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名曲197 「逆転ロックンロール!!」【草尾毅】[ビーロボカブタック]

ーーやっちゃいな、逆転ロックンロールーー

【逆転ロックンロール】

 特撮作品の中でも、メタルヒーローシリーズはいよいよ埋もれてきている感がある。今回はメタルダー以来の登場で、1997年~98年まで放送されたビーロボカブタックを紹介。今回はエンディング曲だ。

 小さいころはよく見ていた。ビデオに録画して定期的に見ていたような気がする。その記憶はなぜか断片的で、カレーの福神漬けやら、カブタックを思い浮かべて「カブ……」とかぶのサラダを食べるやら、最終回でタッチダウンを決めるやら……断片的。

 けっこうおもしろかったのだが視聴率はそれほど伸びず、翌年のロボタックでシリーズが終了してしまった。次番組でロボコンが復活し、母親はかなり喜んでいたのだが、私はこれまでとテイストが違うのを感じたのか単に成長したのか見なくなってしまった。

 エンディング曲を歌うのはあの草尾毅である。桜木花道やトランクスで有名だ。私にとってはカブタックの声というイメージが先についているがまあ置いといて。

 ようやく本題。

{はなはだ鼻持ちならない 相手がきたぜ ニヒルな顔もアヒルをかぶってるんだろ 油断だんだんしてたら 急に突き飛ばされたぜ イテテ!鼻血ブーメラン ノンノンノンノーン}

{あたまにくるぜ おしりにくるぜ あの娘がほら 期待するぜ 俺はグレイト!}

 小さいころは特に気にもせず歌っていたが大人になったいま、歌詞を見返してみるとけっこう強烈だ。言葉遊びもそうだし、ダジャレも混じっている。これをどう見るかだが、とにもかくにもノリノリなロボたちを見ていると何でもよくなってしまうのだ。

{負けるな 逆転ロックンロール! 男だけに隠されたチカラがあるのさ やっちゃいな 逆転ロックンロール! ガンバればマドンナも応援しちゃうぜ Hey Hey Go Boys!}

 ノリノリのサビである。よくわからないが「逆転」と「ロックンロール」の二単語は妙に盛り上がるし興奮する。それをただ組み合わせただけである。ノリと勢いですべて持っていってしまう力強さが素晴らしい。

「やっちゃいな、逆転ロックンロール」の中毒性は高い。三つ子の魂百までという言葉の通り、妙に頭に残ったまま今日まで生きてきた。ときに勢いが必要な場面で頼りになる曲である。

 ところでエンディング映像がYouTubeになかったのだが、確か締めで「カーブターック」と歌っていたような記憶がある。これはアドリブだったのだろうか。ともあれ、私の部分的な記憶力のよさに我ながら胸を張りたくなるのである。

 書いているうちに本気で見たくなり調べてしまった。上記の動画、小さい頃見ていた方はぜひともオススメ。

          【今日の名歌詞】

あたまにくるぜ おしりにくるぜ

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