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機材紹介Vol.2 Momose MTL2-TW/NJ

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Momoseのテレキャスター 2015年3月7日秋葉原にて購入。
アッシュの杢目とゴールドパーツが目を引くけど、一番の特徴は何と言ってもサーモウッドのネック!
倍音マシマシ、音抜け抜群のモダンなギターです。

■スペック

ボディ:アッシュ2P
ネック:メープル(サーモウッド)
指板:マダガスカルローズウッド
スケール:25.5inch
RADIUS:210R
ナット幅:42mm
ナット:OILED BONE
ペグ:GOTOH/SD91-05M N
フレット:JESCAR FW9662-NS
PU:TWANG50 TL
ブリッジ:DEVISER/DTB-1
コントロール:1Vol,1Tone,3Way PU Selector
フィニッシュ:トップラッカー
出荷弦:Elixir NANOWEB Light(.010-.046)

■サーモウッド加工について

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これは自然光で映えるバキバキサーモネックさん

このギターの一番のポイントはやっぱりこのサーモネック。
木材に乾燥・加熱処理を加えることで、木材の経年変化を強制的に進行(=状態を安定させる)させ、反りやねじれに強い楽器ができるんだとか。まさに発想の逆転ですよね。

<Momoseを製作しているDeviser社様の解説記事はこちら>
https://www.deviser.co.jp/momose/about/thermo

表面的なスペックだけ見ると、アッシュ材・無コンターのボディ・3連サドル等、全体的にMomoseらしいトラディショナルな仕様なんですが、このサーモウッドが後述するオリジナリティのあるサウンドを構成しているのかなぁという気がしています。

■音色

もうハチャメチャに煌びやかです。
トレブリーとかTwangって表現される一般的なテレキャスの煌びやかさとは異なる、どのPU、どのポジションで弾いてもプレゼンス成分が混じっている感じ…なんというか、絶対に輝いてやるっていう強い意志を感じます。これがサーモの力…!?

コード弾きは音の分離が良く、特にセンターでは絶妙なギャリギャリ・ゴロゴロサウンドを奏でてくれます。同じく高音域が特徴的なジャズマスターと比較すると雑味が取れていて聴きやすいですね。
ポップスによくあるトライアドの軽めのカッティングサウンドが得意で、バンド内ではハイ寄りの中音域で抜けてくれます。このギターでTMGEを弾いたときはカミソリのようなキレッキレの音になりました笑
ピッキングへの反応の良さも抜群で、これはサーモネックがかなり仕事していますね。レスポンスが電光石火なんですよ。見た目派手だけど、仕事の照会メール秒で返してくれるお姉さんって感じです。?????????

ということで、ピッキングやストロークが強めの自分は割と気を使ってイコライジングをしています。幸い、本体のボリュームの効きが良いので、余分なInputを減らす、みたいなイメージで、バンドでこのギターを使うときは気持ち抑えめのイコライジングで臨んでます。定番のMarshall・JCはハイが耳に痛くなりがちですしね…

弱点を上げるとすれば、一定域以下の低音を歪ませきることが苦手なところでしょうか(自分の音作り問題なような気もしますが…)。
これがテレキャス全般に言えるかどうか不明なんですが、このギターに関しては、低音域より高音域が優先的に歪むみたいなイメージで、ブリッジミュートをするとき等は、歪みの密度が詰まりきらない気がします。まぁ、カッティング専用機みたいな使い方しているので、正直問題はないです笑

■総括

ジャズマスターを1年弾き、スッキリした音の22Fのギターが欲しいなぁと思い、行きついたのがこのテレキャスターでした。
といいつつ、今思うとなんだかんだキャラ強いギターを選びましたね笑 決める前に何十本と試奏したの、懐かしいなぁ…
秋葉原と御茶ノ水を徒歩で数回往復したのはいい思い出です笑
これからも長い付き合いになるでしょう。

ちなみに、見た目の印象でバウムクーヘンちゃんとか名古屋嬢とか、色々あだ名付けてます。擬人化イラスト募集中です。

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