ジャニーズ作品を語るディープ編 「NEWS BEST」ディスク1「ALL SINGLES BEST」
こんにちは😃
ドラゴンです🐲
しばらく前、NEWS20周年企画のごく初期に、このアルバムについての解説記事を書きました。その時ディープ編も上げたのですが、それは初回盤ディスク2のみでした。なので今回はディスク1である「ALL SINGLES BEST」の全曲解説をさせて頂きます。
最新アルバム「NEWS EXPO」が、「アニバーサリー・スーパーベスト」という位置付けだということを最近知りました。なので最新アルバムのリリース前に、この記事を読んで期待を高めていただけたら幸いです。
ですが、開始当初に決めたディープ編のルールなので、ここから先は有料とさせて頂きます。価格は前回「UNRELEASED BEST」について書いた時と同じく1000円、と思ったんですが、長文になってしまったので労力も加味してもう少し上げさせてください。1200円とさせていただきます。その分内容の濃さは保証しますのでぜひお付き合いください。
M1 NEWSニッポン
NEWSのインディーズデビュー曲。全国のセブンイレブンのみで販売という珍しい方式をとったシングルです。
バレーボールの応援サポーターとしてデビューしたNEWS。しばらくスポーツ関連のタイアップが続きます。
実を言うと私はいまだに、当時のNEWSメンバー9人を全員詳しく知っているわけではありません。特に森内貴寛くん、草野博紀くんの2人は、最初声の判別もつきませんでした(内くんはジャニーズの番組に定期的に出ていたのでギリギリ認識はできていました)。
この曲の時点で自信を持って「この人の声だ!」と断言できるのは、山下智久くん、錦戸亮くん、手越祐也くんくらいです。他のメンバーはソロパートがあっても短すぎるか、そもそもソロパート自体がないからです。
単純に私の勉強不足の感も否めませんが、シングル盤でしか9人体制の音源を聴くことができない(アルバム収録時には、森内くんを除くメンバーで歌い直されている)ため、仕方ないような気もします。
シングル盤のカップリングにはテゴマスの2人と森内くんで歌ったユニット曲も収録されているらしいので、持っている方がとても羨ましいです。
M2 希望〜Yell〜
またもやバレーボール関連のタイアップ曲。こちらがメジャーデビュー曲です。
この曲で初めて、加藤シゲアキくんのソロパートが出てきます(サビ終わりの英語部分です)。さらに各個人のソロパートが長くなり、やっと声が判別しやすくなります。
私はメンバー全員に均等にソロパートのある曲が好きです。全員にあるならある、誰にもソロパートがないならそれもまたよし、という考え方です。しかしこの曲には、小山慶一郎くんにだけソロパートがありません。実は小山くんがソロパートをもらえるのはまだまだ先なんです。
曲はものすごくよくて、教科書に載せてもいいような名曲だと思うんですが、その一点だけが残念です。私は小山くんの歌声が大好きなので。
M3 紅く燃ゆる太陽
3曲連続バレーボールタイアップ。この曲で、NEWSのシングルとしては初めての挑戦がされました。
それは、「自分を奮い立たせる歌詞」です。今までの楽曲では、頑張っている「誰か」を応援する、という視点で歌われていました。より具体的に言うならば、「応援サポーターであるNEWSが、選手を応援する」というような内容だったんです。ですが今回、歌詞の主人公は「僕」。自分で自分を応援する、ここぞというときに自ら気合を入れるために聴く曲が初めて出来ました。
同じ応援ソングでも、毎回カラーを変えてマンネリ化を避けています。
ちなみにこの曲は、誰のソロパートもありません。山下くんが熱いメッセージを台詞として叫んでいます。声や叫び方、メッセージの内容までがまだ「少年」という言葉がピッタリハマる感じです。私はこの叫びを聞くと、自分の青春時代を思い出します。当時十代の山下くんが考案した台詞なので、やっぱりあの頃の自分と重なるのかもしれません。
M4 チェリッシュ
バレーボールタイアップ連打が終了すると共に、NEWSのシングル曲初のラブソングが登場します。振り付けも簡単で、メンバーのソロパートリレーが印象的な曲です。ちなみにまだ、小山くんのソロパートはありません。
ジャニーズといえばラブソング、というイメージは強いと思います。ですがデビュー曲をラブソングにすることには、私は反対なんです。
なぜなら、ラブソングはこの世界に溢れているからです。もっと極端に言えば、ラブソングは一番ありふれた音楽と言ってもいいかもしれません。
そんな現状でデビュー曲をラブソングにすると、印象的なフレーズや動きが必須になります。デビュー曲は印象が強ければ強いほどいいので。ジャニーズで例えるとKing & Princeの「シンデレラガール」やなにわ男子の「初心LOVE」がそうです。一般の男性が歌うには少し勇気が必要な、いわゆる「勝負曲」になる必要がある。
「チェリッシュ」は、これらの曲とは明らかに違うと思います。いい意味で「ありふれた曲」だと思うんです。NEWSというグループがある程度認識されてきたからこそ、どの年代の人も気負わず歌える曲が作れたんだと思います。
……もしもキンプリやなにわ男子のファンの方がこれを読んでいたら気を悪くされるかもしれません。要は、私にはシンデレラガールや初心LOVEのようなキラキラソングは歌う勇気がありません、という話です。でも「チェリッシュ」ならなんとか好きな人の前でも歌えそうだな、と感じたんです。シンデレラガールも初心LOVEも、楽曲としては大好きです!
M5 TEPPEN
この曲をもって、草野くんと内くんがNEWSを脱退します。しつこいようですが、まだ小山くんのソロパートはありません。この頃になると、もしかしたら私が小山くんの声を聴き分けることができていないだけ、という可能性もありますが。
1作品空けてまたバレーボールタイアップが復活。しかしこの曲を最後に、バレーボールタイアップは来なくなります(後輩のHey!Say!JUMPに引き継がれていきます)。
この曲には、とても好きなフレーズがあります。「マジでかっこいいやつはいつも有言実行」。有言実行とは、口に出したことは絶対に実現する、という意味です。私はこれに憧れています。私は逆の不言実行(宣言せずにことを成す)タイプだからです。宣言してしまうと、出来なかった時に言い訳が効かないから。
不言実行でもいいと思うんです。やった感を出さなければ。でも私はドヤ顔をしてしまう。ドヤ顔まではいかなくとも、「今から何かします!」という感じが前面に出ているんだそうです(母いわく)。だったらいっそのこと、宣言した通りのことが実現できる人間になりたいと思うし、そうなれるように頑張っています。
M6 サヤエンドウ
映画「ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵」主題歌。このシングルから6人体制となります。
やっと小山くんのソロパートが登場しました! まだ短めですが、確実に判別できました。
内くんや草野くんのニュースを聞いた時、ショックを受けたファンの方が大勢いただろうということは想像できます。しかしメンバーが6人になったことで、各メンバーのパートが均等になったということは、私には嬉しい変化でした。
グループには、エースが必要です。当時のNEWSにとってのエースは、おそらく山下くんや錦戸くんだったでしょう。しかしエースだけではグループは動いていきません。エースメンバー以外も地道な努力を重ねたからこそ、NEWSは復活できたんです。この曲でパートが均等になったという事実を、私はこのように解釈しました。
M7 裸足のシンデレラボーイ
内くんの主演ドラマ「一瞬の風になれ」主題歌。
ジャニーズの楽曲としては珍しく、夢破れた若者について歌った曲です。しかし悲しい歌詞ではなく、「一度挫折したくらいで人生を諦めるな」というメッセージが込められています。
この曲の歌詞は、内くんとNEWSの状況に重ねられるんです。内くんは自らの不祥事をきっかけにNEWSを脱退しました。しかし芸能活動復帰を果たし、復帰後初主演ドラマの主題歌を歌うのはNEWS。しかも歌詞の中には「アスタラビスタ」という単語が出てきます。日本語にすると「また会おうぜ」というような意味だそうです。
確かに内くんは悪いことをしました。それによってNEWSに迷惑をかけたのも事実でしょう。しかし落ち込んでいるだけでは前に進めません。この曲はNEWSと内くん、双方の再出発の曲なのかなと思います。
M8 星をめざして
映画「ハッピーフィート」の日本語版主題歌。日本語版には声優として手越くんが参加しています。
実は前述の2曲は、8人体制でレコーディングされたものだったらしいです。リリース前に2人の脱退があって、急きょ6人で歌った、ということです。
そういう意味では、この曲が6人でレコーディングされた最初の曲ということになります。ちなみにNEWSはこの曲をリリースするまでしばらくの間、グループとしての活動を自粛していました。
「一度死んでまた生き返る」や「目覚めたら君がいて光満ちていた」という歌詞は、当時のグループの状況を鮮明に描写したものだと思うんです。このままNEWSが世間から忘れられてしまう可能性、それ以前にこのまま解散という話もあったといいます。メンバーにとってはまさに「一度死んだ」と思えるような状況だったのではないでしょうか?
しかし、活動再開を待っているファンはいた。目覚めたら、ファンがたくさんいて、ペンライトの光がライブ会場中に満ちていた。活動再開後初のツアーのDVDを見た時、私はこの曲で泣きました。いろんな感情が混ざりすぎて、涙の理由はもう説明できません。
M9 weeeek
大多数の方が、NEWSといえばこの曲というイメージだと思います。
GReeeeNからの提供曲ということで、低音と高音の交わりが特徴的です。手越くんの高音はいつでも綺麗で、小山くんの低音パートは私には低すぎて出せません。それまであまり知らなかった2人のボーカリストを、尊敬するようになったきっかけの曲です。
テゴマスの高音域、山下くんと錦戸くんの中音域、そして小山くんと加藤くんの低音ボイス。すべてが合わさったからこそこれほど世間に認知される名曲になったんだと思います。
ちなみに冒頭の山下くんのかけ声は、彼がレコーディング時にアドリブで入れたものだそうです。4人で再レコーディングされた音源には、確かに入っていません。少し残念な気持ちになったのを覚えています。
M10 太陽のナミダ
山下くん主演映画「映画クロサギ」主題歌です。
この曲は中学生当時、めちゃくちゃ練習した記憶があります。当時の私はまだ変声期前。低い声に憧れて、サビ前までをカッコよく歌えるようになりたかったんです。当時はどうしてもお経のようになってしまってもどかしかった。先日カラオケに行ってこの曲のPVを見た時、当時の記憶が鮮明に蘇りました。
ちなみに今では難なく歌えます。カッコいいかどうかは自分ではよく分かりません(笑)
M11 SUMMER TIME
NEWSの夏ソングといえばこれ! 私はこの曲が大好きです。
その理由はズバリ、推し2人のデュエットパートがあるから。推し2人とは、山下くんと錦戸くんです。
ラストのサビ、順番にソロを歌った直後に一瞬だけ2人で歌います。実は同じ構成は「weeeek」でもあるんですが、そちらは本当に一瞬すぎて捉えきれないレベルなんです。「亮P」のデュエットパートを聴くのであれば、こちらの方がおすすめです!
M12 Happy Birthday
NEWSのアニバーサリーソングといえばこれ! 今でも9月15日(グループ結成記念日)にライブがある時は毎回歌われます。
実は私、この曲にも個人的な思い出がありまして。少し語らせていただきます。
これまた中学生の頃の話です。当時私には好きな先輩がいました。当時放送委員だった私。その先輩の誕生日が、ちょうど私の担当日でした。なので「これはチャンス!」とばかりに「今日は僕の好きな人の誕生日です。その好きな人は校内にいます。彼女に届きますように。お誕生日、おめでとうございます!」という感じでこの曲を流しました。
しかし残念なのはここから。実はその先輩の誕生日を、2日遅れで記憶していたんです。28日だと思っていたら26日だったという大失態。しかもそのミスが先輩とLINEしたことによって発覚してしまいました。しばらくトラウマになりました。
この曲を聴くと、その時の恥ずかしさが思い出されます。ちなみに今では同じミスを二度としないように、祝いたい人の誕生日はすべてタブレットのメモに入っています。
M13 恋のABO
個人的NEWSの好きなシングル第3位の曲です。理由は単純。盛り上がるからです。
この曲もサビまでは低く、サビで一気に高くなる構成です。実は私のカラオケ定番曲でもあります。
最初の低音部分は、喉が開いていなくても出せるくらいの音程です(私にとっては)。そこからサビで高い音を出せるかどうかで、今日の調子が分かります。そしてラストに来る手越くんのロングトーン(ラストサビ前の「揺れる影〜」の部分)をきっちり伸ばし切れるかどうかが最大の山場です。一般的な音域の男性なら、この曲は発声練習にピッタリでしょう。前述のロングトーン部分は、女性が歌ってもとても綺麗だと思います。カップルでカラオケに行った際は挑戦してみるのもおすすめです。
M14 さくらガール
個人的NEWSの好きなシングル第2位の曲です。
実はこの曲、現在私が書いている小説の出発点になった曲なんです。というより「この世界観を文章にしたい!」という強い思いが中学生の頃からありました。
実は、この曲と同じようなシチュエーションを経験したことがります。「今日からこの子がクラスメイトになります」といきなり先生から紹介されたんです。当時私は女子のクラスメイトを迎えるのが初めてで、「なんてことない台詞」ですら交わせないほどガチガチに緊張していました。
その子は足の手術を受けるためうちの特別支援学校に転入してきたのですが、傷が癒えたら元の学校に戻るということが最初から決まっていました。まさに「さくらのような恋」でした。いつまでも続くわけじゃないと分かってはいたけど、好きになっちゃったものはしょうがないですよね。
その子が転入してきたのも、元の学校に戻ったのも冬だったので、毎年冬になると「時期はずれだよなぁ」と思いながらこの曲を聴きます。そしてあの子のことを思い出します。あれ以来連絡とってないけど、元気でやってるのかなぁ、とか。何度春が来ても卒業できない思い出です。
M15 Fighting Man
個人的NEWSの好きなシングルナンバーワンの曲。というのもこの曲くらいからリアルタイムで記憶にあるんです。
ドワンゴのCMで、メンバーがこの曲のサビをアカペラで歌っていた記憶です。NEWSって、全員歌がうまいんだという印象はおそらくここでつきました。
この曲からなのかどうかは定かではありませんが、NEWSはこの前後から確実に「ボーカル」という部分に重点を置いています。このシングルの初回盤には、この曲のコーラスパートだけを残したカラオケ音源が収録されているんです。なので私はコーラス部分まで完璧に歌うことができます。こういった挑戦をするのも、ボーカルに力を入れるという方針の表れではないでしょうか?
私と同世代の方はこの曲、「weeek」と同じくらい馴染みがあるかもしれません。学校の運動会で使われていたんです。歌詞自体も「挑戦」をテーマにしているし、スポーツの応援にはピッタリの曲です。
私はこの曲で初めて、NEWSというグループを認識しました。カッコいい曲だと思って先生に「これ、誰の曲ですか?」と訊いたら「NEWSだよ。嵐と同じジャニーズなのに、知らなかったの?」と言われてしまいました。当時の私は嵐だけが好きで、ジャニーズという事務所の存在も認識していなかったからです。つまりここが、私がNEWSと出会ったタイミングということになります(その当時知っていたのは山下くんくらい)。ここから私とNEWSの歴史が始まりました。そういう経緯があって、一番好きなシングル曲なんです。
まとめ
久しぶりの全曲解説、読んで頂きありがとうございました!
なんとここまで6500字を超えています。飽きずに付き合って下さった皆さま、本当に感謝です。
この部分を読んで頂いているということは、お金を払って下さったということでもありますね。もちろんそれにも大感謝です。重ねてありがとうございました。
お知らせ
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これからも応援よろしくお願いします!
以上、ドラゴンでした🐉
また次回の記事でお会いしましょう!