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春のコンサート

4月3日(日)はミクロコスモス主催「春のコンサート」。
2020年4月に予定していたコンサートの延期が続き、ついに来月演奏の運びとなりました。

宗教曲を中心とした弦楽や合唱の作品をお届けします。

メインプログラムは、ハイドン/ミサ曲/第5番「神なる聖ヨハネのミサ・ブレヴィス」。
Haydn : Missa Nr.5 in B “ Missa brevis Sancti Joannis de Deo”(kleine Orgelmesse)

他には、
グルーバー/ドイツミサ曲 F.Gruber : Deutsche Messe in D
M.ハイドン   サルヴェ・レジーナ M. Haydn : Salve Regina MH643
アリアーガ  オ ー・サルターリス J.Arriaga : O salutaris
こちらの作品を演奏いたします。

….グルーバー?
M.ハイドン?…ハイドンと違うの?
アリアーガ???
と、思われた方も多いと思います。

グルーバー(1787−1863)は「きよしこの夜」の作曲したオーストリアのオルガン奏者でもあり、学校教師。
今回演奏する「ドイツミサ」はシンプルながらも味わい深い温かみのある作品です。

M.ハイドンは、ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)と言い、よく知られているフランツ・ヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟です。何曲か「サルヴェ・レジーナ」を作曲しているのですが、その中でも今回演奏する作品は軽やかで華やかな雰囲気があり、ぜひこの機会に聴いていただきたい作品です。

また、アリアーガ(1806−1826)スペインのモーツァルトと称される作曲家。そのように呼ばれるのは、モーツァルトと誕生日が同じだからということもありますし、父親の教育で幼い頃から音楽の才能が開花したとうこともあるのでしょう。ただ、残念なのは20歳の誕生日の前で病死しているということ。長く生きていれば、もっと知られる作品が残せたのではないかと思います。
今回演奏するのは、「O salutaris」( オーサルターリス)訳すと「おお、救いの生贄で」と何のこっちゃ?と思われるでしょうが、教会で歌われる宗教曲をマエストロ久保田洋が編曲しました。

珍しい作品をたくさん散りばめた演奏会となっています。
春のひと時、ぜひお楽しみいただければありがたいです。

指揮:久保田洋 ソプラノソロ:中村初惠
演奏:ミクロコスモス室内合奏団
合唱:スプリングクワイア みさと混声合唱団「こもれび」


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