ドラゴンのエッセイ よく見る夢①
今月はNさんとカラオケ行けたらいいなと話しているが、実現するかはまだ不透明というのが正直なところである。このままだとまたネガティブスパイラルに入りそうなので、今日はよく見る夢の話を書いている。あまりにも長いので複数回に渡って連載という形をとらせていただく。夢というより妄想に近いが、小説を読むような雰囲気で付き合ってもらえたら嬉しい。
夢の始まり
俺は一度だけ、数日に渡ってストーリーが繋がった夢を見たことがある。その夢の始まりは会議室だった。
そこにいるのは俺とNさん。そして見覚えのない男性が数人、全員マスクをつけている。部屋には机とホワイトボードがあって、そこにはこう書かれているのだ。
「D&D ファーストライブツアー 絆」
最初のDはドラゴン、つまり俺だ。そして次のDは歌姫を現す「DIVA」の頭文字だ。歌姫とはNさんのことである。
‥‥と、ここまで俺がすんなり状況を理解したのには理由がある。noteを始める前に誰に見せるでもなく書いていた文章で、Nさんとユニットを組んでライブツアーをやるという妄想をしていたのだ。「これ俺の妄想そのままじゃん」と思った。つまりこれは夢だと気づくわけだが、俺は夢でもいいから「Nさんとライブの打ち合わせをしている」というシチュエーションを味わってみたかった。
アルバムをリリースしよう
ところがこれはライブの打ち合わせではなかった。ホワイトボードにはそう書いてあったが、俺がそれを中断したからだ。理由は、「ツアーやるならまずアルバム出したいよね」というものだった。というわけでアルバムの打ち合わせをしていたのだ。
ここからが夢のくせにめちゃくちゃディテールが細かい。まずライブで2人で歌いたい(カバーしたい)曲を1人15曲ずつ、計30曲を持ち寄る。そして、それぞれが選んだ曲の中から5曲ずつ、CD化したい曲を決定するのだ。これで計10曲のカバーアルバムが出来上がる。
そのあとはお互いが「相手にソロでカバーしてほしい楽曲」を1曲決める。これで通常盤ボーナストラックまで抜かりはない。ソロ曲はいつの時代も需要がある。
特典映像の打ち合わせ
通常盤について決めたら、当然初回盤は? という話になる。そこで初回盤2種類の特典映像についても話し合った。
まず初回盤Aだが、これにはリード曲のミュージック・ビデオとメイキングが相応しいだろうという話になった。ではリード曲をどれにするかという話だが、これはNさんとのカラオケで初めてデュエットしたKinKi Kidsの「ボクの背中には羽根がある」がいいと俺が強めに主張して決まった(笑)。この辺りが夢たる所以だ。
初回盤Bの特典は、アルバムのレコーディングドキュメンタリーと2人のスペシャル対談。これを決めたのも俺なのだが、夢だからかNさんは微笑みながら「それ、いいじゃん!」と言うだけである。こうなると俺はもうプロデューサーである。控えてくれるスタッフは必死に予算の計算をしていた(笑)。
初日はここで目が覚めた。ここまでキリがいい夢も珍しいが、俺の記憶上そうなっているから仕方ない。
次回予告
さて、ここまで決まったらいよいよ実働だ。が、この続きは次回。ちなみにこの連載、今月いっぱいくらいは書く予定なので乞うご期待!