【推しの作品を語る】リニューアル初回 「Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR"」/SMAP
みなさんこんにちは😃
ドラゴンです🐲
今回は、リニューアルした定番企画「推しの作品を語る」の初回です!
この先どんな状況になろうとも、好きなものはずっと好きでいようと決めた私にこれからもお付き合いください!
さて、リニューアル初回のテーマはSMAPのライブ作品「Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR"」です。本編から特典まで、この記事で一気に語ります。最後までよろしくお願いします!
今回は、初めてこの作品を見た時と、先日改めて見直した時の感想をミックスしてお送りします。
ガッツリネタバレを含みますのでご注意ください。
本編映像
オープニング
この作品は、私が最初に見たSMAPライブです。オープニングから「さすがSMAP!」と思いました。
登場シーンがどこかのスパイか、それとも怪盗チームかと思うようなカッコ良さなんです。メンバーは敵に命を狙われていて、それぞれの日常をこなしながら鮮やかに敵を振り切っていきます。しかも自動車やバイクに乗って登場するなど、小道具にも余念がありません。
私が特に印象的だったのが、木村拓哉くんの登場シーン。一際大きな歓声が上がっていました。それもそのはずで、木村くんはシャワー中に命を狙われるんです。なのでステージに現れた時は、当然ですが上半身裸。そのまましばらく敵をあしらったり、女性ダンサーと踊ったりします。
本来ならここで1曲目にいっても十分な演出です。しかしそこは天下のSMAP。これだけでは終わりません。
華麗な動きで1曲目「Mr.S -SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-」の衣装に着替えるんですが、着替えが完了すると現れたのはSMAPではなく女性ダンサー。冒頭からイリュージョンが見られるんです! 「マジック」という行為そのものが持つ怪しげな空気感が楽曲とマッチする最高のオープニングだと思います。
そこからはもう興奮を通り越して感心するしかありませんでした。2曲目「シャレオツ」ではさっきまで着ていたスーツをもう脱いでしまいます。SMAPともなると、衣装の使い方も贅沢です。
挨拶
初めて見た時に感じたのが「挨拶の短さ」でした。
他のグループは大抵、ファンの皆さんと何回かやり取りをします。ですがSMAPのやり取りは非常に簡潔で、かと言って簡素すぎるという印象もありませんでした。
ライブ作品を観る人の中には、実際の会場と同じような空気感を味わいたいという人もいるでしょう。しかし私はどちらかというと、あくまで作品として鑑賞しているタイプです。なのでSMAPの短い挨拶を見た時、とても潔いグループだという印象を受けました。
シングルメドレー
「Mr.Single #1」というジャンクション映像を挟んで始まるのが、怒涛のシングルメドレー。しかもメドレーの1曲目は、2曲の中からファンの声援が大きい方をその場で歌う(選ばれなかった方は次回公演に持ち越し)という斬新なシステム。しかも、シングル曲という縛りがある中で毎公演それをやるというのは、相当な数のヒット曲がないとできないことだと思うんです。しかも、もとからメドレーや今後のセットリストに組み込まれている曲は外さなくてはいけません。そのキツい縛りの中であれだけ豪華なメドレーをできるというのは、やはりSMAPだからです。
今回はメドレーの前半と後半で特に印象的だった曲をピックアップします。
前半で印象的だったのは「ココカラ」。トロッコに乗って反対側のステージまで移動する曲なんですが、草なぎ剛くんのソロパートで、メンバー全員が自分のマイクを剛くんに向けるという場面があります。それに対して剛くんは怒るわけでもなく「今日ビデオ撮りだよ! ちゃんと歌いたかったなぁ」と少し寂しげに呟くだけ。さらに、剛くんの様子を見た木村くんが「ドンマイ」というように肩を叩くんです。それを見た他のメンバーは楽しそうに笑っています。
これこそがSMAPというグループが持つ空気感なんです。初めて見た時に、特に木村くんの表情が他では見られないものだと感じました。
後半は「Mr.Single #2」からスタート。ここでも2曲の中から、メドレーの最初を飾る曲がその場で選ばれます。ただし選ぶのはファンの方ではなく、SMAPに縁がある有名人の方です。作品に収録されている回には、後輩のKis-My-Ft2が登場。彼らが選んだ「朝日を見に行こうよ」からメドレーがスタートしました。ヒットシングル「BANG! BANG! バカンス!」と当時の最新シングル「Amazing Discovery」。前半を締めくくるに相応しいメドレーでした。「BANG! BANG! バカンス!」では香取慎吾くんのパートを稲垣吾郎くんが横取りするというライブならではのことがありました! ビデオ撮影の時に限ってふざけにいくのがSMAPです。でもそうすることによって、ライブでしか見られないはずの瞬間を現場にいなかった人でも共有できるんです。これがアイドルのサービス精神というものだと思いました。
後半戦
本編映像ではMCはカットされ、そのまま後半に突入します。後半のスタートを飾るのは稲垣くんと草なぎくんのユニット曲「DaDaDaDa」。さらに慎吾くんのソロ曲「SKINAIRO」と続きます。
ユニット曲では他メンバーを巻き込んでダンス、慎吾くんのソロ曲では、自身がデザインしたキャラクター「黒うさ」も登場するなど、2組とも素晴らしいパフォーマンスでした。
ここで注目したいのが、ソロ/ユニット曲が前半で1曲も出なかったこと。普通なら前後半に半分ずつ振り分けると思うんです。ですが今回のライブではソロ4曲、ユニット2曲のすべてが後半に集中しています。ずいぶん攻めた構成だと感じました。
そこからはクールな楽曲が続くシングルメドレー。「Battery」、「ダイナマイト」、「$10」と続きます。このうち「ダイナマイト」と「$10」は、このライブのために新しくアレンジされたもの。さらに「Battery」も、カップリングに収録されたリミックス音源です。このライブのために新しく繋ぎ直したメドレーということになります。豪華なセットや映画のような映像だけでなく楽曲のアレンジ変更までできてしまうのも、SMAPだからなのでしょう。
さらに続く「Mistake!」はシングルバージョンです。アルバム「Mr.S」ではオケを完全にリニューアルさせたアルバムバージョンでの収録でしたが、そっちは披露されないというサプライズ(アルバムバージョンはジャンクション映像のBGMとして、ボーカルを抜いた状態で使用)。次に何が待っているのか予測できない展開で、最後までワクワクさせてくれます。
キャラクターコーナー
続くジャンクションは「ミッション」と題されていて、SMAPメンバーが今まで演じてきた様々なキャラクターに扮して登場します。その指令を出すボスを演じるのは、なんと明石家さんまさん。確かに芸能界史上最強のMr.Sとして納得できる人物ですよね。
ここで印象的だったのは、慎吾くんと中居正広くん。慎吾くんは社会現象にもなった「慎吾ママ」で登場し代表曲「慎吾ママのおはロック」を披露したんです。テレビやライブに登場したのは実に10年以上ぶりだったとか。私も映像で見たのすらこの作品が初めてだったので、めちゃくちゃ感動しました。
中居くんは、「スルメさん」というキャラクターで登場。中居くんがプロデュースを手がけていたユニット「舞祭組」の大ファンというキャラクターです。実はスルメさん、舞祭組のデビュー曲「棚からぼたもち」のMVにも出演していて、今回初めてファンの方たちの前に登場というタイミングでした。
スルメさんは舞祭組のメンバーや中居くん、そしてKinKi Kidsの2人のうちわを持参。それぞれを盛大にいじって会場の笑いを誘います。そして最後には「てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ 〜だれのケツ〜」をダンサーと一緒に全力でパフォーマンスします。
今回のアルバムで、1人だけソロ曲がなかった中居くん。そのせいもあるのか、とても爆発していました(いい意味で)。
木村くんソロ曲
木村くんのソロ曲「One Chance!」では、エレキギターを背負って登場。周りではたくさんのダンサーが、人生の楽しさを表現するような自由な踊りをしています。
この曲は木村くんもお気に入りのようで、グループ解散後に行われたソロツアーでも毎回披露されています。木村くんファンの方はこの作品でのパフォーマンスも要チェックです。
続く「よわいとこ」では、今までギターを持っていた木村くんがダンス。ユニットの相方である稲垣くんがギターを弾きます。SMAPのギタリストといえば木村くんと草なぎくんというイメージだったので、少し驚きました。
ちなみに、慎吾くんも「SMAP×SMAP」の歌のコーナーでギターを披露したことがあります。SMAPは、メンバー4人がギターを弾けるグループということになります。そして中居くんは作詞作曲ができる。ミュージシャンとしての才能も併せ持ったグループだったということです。
稲垣くんソロ曲
稲垣くんソロ曲「Dramatic Starlight」は、激しめのダンスナンバー。誠に失礼ながら、私は稲垣くんに対して「ダンスが上手い」というイメージを持ったことがありませんでした。過去のソロ曲でもダンスをメインにしているのを見たことがなかったからです。むしろ「彼はダンスが下手なのかもしれない」とすら思っていました。
ですが今回のパフォーマンスで、そのイメージは覆りました。
確かにSMAPで一番ダンスが上手いのは稲垣くんではないのかもしれません。それでも「彼がダンスが下手だ」というのは間違った認識でした。もっと言えばSMAP5人とも、ダンスにおいて他のグループにはない独特の迫力を持っています。確かにデビュー当時は、稲垣くんだけでなくメンバー全員ダンスが下手だったのかもしれません。しかし20年を超えるキャリアを積んでいく中で、徐々に自分のスタイルが確立されたのだと思います。
アンコール
このライブで私が一番驚いたのがアンコールです。
まず衝撃だったのが、アンコールのスタートの曲がソロ曲だったこと。草なぎくんがギターを背負って「藍色のGANG」を披露しました。
当時のテレビ番組で「ギターを始めて数ヶ月なのに、初めて人前でパフォーマンスするのがドームになるなんて」と語っていたことを思い出しました。改めて見てみるとただ弾き語りをするだけでなく、女性ダンサーとの絡みや歩きながらの演奏もありました。いくらSMAPだとは言っても、ギター初心者には難しすぎる演出でした。それを(多少のミスはあったとしても)ツアー全公演やり切るというのは、同じギター経験者として尊敬したいと思いました。
もうひとつ衝撃だったのが、「ラッキーさん」というシステム。アンコール直前のジャンクション映像でランダムに座席を指定し、そこにいる人がSMAPと同じステージに上がれるというものです。私はたくさんのグループのライブを(映像作品として)見ていますが、毎回このシステムを導入してくれているのはSMAPくらいです。
前述のキャラクターコーナーでも木村くんが、ライブ当日が誕生日のファンへ向けてバースデーソングを歌う(しかもしっかり名前も呼んでくれる)ということをしていました。他のグループではあり得ない演出です。もしかしたら、SMAPが最初にやってしまったから他のグループは避けたのかもしれませんね。SMAPを真似していると言われないように、独自の演出を模索したという可能性もあります。
とにかく私には、「ファンをステージに上げる」という演出がすごく画期的に映りました。
エンディング
ラストは「ビートフルデイ」で退場。アルバムの中ではダントツで盛り上がる曲です。オープニングと同じ衣装でしたが、曲によってこうまで印象が違うんだなと驚きました。オープニングでは組織の正装という少し堅いイメージでしたが、エンディングでは「このツアーにおける正装」という雰囲気でした。
一度曲が終わってステージ裏に帰っていったのに、ファンの声援に応えてもう一度登場してドーム内を端から端まで(5人で手分けして)練り歩いてくれるシーンは、映像で見ても興奮します。現場にいたファンの方たちの感動が伝わってくるようでした。
特典映像「Mr.S "saikou de saikou no CONCERT TOUR" SPECIAL MOVIE」
これまでSMAPのライブ特典といえばメイキングがメインでしたが、今回は若干構成が変わっています。MCとMr.Singleのダイジェストを中心に、メンバーの新規インタビューが挿入されます。
ここでは特に印象的だったポイントを挙げます。
それは、インタビューでの出来事です。「SMAPを漢字一文字で表してください」という趣旨の質問がされました。そこで中居くんは「長っ」と答えていたんです。「っ」も実際に入っていました。「長いこと続けてきましたからね。まだまだ続いていくのかなぁ。でも、続いていくと思います。しんどいけど」と(文言は定かではありませんが)語っています。
実際この作品がリリースされた当時は私たちも、そしてSMAP自身も「SMAPはまだまだ続く」ということを疑っていなかった時期です。だからこそ中居くんも冗談混じりで「長っ」と書けたんですね。この映像を2016年のクリスマスに見返した時、受け入れたはずなのに涙が止まりませんでした。あれから約7年が経過してさすがにもう泣くことはありませんが、やはり平常心では見ていられないシーンでした。
まとめ
SMAPの映像作品について書いたのは初めてでした。本編から特典映像まで駆け足で来てしまいましたが、皆さん楽しんでいただけたでしょうか?
私は、SMAPは永久に不滅だと思っています。解散イコール終了ではないと信じています。ただの願望かもしれないけれど、いつかまた5人揃ってステージに立ってくれるのを待っています。そして、同じ気持ちでいて下さる方がたくさんいてくれたら嬉しいです。
ここまで読んで頂きありがとうございました😊
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以上、ドラゴンでした🐉
また皆さんに読んで頂けるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
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