名曲14 「ガラスのメモリーズ」【TUBE】
ーー国語の教科書に夏の季語としてTUBEを追加させるべきだーー
【ガラスのメモリーズ(画像を押すとリンク先に飛びます】
夏といえばTUBEである。私とTUBEの出会いは高校生のころであった。シーズンインザ・サンを耳にして太陽が照りつける灼熱の外に出たくなった。心がパァッと明るくなったのを覚えている。
そのほかTUBEは夏の曲を数多く出している。盛り上がる曲あり、バラードありで多彩だ。
その中でもガラスのメモリーズは秀逸である。どちらかというとバラード寄りだが情熱的なサウンドは変わらず。ポジティブな曲に錯覚させる。出だしは何度聞いてもちょっと驚く。
ボーカルの前田さんは伸びやかで張りのある声が持ち味。ガラスのメモリーズのサビは特に伸びる伸びる。こーいしてええええと歌い上げたあとに見逃してはいけないのがバックのコイシテー。きれいなハーモニーが奏でられてクセやくどさがキラキラとかき消されていくのだ。
歌詞も妙な色気がある。{戻りたい 帰れない 素直になれない}と短文で表して、そのままサビで想いを爆発させていく。サビ前の盛り上がりとしてとてもよくできている。
この曲は92年発売されたのだが古臭さがない。TUBEは全体的に新しい。シーズンインザ・サンなど90年代の曲と錯覚してしまうほど(実際は86年の曲)。まだまだ名曲は多い。
【今日の名歌詞】
もう一度 あなたが きつく抱きしめてくれたなら 枯れてた涙キラキラ 溢れてくるでしょう