楽曲を通して物流業界に新しい風を。株式会社カワキタエクスプレスのオリジナルソングとは?
「音楽を入り口に、企業の物語を伝える。」をコンセプトに、さまざまな企業や代表の、過去・現在・未来と音楽を絡めた内容を発信していく、Music Withストーリー。
今回は、愛知から大阪のエリアで運送業を行っている、株式会社カワキタエクスプレスの川北辰実さんにお話を伺いました。
株式会社カワキタエクスプレス様は、オリジナル楽曲『Connect』を、Music Withのプロデュースで制作されています。
【プロフィール】川北 辰実(かわきた・たつみ)
宅配便の仕事を通じて環境問題や社会問題に興味を持ち、「人にも環境にも優しい仕事を」と1998年に運送会社・株式会社カワキタエクスプレスを起業。育休制度なども充実させ、社員1人1人を大事にし組織全体で切磋琢磨できる環境づくりを目指している。
きっかけは1本の営業電話。話を聞く中で「Music Withなら自分の思った音楽が作れそう」と制作を決意。
ー会社の概要について教えてください。
名古屋〜大阪のエリアで運送会社をやっています。25台のウイング車を保有し、日用品から原料、印刷物や梱包素材などありとあらゆるものを運んでいますね。
海外への引越しにも対応していて、たとえば企業の社員さんが海外転勤をされるときに、お荷物の梱包をして港まで運んでいくといった形です。
社員が平均年齢29.9歳と運送業界としては非常に若いというところが一番の特徴で、10代・20代で社員の75%を占めている会社です。
ー川北さんの経歴について教えてください。
高校を卒業してから7年ぐらい下請けメーカーで2社程勤めて、そのあと結婚・出産を機に退職しました。転職先を探していた時にたまたま宅配便があって、そこから起業した形です。元々起業しようという気持ちはなかったんですが、一度仕事から離れて色々と考えていた中で「自分でなにかしたい」という思いが芽生えてきて起業をしました。
最初は宅配から始めたんですが、途中で環境問題や人の生き方について興味を持つようになって。例えば自然を壊しちゃうとか、人に対してハラスメントしちゃうとか、社会にも一定の悪が存在するわけですよね。
それじゃいけない、環境にも人にも社会にも優しい仕事じゃなきゃいけないんじゃないかなと思い始めた時に縁があってトラックを買うことになりまして、1998年に会社を興しました。
ー今回、オリジナル楽曲をMusic withで制作することになったきっかけを教えてください。
最初は「社歌を作りませんか?」っていうお電話をいただきました。社歌というよりもドライバーの応援歌だったら良いかもみたいな、最初はそんな感じでした。ちょうどTikTokをやったりしてSNSでバズるというのを意識していた時だったので、AdoさんやYOASOBIさんみたいに音楽で何か出来たら面白いんじゃないかなと思ったんです。
そこからいろいろお話を聞いていって、納得感のある費用感だったし融通も利くので、イメージ通りに作ることができるのではないかという期待感からお願いすることにしました。
アーティストとともに制作したことで楽曲に想いが宿った。
ーオリジナル楽曲『Connect』は、川北さんにとってどのような楽曲になりましたか?
想像以上に素晴らしい楽曲になったと思っています。進めていく中でクリエイターの千葉さんから、僕と(楽曲の歌唱を担当した)なにか。さんで歌詞の世界観を話し合ってみてはいかがでしょうとご提案いただいて。
大まかなストーリーは僕が考えて、実際に歌うなにか。さんに歌いやすさや言葉のニュアンスなんかを修正してもらって、歌詞が完成しました。
(歌唱アーティストについて)オーディション形式にしてもらったのも、とてもありがたかったですね。最初は楽曲が完成してから歌い手さんを決める流れだったのですが、そこも柔軟に対応してくださって。だから歌い手さんとアイデアを出し合いながら進めることができたんですよね。
そういえば応募者の方って何人来られたんでしたっけ?
ー275名ですね!
ありがたいですね。それだけの人数から泣く泣く選考させていただいて、僕の方では4人までしか絞り切れなかったんですよ。そこで、お願いをしてなぜ今回のオーディションに申し込んだのかを聞いてもらいました。歌唱力だけでなく想いの強さも聞いてみようと。
その中で一際輝いて見えたのが、今回選ばせていただいたなにか。さんでした。送っていただいた応募理由を拝見したところ本当に強い想いで応募してくださっていて、この方だ!と思いましたね。
そんなこともあって、歌詞から楽曲、なにか。さんの歌声も含めて、本当にいい楽曲になったなと思っています。
ー見事オーディションを勝ち抜いた、なにか。さんにもお話を伺いました!
ーなにか。さんも、川北さんと二人三脚で楽曲制作に携われたことを非常に喜んでおられました。
歌は、歌う人の心が込もっていないと思うので、ただ歌ってくださいって与えられた歌詞では難しいと思って。僕もなにか。さん自身の想いを込めて歌ってほしいなと思ったので、一緒に作れたことは本当によかったです。
ー『Connect』という楽曲名も、なにか。さんと一緒に決められたとお伺いしました。
楽曲名は相談して決めるのではなくて、せーので出して決めようということになったんです。お互いにそれぞれの想いがありますし、なにか。さんは芯が強くポリシーもお持ちですからそれを大事にしたくて。
出し合った案の中で『Connect』が候補に上がったのですが、運送業としての繋がりや人と人の繋がりという意味合いがピッタリだったので『Connect』に決めました。
楽曲を通して物流業界を知ってもらいたい。
ー『Connect』を聴いた周りの方の感想はいかがでしたか?
非常に評判はよかったです。僕を知っている人からしたら、「以前から話している社長の想いそのものやね」と言ってもらえましたね。
ー今後の活用方法や期待していることについて教えてください。
SNSや社外向けのメルマガでの展開を考えています。物流業界の新聞の取材は受けたので、そこからこの業界に興味を持ってもらって、リクルートに繋がればいいなと思っています。そのためにも話題性が出てほしいですね。
広報のPR活動も始めているので、『Connect』を足がかりに広まってくれたらなと思っています。その先で物流業界そのものやカワキタエクスプレスという会社を知ってもらいたいなと思います。
川北さん、ありがとうございました!
Music Withでは、楽曲制作にとどまることなく動画やイベントとの相乗効果を図るなど、「企業の物語を伝える」様々なアイデアをご提案いたします。