カーライフを支えるプロフェッショナル。有限会社カーアシストジャパンのオリジナル楽曲とは?
「音楽を入り口に、企業の物語を伝える。」をコンセプトに、さまざまな企業や代表の、過去・現在・未来と音楽を絡めた内容を発信していく、Music Withストーリー。
今回は、千葉県を拠点とするカーライフを支えるプロフェッショナル、有限会社カーアシストジャパンの小安智和さんにお話を伺いました。
有限会社カーアシストジャパン様は、オリジナル楽曲『あーばっち!!のテーマ』とその振り付け動画、ミュージックビデオをMusic Withのプロデュースで制作されています。
【プロフィール】小安 智和(こやす・ともかず)
工場やガソリンスタンドでの勤務、トラック運転手を経て、2004年に千葉県で有限会社カーアシストジャパンを創業。レッカーサービスを中心に自動車に関する業務を展開。「チャレンジ精神を忘れず、人がやっていないことをやりたい」とロゴマークやオリジナルキャラクターの制作などにも積極的に取り組み、業界そのもののイメージ向上や地域貢献にチャレンジしている。
『あーばっち!!のテーマ』振り付け動画
『あーばっち!!のテーマ』ミュージックビデオ
「他がやっていないことをやりたい」そんな想いの延長でオリジナル楽曲の制作へ。
ーまずは、事業内容について教えてください。
2004年10月に設立した会社で、車の故障や事故があったりして皆さんが困ったときにそのトラブル解決をしています。主に鍵の閉じ込みやパンク修理、レッカーですね。いわゆるロードサービス全般を業務にしています。
ードライバーの味方ですよね…!ずっと同じ業界に従事されていたんですか?
近いところにはいましたね。高校を卒業して工場やガソリンスタンドで働いたりトラック運転手をして、25歳で千葉に戻ってきたんです。そこでガソリンスタンドに就職したんですが、数ヶ月後に職場の先輩が中古車販売をやると。それを私もお手伝いすることになって、それから自動車業界に携わってきた形ですね。
それを5年ぐらいやって、32歳の時に有限会社カーアシストジャパンという形で起業しました。今年(2024年)の10月で20年になります。
ーオリジナルキャラクター「あーばっち!!」の存在には驚きました。
「人がやっていないことをやりたい」とか「変わったことをしたい」っていうのが好きなのかもしれないですね。自家用車にしてもノーマルで乗りたくなくて、ちょっといじってドレスアップして人と違う形で乗りたいなとか。
今回制作していただいたオリジナル楽曲『あーばっち!!のテーマ』やその振り付け動画、ミュージックビデオなんかも人と違うところを見せていきたい、目を引きたいっていう思いがあったからですね。
ーチャレンジ精神に溢れている企業様という印象がありますが、最初にやったことはなんですか?
ロゴマークのデザインとあーばっち!!ですね。中古車販売をやっている時から思っていたんですが、ロゴを持ってるところがあまりなかったと思うんです。元々私が起業するときにまずはロゴを作りたいというのがあったんですが、会社のイメージ付けをするのにキャラクターがあればもっと興味を持っていただけるかなと思って。
ー「あーばっち!!」の誕生や名前の由来について教えてください。
黄色いレッカー車がお客様のもとへミツバチのように飛んでいくというイメージです。「あーばっち!!」というネーミングは、屋号(レッカーアーバン)に入れている「アーバン」と「ハチ」を合わせました。ただの「あーばっち」だと寂しい気がして、インパクトや驚きを表現したいと思って「!!」をつけました。
ーまずはロゴデザインから始まってオリジナルキャラクターも制作し、今回はオリジナル楽曲と…。チャレンジし続ける姿勢が本当に素晴らしいと思います。
ありがとうございます。楽曲も素晴らしいものを作っていただいて感謝しています。本当にイメージ通りでしたし、仕上がりは想像以上のものでした。スタッフにも聴いてもらいましたが、評判は良かったですね。
社長である私が個人的に勝手に作ったということがないようにしようと思ったんです(笑)。だから初めからいろんな意見を聞いて取り入れて。
とあるスタッフが「『あーばっち!!のテーマ』がカラオケに入ってました!」ってLINEをくれたんですが、「一緒に行った仲間に、俺の会社だよって自慢できました!」って言ってくれた時は嬉しかったですね。
私も音楽を聴くのは好きなんですが、自分で作れるわけではないし流行に明るいわけでもない。何もわからない素人が聴いてもスーッと入ってくる楽曲だったので、スタッフも「いいですね」とか「かわいいですね」という感想が多かったので、イメージ通りに出来たなと非常に満足しています。
ー嬉しいお言葉をありがとうございます。社外の方の反応はいかがでしょう?
実は『あーばっち!!のテーマ』が電話の保留音にしているんです。それもフル尺なんで、4分13秒ですね。長くお待たせしても耐えられるようになっています(笑)。
ーすごい、保留音ですか!その発想は面白いですね。
大手の会社ならともかく、なかなかそういうことをやっているところはないですよね。電話会社さんにもちょっと無理を言って取り入れていただきました(笑)。お付き合いのある保険会社さんからの評判も良くて、待っている間退屈しないし楽しいって仰っていただけています。「御社でこんな楽曲を作ったんですか」とか「オリジナル楽曲を持っているレッカー屋さんなんかないですよね」って(笑)。
こういうところでもカーアシストジャパンに対する見え方を変えることができていて、そこまでやる会社なんだっていうアピール作りにもなったし、そういう部分で本当に影響力があったなって思います。
イメージ通りに楽曲を作るクリエイターの技術・感性に脱帽。今後は楽曲を使って交通安全運動などの地域貢献へ。
ーオリジナル楽曲を作る過程で、新鮮だった点や興味深い点はありましたか?
イメージを伝えて、その通りに楽曲が出来上がってくる技術や感性に驚きました。やっぱり楽曲を作る人ってすごいなって思いましたね。
私としては「子供たちにも覚えやすいリズムで、歌って踊れるような曲を作りたい」ということしか言ってなかったんですけど、会社のホームページから情報を拾っていただいたりそれを組み合わせていただいて、歌詞の内容も明確だし今風の捉え方をしていただけてそれがすんなり入ってきました。
ーボーカリストはMusic Planet+内でのオーディションで選ばれました。決め手はどういったところだったんでしょうか?
クリエイターさんからのアドバイスもいただきながら最終的に決めました。歌声の好みはもちろんありましたが、『あーばっち!!のテーマ』を歌った時にどうハマるのかとかは正直わからなかったので。
実際に採用者の方が『あーばっち!!のテーマ』を歌ってくださった歌声を聴いたらとてもマッチしていて、クリエイターさんの助言を聞いてよかったなと思っています。やっぱりクリエイターさんが一番楽曲のことを知っているので、クリエイターさんがお持ちのイメージを聞いて採用者を選べるのはすごく強みだと感じました。
ー今回は振り付け動画の制作も合わせてご依頼いただきました。
楽曲を作った後に、振り付けもできないかと聞いたところ親身になって応えていただいて大変嬉しかったです。Music Withさんは「No」と言わないですよね、出来るか出来ないかではなくて、出来るように考えてくださるというか。
オリジナル楽曲ができるのも楽しみでしたし、他の業者とやっていることが違うよ!という思いでさらにチャレンジしてみようと思いました。
実際に振り付け動画の撮影にも立ち会いましたが、プロの仕事を垣間見ることができて本当に刺激的でしたね。だからすぐにミュージックビデオの制作もご依頼させていただいて。
ーミュージックビデオの撮影では、レッカー車やクレーン車といった車両もスタッフ様も総出での撮影になりました。
車両は全40台ですね。1箇所に集めることも大変でしたが、スタッフみんなでピカピカに拭き上げたのでそれも大変でした(笑)。こんな機会は滅多にありませんから、並んでいるのを見た時は我ながら圧巻の光景でしたね。
ドローンを使うというアイデアもとてもありがたかったですね。スタッフやその家族も多く出演させていただきましたし、仕上がった映像を見てみんな喜んでいる様子でした。
ー振り付け動画、ミュージックビデオについて期待していることはありますか?
ロードサービスの枠組みを超えて地域貢献ができたらなと思っています。まだ具体的な道筋はできていませんが、たとえば地域での交通安全運動イベントなんかにあーばっち!!が出てきて、スクリーンを見てみんなで歌って踊って楽しんでくれるイメージですね。
我々がそういう活動を通してカーアシストジャパンという会社のイメージ作りをして、それを見た子供たちが大人になって就職活動するときに「あーばっち!!の会社で働きたい」って思ってくれれば最高ですよね。少子化社会ですから、少しでもレッカー業界のイメージアップや働き手の確保のためにアピールできれば嬉しいです。
ー今後チャレンジしたいことはありますか?
他のレッカー会社にないもの、やっていないことに取り組んでいきたいなと思います。ただ事業を拡大したいとか別業界に参入したいとか、会社を大きくしていきたいという気持ちは正直あまりなくて。あくまでロードサービスを軸としながら、地域に根差して社会貢献に繋がるチャレンジをしていきたいですね。
小安さん、ありがとうございました!
Music Withでは、楽曲制作にとどまることなく動画やイベントとの相乗効果を図るなど、「企業の物語を伝える」様々なアイデアをご提案いたします。