ずっとわからなかった数学の答えみたい by 槇原敬之
こんにちは!
先日、落語家の立川キウイ師匠から粋な返信メッセージをいただきました。
それは、
キウイ師匠がイエローモンキーの吉井和哉さんと同じ学年だと気づいたので、
それをお知らせさせていただいたときのお返事です。
(キウイ師匠は1月生まれなので、同い年というより同じ学年のほうに注目させていただきました!)
実は、、、
落語家のキウイ師匠は音楽や映画、激辛ラーメンに造詣が深いだけでなく、
社会問題にも関心が高く、最近のやるせない社会情勢に胸を痛めておられました。
そんなことから、私は、
イエローモンキーの「JAM」の主人公とキウイ師匠のお姿がかぶり、ツイートさせていただいたのが、きっかけでした。
〈 イエローモンキー, JAM 〉
私のこのツイートに対して、、
キウイ師匠から、
次のようなお返事をいただきました。
ずっとわからなかった
数学の答えみたい
同じ学年の年齢なんて
もう偶然でしかない
わっ!?
このメッセージ、槇原敬之さんのファンの方々なら、感嘆されるのではないでしょうか!
このメッセージは、槇原敬之さんの楽曲「僕の彼女はウェイトレス」の次の歌詞をもじった返信だったのです!
さすが音楽ファンの落語家・キウイ師匠!
やりとりの直前、
私が次のようにつぶやいていたので、それを見かけて、キウイ師匠はサッとひねりの効いた返信をくださったのです!
といっても、キウイ師匠は、
「ひねれてないです。(笑)」
と、ご謙遜されています。
さすが落語家さんだなぁ、
と私は感嘆しました!
原曲はこちらです。
優しい歌詞とアップテンポなサウンドが印象的な楽曲です。
次の動画には、歌詞の字幕もついていますので、
どうか歌詞もかみしめながら聴いてみてください。
〈 槇原敬之, 僕の彼女はウェイトレス 〉
それでね、、
この曲は、槇原敬之さんの初期の作品で、
1991年リリースのセカンドアルバム『君は誰と幸せなあくびをしますか。』の1曲目に収録されています。
1曲目に短いインストゥルメンタルが挿入されていますので、厳密には2曲目なんですが、
実際はこの曲からアルバムの幕が開けたような気持ちになりますので、、
セカンドアルバムの1曲目
そんなふうに私は感じています。
それで、
槇原敬之さんの曲すべてにいえることですが、
やはり歌詞がいい!
槇原敬之さんファンで、熱心に情報を発信されている まりんさんからも、
次のようにメッセージをいただきました。
私はこの曲も好きなんですけど、
初めて聴いた時、一瞬「え?!数学?」って思いました(笑)
歌詞に”数学”って言葉を使っている曲って、
聞いたことなかったので😅
自分だけかも知れないですけど、
マッキーには普通あまり使われないような言葉を使っている曲が結構多い気がしてます。
まりんさんの言う通り、、
本当に槇原敬之さんは、日常の何気ない景色を切り取って、絶妙な歌詞で表現しています。
私も聴いていて、ハッとさせられることがあります。
そんなところもマッキーの音楽の魅力ですよね。
そういえば、
まりんさんも、立川キウイ師匠のひねりのあるメッセージに喜んでくださいました。
「僕の彼女はウェイトレス」の歌詞に戻りますが、
この曲には90年代の恋愛のときめきが、ギュッと凝縮されています!
リアルタイムで90年代を過ごした私にとって、
この曲からは、90年代の恋愛感がひしひしと伝わってきて、胸がキュンとなるのです。
たとえば、
次の歌詞をみてください。
なにげない歌詞に見えますよね、、
でもね、、
同じ状況でも「現在」と「90年代」ではまったく事情が違うのです!
当時は携帯電話もありませんでした。
つまり、
朝、一度仕事に出かけると、帰ってくるまでパートナーの人と連絡がとれないのです!
なんて寂しいのでしょう。
だからこそ、この曲の主人公は、
夜、眠そうな恋人と会えるのを楽しみにして、、
ドキドキしたときめきを抱きながら、お仕事に励んでいるのです!
今はスマホで、LINE やメールができるので、
お仕事に行っても、ちょっとした休憩時間に気軽に連絡が取り放題ですよね!
夜、家で待っているほうも、相手の帰りが遅いようなら、
「今日は先に寝るね! お疲れさま。おやすみなさい」
と、LINE でアナウンスすることもできます。
こちらも
「僕ももうすぐ帰ります。おやすみなさい!」
と返信してから、家に帰れます。
つまり、
何が言いたいかというと、、
「夜、眠そうな君が出迎える」
という感動が、現代ではなくなってしまったのです!
たとえ出迎えてくれたとしても、その感動が違うのです!
朝、お仕事に出かけて、
「君」はどうしてるのかなぁと考えながらも一生懸命頑張って、
時には苦しい思いをして、
やっと1日が終わった!
と長い時間を経た後に、君が出迎えてくれる感動。
90年代の恋愛には、そんなドキドキがあったなぁ、とこの曲を聴いて思い出しました。
しかも、歌詞に「数学」という言葉が使われている貴重な曲です。
数学を専門とする私は、うれしく思いました。
この曲のオフィシャル動画を聴いていただくと、アルバムの1曲目のインストゥルメンタル(どんなときも。)から忠実に再現されています。
やっぱりこの曲「僕の彼女はウェイトレス」は、セカンドアルバムの1曲目なんです!
それでは、オフィシャル動画へのリンクを貼りますので、
今度はインストゥルメンタルからこの曲への流れを味わいながらお聴きください!
というわけで、
今回はここまでとなります。
それではまた!
〈 槇原敬之, 僕の彼女はウェイトレス 〉
■ 執筆者 : 松岡 学
高知工科大学 准教授, 数学者
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