名曲436 「Dancing Queen」【Abba】
ーー爽快感は世界レベル。世界を制した美しいメロディーーー
【Abba - Dancing Queen (Official Music Video Remastered)】
70年代の曲は力がある。それはアニソンだけではない。洋楽もだ。といっても私はメジャーな曲しか知らないのだが、人は皆、それで十分と言ってくれる。音楽の義務教育を身につけるには、70年代の洋楽を聴けと、私の前世が唱えているのだ。よくわからないけどこのハマり具合は何かに導かれているんじゃないかとも思う。
Abbaを取り上げるのは2回目。前回はダークな雰囲気をまとった「Money, Money, Money」を取り上げたので今回は正反対の顔、「Dancing Queen」を。こちらも負けず劣らず有名な曲である。人類一度は耳にしたことがあるだろう。下手したら500年前の人ですら知っていたりして。
{You can dance You can jive Having the time of your life Ooh, see that girl Watch that scene Digging the dancing queen}
前奏のピアノから物語が始まる。目の前に広がるは花園か桃源郷か。
{You are the dancing queen Young and sweet Only seventeen Dancing queen Feel the beat from the tambourine, oh yeah You can dance You can jive Having the time of your life Ooh, see that girl Watch that scene Digging the dancing queen}
酔いしれているとすぐにサビがやってくる。歌詞からわかるように17歳の若者を指している。いかにもそのへんにいそうな少女でもダンシングクイーンになれるのよ。そんなメッセージを抱かせる。ただ韻を踏んだだけではない。
世界を席巻しただけあってメロディーはレジェンド。歌詞もわかりやすくていい。いまじゃTikTokで誰でもスターになれるという点では、40年以上前の曲とはいえ共通している。現代にも生きているということで再評価を望みたい。
それにしてもMVは驚くほどこじんまりしている。Abbaほどの力があれば10倍以上スケールを大きくできただろう。そこはスケジュールの都合があったのだろうか。それとも意図した世界観なのか。
{Anybody could be that guy}
誰にでもできるという歌詞に秘密があるか。そう、リアリティを求めた結果なのかもしれない。あの狭い空間が、どことなくスマホから見る感じとリンクしている気がするのである。
【今日の名歌詞】
You are the dancing queen Young and sweet Only seventeen