MARCH卒JTC出身だけど商社転職で無双しました
1. 紹介
自己紹介
皆さん、こんにちは。無双くんです。MARCH出身、10数年間のJTC勤務経験を経て、30代半ば総合商社に転職したものです。現在は5大商社の事業投資の部署におり、既存のポートフォリオ管理に加えてM&Aや新規事業にも携わっております。
そんなワタシの転職活動のスタートは決して華々しいものではありませんでした。この経験から得たものはきっと同じような道を目指す方々の役に立つだろうと思い、少しずつ発信活動を始めることになしました。
転職活動の苦悩
ワタシの転職活動は正直言って極めて厳しいスタートでした。20代後半のとき、最初に5大商社の選考に挑戦しましたが、何度も書類選考で落ち続けました。その中で、特に記憶に残っているのは、なんとか1次面接までこぎ着けた三菱商事の選考です。結果は惨敗。面接の途中に「自分がこの面接に受からない」ことがわかってしまった感覚を今でも覚えています。これらの失敗がワタシを強くしました。
無双モードの誕生
悔しさをバネに、ワタシは自己改革に取り組みました。業界研究、自己分析、面接対策を徹底的に行い、「無双モード」に突入しました。その結果、書類選考では殆ど落ちることがなくなり、5大商社の殆どで最終面接に進み、複数社から内定を獲得しました。この経験は、表面的な学歴や職歴よりも、本質的に総合商社で活躍できるかどうかということ、そしてそれを選考の場で会社側に理解してもらう、というある意味当たり前のことの重要性を教えてくれました。
誰にでもある可能性
「私には無理」と思っている方々へ。転職は、誰にでもチャンスがある場です。一度落ちたら戻れない新卒一括採用とは違い、ある意味何度でも起き上がって挑戦できる訳です。ある部署で不採用でも部署が違えば再チャレンジ可能ですし、同じ部署でも翌年以降であれば応募可能な会社が殆どです。一度不採用になっても、キャリアを積みなおして数年後にチャレンジしたって良い訳ですから、一発限りの新卒採用とは違って、諦めなければいつか受かるといっても過言ではないかもしれません。
このnoteでは「表面的な学歴・職歴ではトップティアの輝かしい経歴ではなくとも、他の候補者と実力では劣らない候補者(自分ではその事実に気が付いていない潜在層を含む)」を特にターゲットにしています。自信を失わずに、一歩を踏み出してみてください。昨今、商社では高度な専門性をもった人材、多様な才能を求めており、皆さんの強みを活かせる場所は必ずあると思います。
転職活動の戦略
まず、総合商社への転職はかなり難しいです。昨今の好業績も手伝って、転職希望者は増加しているものと見られます。「商社のボーナスすげぇらしいしなぁ、商社マンなりてぇなー」みたいな動機だけでは、到底うまくいかないことは明白です。
一方で、各社とも流動性の高まりを背景にキャリア採用に力を入れ、新卒採用も含めた採用者数全体におけるキャリア採用者数の占める割合も上昇傾向にあるという事実もあります。
アナタが本気で総合商社への転職を志すのであれば、不可能ではないと思います。成功への鍵は、適切な戦略と入念な準備です。思い立ったらとりあえず受けてみるというのもアリだと思いますが、大抵の場合一発で内定を獲得するパターンはごく稀です。しっかりと、戦略性をもって、然るべき準備に取り掛かりましょう。
マインドセットの重要性
ワタシが経験した数々の商社面接で、即日合格通知を受け取る「無双状態」に至ったのは、単に職務経歴書の内容を語り、作り込んだ志望動機を熱く語り、想定問答に沿って質疑をスマートにこなすだけでは、このゲームには勝てないと悟ったのがきっかけです。
面接官の心を掴むのは、スキルや経歴ではなく、紛れもなく「キミだけのストーリー」です。競合相手は、アナタと同じか、それ以上に輝かしい経歴を持っています。彼らもまた、当たり前のようにロジカルで洗練された回答を用意しています。しかし、本当に重要なのは「どうしてもアナタを選びたい」と面接官に思わせること。これはアナタの人生観やキャリア観を基にした、アナタだけのストーリーから生まれるものです。
ワタシが面接で常に心掛けたのは、面接官がワタシのストーリーに共感し、彼らがワタシの応援者に変わることです。既に書類上では採用基準をクリアした10人~20人の優秀な人物から一人を選ぶ訳ですから、面接官にもアナタを選ぶ理由が必要で、それはキレイなロジックでもなんでもなく、「心が動いたかどうか」だと思っています。ワタシが提案するのは、感情を揺さぶる話法ではありません。重要なのは、表面的なロジックを超えた、個々のユニークな要素が結びついたアナタだけのストーリーです。これにより、面接官に深く印象づけることができ、他の候補者とは一線を画することが可能になります。これが、商社への転職において無双したワタシの最も重要な秘訣です。
2. 今後の方向性
執筆活動への挑戦
これまでまともに纏まった量の文章を書いて来なかったワタシにとって、この執筆活動は新しい挑戦です。皆さんからのフィードバックを大切にしながら、有益な情報を提供していきたいと思います。記事によっては有料にする場合もありますが、それは商社で働きそれなりの報酬を得ている者としてモチベーション維持の意味合い、そして内容によっては不特定多数の方に読めまれるべきではない場合もありますので、そのあたりを考慮して価格を決めたいと思っています。
転職サポートサービスの展開
現在、XのDMを通じて無料で、商社への転職を目指す方々からの相談に乗ったりしています。このXアカウントはフォロワー100名程度の弱小アカウントなのですが、驚くほどに日々新たな方々からの問い合わせをいただいている状況で、遅かれ早かれ対応が追い付かなくなることが予想されます。したがいまして、書類添削、キャリア相談、面接練習といったメニューで有料化することも今後検討していきまます。まだ興味のある方は、気軽にDMでお問い合わせください。
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