伴走型エージェントとして、求職者に向き合ってきた株式会社Izulの「応援歌」とは?
「音楽を入り口に、企業の物語を伝える。」をコンセプトに、さまざまな企業や代表の、過去・現在・未来と音楽を絡めた内容を発信していく、Music Withストーリー。
今回は、「ありたい姿実現のための転職」を叶えるために、求職者のキャリア相談・支援を行う、株式会社Izulの中田潤一さんにお話を伺いました。
Izul様は、オリジナルソング「Trust me」を、Music With(旧オットドック)のプロデュースで制作されています。
株式会社Izul オリジナルソング「Trust me」
制作の過程では、「第三者視点」も加わり、自分たちがやってきたことの言語化や整理をすることが出来た。
ーオリジナルソング制作のきっかけは、Music Withチームからのお声がけだったと伺いました。
はい。声をかけていただいたので、活用シーンなどは考えていなかったのですが、まず作ってみることにしました。
ー実際に作ってみて、いかがでしたか?
Music Withチームの皆さんと楽曲を制作できたことで「第三者視点」も加わり、自分たちがやってきたことの言語化や整理をすることが出来ました。
出来上がった楽曲も、とても良い曲だと思っています。出来上がった時にメンバーと聴いて、凄すぎて思わず笑ってしまったほどです(笑)。
ー楽曲を気に入っていただけて、嬉しいです!制作の過程で何か印象に残っていることなどはございますか?
そうですね…。求職者や転職業界以外の方々と話をすることで、勉強になることがありました。
ー「勉強になること」ですか。
はい。歌詞に関して、Music Withクチームの皆さんが出してくださった案に、1度修正をお願いしたことがあって、その時に認識の違いが出たことが勉強になったんです。
Music Withチームの皆さんからは、「夢追いかけて 挫けそうになって」という歌詞をご提案いただいたのですが、私たちが向き合っている求職者には「夢がない」こともあるということをしっかり伝えました。
ーなるほど。業界や自社が理解している「そもそもの部分」が、第三者には説明しないと伝わらなかったということですね。
そうなんです。なので、求職者や転職業界以外の方々からの見え方や伝わり方に関しては、気づきがありました。
ーIzul様が向き合っている求職者にはどのような方々が多いのでしょうか。
目の前のことを、がむしゃらに頑張っている人が多いですね。制作した「Trust me」もそんな求職者の方々に向けてつくった楽曲です。
頑張ることができるエンジンを持っていること自体が素敵だと伝えたかった。
ー改めて、「Trust me」はどのような楽曲なのか教えてください。
キャリアを築くために頑張っているけど、なかなか報われない人への応援歌です。
弊社のサービスを使って欲しいという想いよりも、「あなたが頑張っていることは、ちゃんと評価されていると知って欲しい」という想いを込めています。求職者の自己分析をお手伝いするなかで感じていることなのですが、頑張ることができるエンジンを持っていること自体が素敵だと伝えたかったんです。
ちなみに、「応援歌」はMusic Withチームの皆さんにご提案いただいたんですよ。
ーそうだったのですね!他にはどのようなメッセージが込められているのでしょうか。
Izulは、求職者に徹底的に向き合っていて、求職者の自己分析から価値観までを明確にしてから求人を紹介するんです。最低でも15回以上面談する伴走型のエージェントであることだったり、そのやり方や価値観も楽曲に織り交ぜてもらいました。
ーIzul様の想いが詰まった応援歌なんですね。ちなみに、中田様は今回が音楽制作初挑戦ですよね?
はい。音楽経験は何もなく…最近BiSHさんの解散ライブにメンバーと行ったくらいです(笑)。
ー初挑戦の音楽制作で、何か発見などはあったのでしょうか。
自分の想いを語るだけで、楽曲が出来たことには驚きましたね。曲調もMusic Withチームの皆さんにお任せしていて、ノウハウがなくても凄いものが出来るんだなと感じました。
あとは、最初はオリジナルソングといってもイメージが湧かなかったのですが、初回の打ち合わせで、「応援歌」が良いのではないかとご提案いただいたのが参考になりました。
明確なニーズがあった訳じゃなかったからこそ、余計に凄いと感じられたのかもしれません。
ー制作当初は、活用シーンなどは考えていなかったとのことでしたが、楽曲が完成した今、考えに変化などはございますか?
実は、まだ明確に使用する場面は決まっていないんです。でも、動画広告で使用する可能性はゼロではないし、使えそうな場面が生まれた時に、楽曲を選択肢の一つとして持っておけると思っています。
ー1曲所有しているだけで、どこかで使用できる可能性が広がりますよね。
そうなんですよ。あとは、言葉だけじゃ伝わらないものが、歌では伝わるという考えが生まれました。歌は、メッセージに抑揚がつきますよね。抑揚がつけられるからこそ、ニュアンスが伝わると思うんです。伝える方法として、歌は新しいと感じます。
ーそれでは、最後にIzul様のこれからの展望など、メッセージがあれば教えてください。
私たちは、伴走型のエージェントで、このままの形態で大きくなるのが難しい企業なんです。成長すると仕組み化が必要で、仕組み化してしまうと、今の状態から変化させないといけない部分が出てくるんです。楽曲に込めた想いのように、求職者に向き合う伴走型エージェントとして、「仕組み化しきらないまま企業を大きくしていく」というチャレンジをしていきたいと思っています。