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夢を見るならどうしたって背伸びはするんだ

題名はこの曲の歌詞から。よかったら聴いてみてね。


趣味つながりのお友達が夢について語るツイキャスをしていたのを聞いて、私も語ってみようと思いました。


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子ども、特に障害がある子の遊びを保障して発達を支えたい


これが私の夢です。

私は特別支援教育については、知的、肢体、病弱の三領域の資格取得を目指して勉強していることもあり、それらの障害がある子に関わりたいです。


みなさん、特別支援学校(旧養護学校)への就学が義務化されたのっていつだと思いますか?




答えは1979年。今から41年前です。
どうですか?思ったより最近じゃないですか?

それまでは障害のある子ども、特に肢体不自由や知的障害のある子どもへの教育の機会は保障されていなかったのです。


障害のある子どものうち、小学生以上の子どもは主に特別支援学校や特別支援学級、通級による指導を利用して学習をしています。
(通常級のみで学習する子もいます。子どもによります。)



では、就学前の子どもは?


特別支援学校と言っても、対象としている障害種は学校によって違い、知的障害を対象とした特別支援学校で幼稚部をもっているところは数えるほどしかありません。(東京では3校、神奈川では1校)

多くは通常の幼稚園・保育園・こども園療育機関、またそれらに併行して通っています。



ここで少し話は変わって「幼児教育」のお話。私がなぜ「遊び」にこだわるのか。

みなさん「幼児教育」と聞いて何を思い浮かべますか?


小さいうちからの英語学習?ピアノやスポーツの英才教育?



私は「遊び」こそが幼児にとっての一番の学びであると考えています。

実際に幼稚園教育要領には幼稚園教育の基本として以下のことが書かれています。

幼児期の自発的な活動としての遊びは、心身の調和のとれた発達の基礎を培う重要な学習であることを考慮して、遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること。

実際に授業や見学、実習を通して、幼児は遊びを通して友達との関わり方や体の動かし方など多くのことを学んでいることを体感しました。



話は戻って療育機関のお話。

療育機関って何?って方もいると思うので私がボランティアをしていたところを例に説明します。療育機関ごとに特色があるのであくまで一例と思っていただければ。

簡単に言うと障害がある子だけの幼稚園といった感じでイメージしていただくと分かりやすいと思います。朝、登園してきて各自で好きな遊びをしたり、クラスでお散歩に行ったり。お絵描きをした日もありました。給食を食べて少し経ったらお迎えの時間。その後は毎日数人残って、個別に課題をやります。個別の課題は、今その子が何を課題としているのかに合わせて先生と一対一で行っていました。例えば、手先を動かすことが苦手な子はボタンをとめるボードで遊んだり、ボディイメージが未熟な子はマットで転がって遊んだりしていました。

施設によっては一日ずっと保護者も一緒に過ごすところもあるみたいです。

私が入っていたクラスは週5で通っている子もクラスでしたが、地域の幼稚園や保育園と併行して通う週1回のクラスもありました。



私はここに通ってくるような子やその保護者を支えたいです。

現状、以前よりもマシになったとは言え、障害をもって生きていくことはまだまだ難しい社会です。先ほど、障害がある未就学児が過ごす場所として地域の園を挙げたけれど、障害を理由に断られるという現実もあります。
(じゃあ、入園を拒否された子はどうやって必要な経験を積み重ねるの?って思います。もうちょっと寛容に受け入れてくれたらなあ。。)

例えば、自分の気持ちと相手の気持ちが違うことすら知らなかった幼児が友達を思い合って一緒に目的を共有して遊べるようになるためには、子ども同士のすれ違いや上手く遊べなかった経験も必要です。それは大人とだけ関わっていても経験できません。園では教師の支えのもとにこのような経験をして、遊びの中で協同性や道徳心、言葉による伝え合いなど様々な力を身に付けていきます。

療育機関は園に比べて子どもの数に対する大人の数が多いです。そのため発達がゆっくりだったり、凸凹が大きい子も手厚い支援の中で子ども同士で関わって経験を重ね、その子のペースで成長していけると考えます。

週1で通う子にとっても、支援が厚い環境で友達とのやりとりや関わり方を学ぶことで園で楽しく過ごせたらいいなと私は思います。


保護者も支えたいって思うのは、保護者に心の余裕ができたらその子も幸せになれるからです。

障害がある子の保護者の方の中には、他に相談できるところもなく苦しんでいる方もいます。「一緒に子育てをしていく仲間」として関係を築いて、保護者も子どもも幸せな社会になったらいいなって思います。


私は一人でも多くの人に幸せに生きてほしい。

それは障害があってもなくても一緒です。

そんな世界を実現するための私なりの方法が障害がある未就学児への支援です。二次障害を防ぐためにも、早期の関わりが重要だと考えています。


私は夢を叶えるために療育機関を運営している法人に就職することにしました。その法人は療育機関以外にも就労支援や生活支援の施設も運営していて、どこに配属されるかは運次第です。ただ、大人対象の施設でも、子どもの将来像を知れるという意味で勉強になるんじゃないかなと思っています。

また、いつかは知的特別支援学校の幼稚部で働きたいという夢もあります。そのために、特別支援教育も幼児教育もどちらも学び続けていくことが必要だと感じています。


今の私には難しいかもしれないし、背伸びをした夢なのかもしれない。けれど、夢を叶えるため、まずは置かれた場所で一生懸命頑張りたいです。





*まだまだひよっこなので間違っていることがあるかも知れません。
間違いに気付いた方はコメント欄で優しく教えてください。


最後に、
夢を語る機会をくれてありがとう。




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