ライブカメラマンという仕事
初めまして、カメラマンのゆうと。です
今回はカメラマンという中でも特殊なジャンルである、
ライブフォトカメラマンという仕事にフォーカスをあてて
お話したいと思います。
『はじめまして』の方はこちら↓↓↓
まずは経歴から...
2015年音楽専門学校にてギター/ベース楽器製作を学びバンドのT.E.C.ローディーとして働く傍ら、
趣味としていたカメラを本格的に活動し、フリーランスとして独立。
2017年ROCK IN JAPANFESでの撮影を皮切りに大型フェスでの撮影や
有名バンド様や事務所との取引や撮影などフリーランスとして数々のアーティストと交流をしてきました。
学生時代ではバンド活動を主にしライブハウスでの経験や知識を生かし、現在では現場でカメラマンとして撮影に挑んでいる。
バンド以外にも、アイドルやボーカルユニット、また韓流など国外などの来日イベントでの撮影にも参加。
ツアーでは日本全国を回り、
海外ツアーにも積極的に参加し、中国や台湾、イギリス-フランスを含むEUツアーなどに同行。
カメラは独学で学び続け写真家として活動中
・ROCK IN JAPANFES 2017~19`
・COUNTDOWN JAPAN 2018~20`
・FUJI ROCK FESTIVAL
・SUMMER SONIC
・FREEDOM NAGOYA
・氣志團万博
・DEAD POP FESTiVAL
・JUNE ROCK FESTIVAL
・イナズマロック
・RISING SUN ROCK FESTIVAL
などの大型フェスでの撮影
↑ROCK IN JAPAN2019
バックドロップシンデレラDr.鬼ヶ島一徳さん&ばーばら兄やん ph by えみだむ姉さん
ライブカメラマンとは
そもそもライブカメラマンの仕事といえば
・ライブ写真撮影
・オフショット撮影
・アー写撮影
・CDジャケット写真
・ポスターやフライヤーなどの制作なんかも。
他にも音楽ナタリーさんやSPICEさん
また音楽雑誌などのレポート写真や宣材写真などの撮影なんかもあります。
ひとによっては音楽雑誌の表紙撮影をされている方や
写真と並行してイラストやデザインなどもしている方も。
スチルカメラマンとムービーカメラマン
音楽業界と関わるカメラマンの仕事は上記のもの以外にも
映像の仕事もあります。 それがムービーカメラマンです
ちなみに写真(静止画)の事を“スチル”という事が多い。
ライブ撮影をする人の中にはこういった映像仕事をする人も多く、
その内容としては
・MV(ミュージックビデオ)制作
・ライブクリップ(ライブ映像)
・ダイジェストムービー
・ツアー同行ムービー
・レポートムービー
・ライブ配信
などなど
最近ではInstagramのストーリー機能やTwitter、TikTokなど
動画も身近になり、ライブの模様をダイジェストムービーとして
即出しし、その日のうちに公開ということもあったり
後日曲ごとに公開したりなどもあります。
また、昨今ではコロナによりライブ配信の需要がとても増え
さらに人手も必要であったりなど、コロナ以前より忙しいという声も
多々耳にします。
ムービー現場で大変人手が必要であったり
スチルよりも編集に時間がかかったりなどの理由から
大小様々なクリエイターチームや会社があったり、
フリーランスとして1人でまわりつつ、他カメラマンと連携したり
アシスタントを募集していたりなどもします。
正直なところ映像というのは手間や時間などもかかる事や
需要も以前より高まっていることからギャランティも高く
スチルからムービーに移行する方も多くなりました。
ライブカメラマンという生き方
先述したとおり音楽に関わるカメラマンの仕事というのは
なかなか限定的な仕事であり、狭き門ではあります。
そして何より断言しますが...マジで儲からんです。(笑)
それはなぜなのか。。。ここから夢のない話ですが
まあまず依頼してくれるバンドが金銭力がない。
ということも大いにあるかとは思います。
付き合ってはいけない3Bに例えられる程ですからね笑
バンドマン バーテン 美容師(個人的にはベーシストもだと思うw)
ただこのバンドマン金ない問題は大前提と思って下さいw。
それと別として僕が思う理由がもう1つあります。
それは“SNSというコンテンツ”です。
昨今のライブ写真の需要はほぼSNSに載せる為
というのがほぼですが基本SNSというのは“無料”ですよね。
そこに載せる為だけにお金を払うのもとても大変な事です。
でも僕たちカメラマンも時間という財産を削って
撮影に出向くわけです。
なのでギャランティはしっかりもらいましょう。
...とかいうとちょっとイヤらしくきこえますが
ギャランティとは言っても何も
お金だけじゃありません
ライブ撮影というのは人に教わってなれるモノではありません
これはなにもライブ撮影だけでなく居酒屋のバイトでもサラリーマンにも言えるとは思いますが
何よりも現場、ライブハウスででしか培えない事が多すぎるからです。
僕も『普段どうやって撮ってますか?』と聞かれる事が多々ありますが
毎回『ノリと勘っす!』っていうしかないくらい現場で多くを学んで身体に染み込ませてきました。
そして何より音楽業界で大切なのは
“人との繋がり”です。
これも音楽に限った話ではないですが
横の繋がりというのは、
自分の世界を、見聞を広める機会であり
仕事を掴み取る絶好のチャンスです。
なのでここでいうギャランティというのは
『経験』や『繋がり』の事です。
これらは本当に自分自身の財産であり
次にお金というギャラを作る足掛けです。
ただ、ライブカメラマンというのは
生業として仕事としてやっていますが
もちろん中には趣味として本気で楽しく
撮っている方も少なくありません。
一度は本気で目指した、という事も多々聞きますし
アルバイトをしながら休日や空いた時間に撮られていたり
写真スタジオで仕事をしていたり
普段は商業写真を撮られていたり、
サラリーマンをしながら、ライブカメラマンをされている方も
多くいらっしゃいます。
もちろんカメラマン一本で生計を立ててる方も沢山いらっしゃいます。
でも共通としてライブカメラマンはみんな
本当に楽しそうに写真を撮るし
人の写真や自分の撮った写真をみている時も
そして音楽の話をしている時も笑顔でしょうがないですよね笑
僕も撮影中も仲間のライブを見るのも
音楽の話も大好きでたまりません!
辛い事も沢山ありましたが、それも含めて今は楽しめています笑
沢山の人との出会い
沢山の仲間に出会い
バンドのお客さんから応援してもらえたり
いろんな大先輩方に怒られ励まされ教わって
後輩からの学びも多くて、年下の思えないような
奇想天外な作品で刺激を受けて『悔しいいいい!』と思う事も
歯を食いしばって辛い思いも沢山、本当に沢山ありました
これからも沢山あると思います。
今までついていたバンドのカメラマンをクビになったり
せっかく撮った写真を無下にされたり
現場で一人ぼっちで肩身の狭い思いをしたり。
でも、それでも彼ら彼女らの音楽が
いくらでも僕らを震え立ち上がらせてくれるし
お客さんやメンバーが、そして何かのきっかけで
学生時代の友達や、はたまた家族が
『すげぇじゃん!良い写真だ!』って言ってもらえた時
全てが報われます。
音楽家は情熱論で語る人間が多いですが
僕もその一人で話も説明は下手くそですが
今まで感じてきた事や経験を
一生懸命にこのnoteに詰めて
また更新しようと思います。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
また次回も懲りずに読んでいただけたら
幸いです。
最後に...
最後に、一番下までよんで下さったあなたに
ささやかな僕なりの贈り物です。
前回も公開したLightroomのプリセットですが
好評で嬉しかったのでライブ用の新しいプリセットを用意しました。
サラッとしつつも僕の好きな明瞭度を生かしたプリセットです。
参考になるかわかりませんが使って頂けたら嬉しいです。
ギガファイルのurlは公開から2ヶ月間期限 1月9日までですのでお早めに。
使って頂けたらリプライでもDM、知り合いならLINEでも
使用写真と感想楽しみにお待ちしていますので
どうぞよろしく。
それでは。
ゆうと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?