名曲653 「魔法使いサリー」【スリー・グレイセス】[魔法使いサリー]
ーー元祖魔法少女の力は侮れないーー
【「魔法使いサリー」アニメ主題歌 高音質 OP曲】
いつの世も、魔法少女というのは皆の心の中にいる。その歴史は古く、今回は元祖の魔法少女オープニングを紹介。1966年の作品だ。初期は白黒で放送されていたが、後期からカラー放送になった。当時の少女達の感動が想像できる。
私は当然世代ではないのだが、この主題歌は幼いころから聴いていた。なぜかよし子ちゃんのインパクトが強く、あの何とも言えない顔がたまに脳裏に出てきたりする。ちなみに最終回だけ見たことがある。これがねえ、魔法少女の様式美なのですわ。と、うるうる。
有名な話だが、元々「魔法使いサリー」は「魔法使いサニー」だった。なぜ変わったかというと版権の関係である。サニーはあのソニー(サニーという偽物が出ないように?)が商標登録していたのだった。そこでサリーに変更した。こういう裏事情も楽しい。ほかには「奥さまは魔女」が大ブームになったのでこの作品が生まれたことなど。
{マハリクマ ハリタ ヤンバラヤンヤンヤン マハリクマ ハリタ ヤンバラヤンヤンヤン}
この造語がさっそく素晴らしい。平成、令和でこのような味のある独創性は失われていった。先人の力にはほとほと恐れ入る。以前にも書いた悪魔くんの「エロイムエッサイム」もしかり。作詞は山本清。
{魔法の国から やって来た ちょっとチャームな 女の子 サリー サリー 不思議な力で 町中に 夢と笑いを ふりまくの サリー サリー 魔法使いサリー}
鉄腕アトムにも負けない流れるメロディー。作曲は小林亜星。70年代のイメージが強い氏だが、60年代からカリスマ性を有していたとは。
{ほうきに乗って やって来た ちょっとおちゃめな お姫さま
サリー サリー 魔法の言葉を となえると 愛と希望が とび出すの サリー サリー 魔法使いサリー}
2番もいい。ちゃんとサリーと魔法の特徴を描いている。
さて、このnoteを書くにあたって調べてみたのだが、なんと現代でアレンジされていた。知らなかった。やや冗長だがこれはこれでアリ。いずれこの映像も古臭い扱いになってしまうのだろうか。
でもあっしはこっちのほうが安心するんだなあ。嘘だろと思った方も多いだろう。実は90年代にNHKで放送されていたアニソン特集でこのお三方の歌声をじっくり耳に染み込ませていたのである。録画をしていたので何度も何度も。
こちらもオススメ。ほんとよし子ちゃんのインパクトよ。「びっくりしちゃったなーもう」の名台詞もありますぞ。
【今日の名歌詞】
マハリクマ ハリタ ヤンバラヤンヤンヤン マハリクマ ハリタ ヤンバラヤンヤンヤン