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好きなものと真正面で向き合う姿は大きな台風の目となる
好きなことや今の推しを周りに話したい...聞いてほしい...
わたしってこんなものが好きなんだよ!
今ハマってるのはコレだよ!
わたしは好きなものについての知識を誰にも聞かれていないのに話したくなってしまう。
好きなものについて熱く語っている自分が好きで、その知識を話しているとき相手からは 尊敬の眼差しで見られている......と勘違いしてしまっている。痛いわたし。
話は変わって わたしの理想的な人物は
『興味深いひと』
この人の考えてること知りたいな...と思わせる人。
おいしい給食に出てくる 甘利田先生はそのような人物に当てはまる。
彼は学校の給食がなにより大好きな教師である。
だけれど、それを口外することはない。
大人だから。そして学校では強面で通っている。
しかし、職員室のデスクでファイルに入れられた献立をニヤニヤしながら磨いたり 給食を食べ始める前の校歌斉唱のときは喜びを抑えきれずに脇をブンブン振り回して歌う。
口外しないものの 好きが溢れ出している。
その様子をみた周りの人が興味津々になって、巻き込まれる。
甘利田先生のことが気になって仕方なくなる。
もう、釘付け。
給食お好きなんですか?と声をかけられるまでになる。
わたしからしたら 羨ましすぎる。
わたしの場合、プレゼンをしすぎてウザがられ なんならプレゼンをしたものに対してネガティブな印象を与えてしまうことだってある....すごくかなしい結末。
話さずとも相手に興味を持たせるなんて。
好きなものと真正面に向き合う姿は美しい。
それだけで説明せずとも素晴らしさが伝わるんだなと勉強になり、己の行動を見直すきっかけになりました。