風とジェイコブ in North Sea Jazz 2025
先日、またまた風さんから凄いニュースが飛び込んできましたね。
まさに爆風!
なんと風さん、North Sea Jazz Festival 2025 に出演!
North Sea Jazz Festival とは
オランダで毎年7月に開催されている世界最大のインドアジャズフェス。
1976年から開催されている歴史あるフェスで、過去にはマイルス・デイビス、カウント・ベイシー、スタン・ゲッツ、ジェイムス・テイラー、ベニー・グッドマン、サラ・ボーンなどなど、錚々たる大御所が出演しています。
開始当初はデン・ハーグで、そして2006年からはロッテルダムで開催されているそうですね。
日本人では、渡辺貞夫、上原ひろみ、大西順子などなどジャズの第一人者が出ています。
いや~ビックラポンです。
アジアではかなりの知名度になってきたし、たしかにアメリカでもロスやアポロシアターで大成功を収めた風さん。
でも、まさかいきなりヨーロッパとは。
しかもジャズフェスとは。
まあ、このフェス、最近ではジャズ畑からだけでなく、結構幅広いジャンルのアーティストが出ているようではあります。
注)今年は17のステージで1,500人以上のミュージシャンになってるらしい。
ということで、風さんはどのジャンルと認識されたんだろう?とは思いますが、『なんにせよめでたい、ハッ!』でしかありません(笑)
ジェイコブ・コリアーという天才
私が何より嬉しいのは、ジェイコブ・コリアーが今年の”Artisut in Residence" になっていることです。
このフェス、今年は7/11~7/13の3日間行われるのだけど、ジェイコブは3日とも出演します。
しかもそれぞれの日で異なるパフォーマンスを披露するらしい!
実は、親しいセミプロのアーティストさんがジェイコブの大ファンなので私も少しは知っているのですが、ジェイコブのライブって、よく他のアーティストさんをゲストとしてステージに招んで一緒に歌ったり演奏したり、かなり自由度高い。
だからジェイコブが風さんと一緒に何かやってくれる可能性だってあると睨んでいます(ニッ!)
そんなことになったら、もう私の妄想が本当になっちゃいます。
かねてから、西のジェイコブ・東の風……ってくらい、私は二人のスタイルやマインドや才能を似ていると思っていたから。
そして、いつかジェイコブが風さんを見つけてくれて、二人は意気投合して世界に幸せなバイブスを送り続ける……っていう妄想。
ひゃ~~~、想像しただけでぞくぞくします。
ま、その知人のセミプロさんに言わせると、あんな凄い風さんでさえジェイコブの才能には敵わないということだけど。
(誤解のないように言いますが彼も風さんのファンだし風さんの才能を絶賛しているのですよ。)
ジェイコブはマルチプレイヤーです。
ピアノ、ギター、ドラム、ベース、ウクレレ、パーカッション、鍵盤ハーモニカ……等々あらゆる楽器を演奏できます、しかも全部凄いクオリティで。
もちろん歌も歌います。めちゃくちゃ上手いです。
作曲家でもあり編曲家でもあり音楽プロデューサーでもあります。
レコーディング・エンジニアでもあり、多重録音で凄いYoutube動画出しています。
グラミー賞はなんと5回も獲っていますからね。
ここで、少しだけジェイコブの動画でも貼ってみますか。
彼は、音階をめちゃくちゃ細かく聴き分けたり歌ったりする耳を持ってます。
ミとソの間に本当は何音くらいあると思いますか?
まあ、この動画の3:27あたりから見てみてください!微分音っていうのですって。
ポリリズム(同時に色んなリズムを奏でる)も見てみてください!
この動画の10:07くらいからです。特に11:30くらいから、凄いです!
……もう、ワケワカメです(笑)
そして、彼のライブは、いつもお客さんをも巻き込んで凄いことが起こります。(残念ながら私は一度も行ったことがなくて動画で見るだけですが)
ああ、一度この聴衆の中の一人になりたい!
こちらは多重録音の一例。ドレミの歌もこんなにオサレになるよ!↓
藤井風とのいくつかの共通点
⒈ 若くして才能発揮、とにかく天才
2. Youtube動画配信から認知され人気に火がついた
3. 愛嬌のある性格
4. 音楽に対する姿勢が自由でジャンルに捉われない
5. クロックス愛好家(笑)
そして、これは私の感じていることではありますが、2人とも「音楽をお金儲けの道具にしていない」!
結果として楽曲が売れライブチケットが完売したとしても、それがそもそもの目的ではないと思うのです。
彼らは呼吸するように音楽をする。
音楽をやらずにはいられない。
音楽の神様から白羽の矢を立てられた人たちという感じですかね。
そんな2人がもうすぐ同じフェスに出るんです。
出来ることならその場に居て目撃したい、その歴史的瞬間を!
風さんのスタイルは?
私はピアノ弾き語りと踏んでいます。
思い切りジャジーに、そして自由に。
SAXなんかも入れちゃう?
何曲くらいやるんでしょうね。
それにしても風さんにとっては完全アウェイなステージ。
ヨーロッパではまだまだ知られていない、極東から来たほとんど無名に近い若手ミュージシャン。
だけど、彼はドキュメンタリーで言っていた。
「英語の歌詞で世界に向けて音楽をやるからには、世界の凄いミュージシャンたちと同じレベルに立たないと意味がない」と。
あの言葉を聞いたとき、少しだけ引っ掛かりを感じたのです。
そんな大げさな……というか、同じレベルって一体どういうこと?って。
今、腑に落ちた気がします。
おそらくあの頃から、彼自身もマネージャーのずっずさんもまわりのスタッフさんたちもみんな、近い将来世界の有名なフェスに出ることを見据えていたんだろうと思います。
ああ、それにしてもどれほどの緊張をするんだろう?
オランダはあまりに遠いので、ひたすら想像してドキドキしておくことにします。
配信もきっとあると思うので楽しみです。
最後に公式さんの画面を貼っときます。
風さん、いつかグラミーもとってね。
ジェイコブとの共通点に加えるからね!