える必要(戦略、とも言える)はあるでしょうが、やはり自作の短歌は定期的に世に解き放っていくべきなのだな、と思った次第でした。
そして、今回の連作づくりでは、ちょっと嬉しいことがあったのですが、これについては、稿を改めることにします。