名曲938　「BUT - Sherry My Love」【E-ZEE BAND】

ーー存在不明の神曲。情報求ムーー

　今回はいささか不安を抱えて書いている。というのも、今回取り上げる予定の曲を何日もかけて調べているのだが、情報がないのである。なぜなのだろうと落ち込むまでもなく、知名度がないからにほかならない。これぞマイナーアーティストの宿命なのだが、E-ZEE BANDはしっかりしたアルバムも何枚か出しているので、決して隠れている存在ではない。

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　ちょっと恥ずかしいが私が発掘した動画を貼っておくしかない。その中の10分16秒から始まる曲がそれである。これはかなりのヒットであった。シティポップの雰囲気にぴったりな、オシャレで綺麗なサウンドがぶっ刺さったのだ。

　特にラストの優しく降り注ぐ雨のような怒涛のサビラッシュは凄まじい。そのまま綺麗にフェードアウトしていくのも秀逸な表現であった。

　E-ZEE BANDを調べてみると、なんかこうチャラそうな見た目の男がいた。恐らくはその方がボーカルなのだろう。今じゃうわっと思われそうな風貌だったのだが、それとは裏腹にかなりの実力派であった。声質が絶妙なのである。ちょうど70年代と90年代の間のような（80年代というわけじゃないけど）古風なんだけれど綺麗なのである。

　いつしか神曲の部類になってきたので、ついに紹介するに至ったわけなのだが、如何せん情報不足で怖い。もしかしたら違うタイトルなのかもしれない（海外作成のシティポップ動画は結構多い）。でもでも、それより紹介の欲が勝った。そういうことだ。シティポップはいいぞ皆さん。